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2019.06.18

暑い時期も健やかに!熱中症を防ごう

Beauty Column

熱中症 熱中症

暑くなると毎日のようにニュースで耳にする熱中症。
平成29年にはなんと5万人以上の方が熱中症で緊急搬送されたとか。
温暖化やヒートアイランド現象でさらなる熱気に包まれる日本列島において、熱中症は他人事ではありません。
今回は熱中症の発生メカニズムから予防法と対処法をお知らせします!


■体内の水分ってどれくらい?

突然ですが、問題です!

人間のからだに含まれる水分は体重の約何%でしょうか?(成人において)

_@ 30%
_A 60%
_B 90%

正解は、_Aの60%です。

つまり、体重が60kgの場合、約36kgが水分ということです。

意外と水分って多いんですよね。

体内の水分を適正に保つためにも1日に2.5Lの水分摂取が必要だといわれています。

ただ、2.5Lもの水を飲まなければいけないか、というとそういうわけではありません。

通常であれば食事から1.0L摂取され、体内で0.3Lが作られるため、その分を差し引いた1.2Lを飲めばよいということになります。


■熱中症とは?

熱中症とは、高温環境下で起こる健康障害の総称です。

人間は、汗をかくことで体温を平熱に保っていますが、体内の水分や塩分が少なくなると汗の量が減り、身体の中の熱が外に逃げにくくなってしまいます。

またそれにより血液の流れも滞りがちになり、身体の中の重要な臓器まで高温にさらされたりすることにより発症します。

熱中症を起こしやすいとされるのは

・脱水症状にある人
・高齢者、乳幼児
・暑さに慣れていない人
・病気や体調の悪い人

です。

実は、「のどの渇き」を感じた時点で体内の2%の水分が欠乏している状態。

つまり、その時点ですでに「脱水」が始まっているのです。

熱中症予防のためにも、のどの渇きを感じる前に水分を摂取する習慣をつけましょう。

また、熱中症を起こす要因としては「環境」「からだ」「行動」の3つが挙げられます。

_@環境
 気温が高い、湿度が高い、風が弱い……など

_A身体
 脱水症状、体調不良、肥満……など

_B行動
 激しい運動、長時間の屋外作業、水分補給ができない状況……など

これらは一つでも当てはまると熱中症を起こす可能性が高まりますが、複数該当してしまうと非常に危険です。

そのため、こまめな水分補給のみならず、屋外に出る場合は帽子をかぶったり、できるだけ日陰にいるようにする等を心がけましょう。


■熱中症になってしまったら?

 

熱中症が疑われた場合、まずは涼しい場所へ避難することが第一です。

風通しのよい日陰や、クーラーの効いた室内へ避難させましょう。

そして、きついベルトやネクタイ、下着はゆるめましょう

首やわきの下、太もものつけねを中心に身体を冷やしましょう。

次に冷たい水分を摂取させます。

このときの水分は、経口補水液やスポーツドリンクなど、汗で失われてしまった塩分が補えるものが最適です。

万が一、水を自分で飲めない場合は、点滴で補う必要があるので医療機関への搬送が必要となります。

また、呼びかけに応じない、飲んでも吐いてしまうという症状がある場合にも、点滴が必要となるため、医療機関へ搬送しましょう。

これから迎える夏本番。

「熱中症」という身近に起こりうる事態に備えた予防法と対処法をきちんと知り、心配なく存分に楽しんでくださいね!

-参考文献-

  1. 健康のため水を飲もう講座
  2. 熱中症環境保健マニュアル2018

ライター

 
小林未佳
関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。
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