「肌がうるおっている」とは、肌の一番外側である角質層に20~30%の水分がある状態とされています。
角質層の水分量がそれより少なくなると乾燥肌とよばれる状態になります。
肌の水分を守るのが「バリア機能」です。
肌内部の水分を守るだけでなく、化学物質や微生物などの外部刺激が体内へ侵入するのを防ぐ役割もあります。
しかし、このバリア機能が弱ってしまうと、肌と外側に通り道ができてしまいます。
そうなると肌内部の水分は蒸散しやすくなり、外部刺激を受けやすくなってしまいます。
つまりバリア機能が弱まると、肌は乾燥するだけでなく、炎症を起こしやすい「敏感な状態」となってしまうのです。
まずは、バリア機能をこれ以上弱らせないことが重要です。
外出時には紫外線はもちろん、大気汚染などの外的刺激を避ける=アンチポリューション効果のある日焼け止めや化粧下地を使ったり、日々の保湿ケアをきちんと行いましょう。
ただ、スキンケアの中でもバリア機能を弱らせる原因となりやすいのが「洗顔」。
よかれと思って念入りに洗ってしまうとそれがバリア機能を低下する原因に……、なんてこともあるので気をつけて!
洗顔時に特に気をつけたいのが以下の3点!
1. 洗顔時に使用するお湯の温度は「少しぬるいかな?」と思うくらい
これからの季節は寒くなってくるので、ついつい温かいお湯で洗顔してしまいがちですが、実はNG!
肌にとって重要な油分までも流れだしてしまい、バリア機能が弱まる原因となります。
必ず「ぬるま湯」で洗顔するようにしましょう。
2. きちんと泡立てて、泡を転がすように優しく洗う
汚れが気になるからといって、ゴシゴシと洗うのはNG!
摩擦が肌の負担となって、バリア機能が弱まってしまいます。
しっかりと泡立て、手のひらではなく泡で洗うように意識してみましょう。
3. タオルで水分を拭くときはそっと抑えるように
最後の最後、タオルで顔を拭くときまでしっかりと気をつけましょう。
丁寧に洗ったのに、最後にタオルでゴシゴシと拭いてしまうと、せっかくの苦労が水の泡。
タオルをそっと肌にあてて、水分をタオルで吸い取るようなイメージで優しく拭きましょう。
→正しい洗顔方法を詳しく見てみる
弱ったバリア機能はすぐには回復することができず、その間も外部刺激を受け続けてしまいます。
そのため、回復するまでの間、肌を守ってあげることが必須。
そういった考えでつくられたスキンケアシリーズが「フイルナチュラント エクスバリア」。
乾燥や肌あれといった敏感症状に悩む「弱バリア肌」を芯から立て直すスキンケアシリーズです。
保湿成分「サクランTM」をシリーズ全品に配合し、肌の上に「擬似バリア膜」を形成。
弱ったバリア機能の代わりに、肌内部の水分蒸散を防ぎながら、外部刺激から強固に守ってくれます。
個人的に、特にこれから乾燥がひどくなる季節におすすめしたいアイテムが「エクスバリア リペアクリーム」。
前述した「擬似バリア膜」の形成を一番担うのが、スキンケアの一番最後に使うこのクリームなんです。
うるおいがギュッとつまった濃厚なクリームが肌上でほどけるように伸び広がり、「あっ、守られている」と肌で感じることができます。
このリペアクリームを塗って寝た翌朝の肌は、触れただけで感じるしっとり感。
乾燥や敏感症状に悩んでいる方は、いつものお手入れにぜひ取り入れてみてください!
→「エクスバリア リペアクリーム」について詳しく見てみる
- 小林未佳
- 関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。
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