2022.02.24
口周りが乾燥する原因は!?対策と保湿ケアのコツ
Beauty Column
顔の中でも乾燥しやすい部位のひとつである「口周り」。
最近はマスクの着用により、より乾燥が気になるという人が増えています。
今回は、口周りが乾燥しやすい原因とその対策を解説します。
■口周りが乾燥しやすい3つの原因
1. 皮膚が薄い
口周りは、目元と同様皮膚が薄く、もともと乾燥しやすい部位です。
皮膚が薄いと、乾燥しやすく、小じわも発生しやすくなってしまいます。
2. 物理的刺激を受けやすい
食事のたびに口を拭ったり、ついつい口もとに手を当てたり……、などと意外と物理的刺激を受けることの多い口周り。
物理的刺激を受けると、バリア機能が弱まってしまい、乾燥しやすい状態となってしまいます。
最近は、特にマスクをつけることが多いと思うので、マスクとの摩擦で乾燥しやすくなっている人が多いといわれています。
3. マスク着脱による温度・湿度の変化
マスクによる口周りの乾燥は摩擦によるものだけではなく、マスクを着脱したときの温度・湿度の変化も乾燥の原因に。
マスク内部は外気にくらべて高温・高湿度になっており、口周りの肌はたっぷりの水分を含んで膨潤した状態に。
そこで、マスクを外すと肌内部の水分が急激に失われて乾燥してしまう「過乾燥」状態に。
例えるなら、お風呂上りのお肌が乾燥しやすいということ。
マスクを着脱するたびに過乾燥状態になってしまっているのです。
■口周りのお肌を乾燥させないためには?
口周りが乾燥しているな、と感じる方は、毎日のお手入れの際に保湿力の高いクリームなどをプラスしてあげるとよいでしょう。
また、マスク着脱のたびの洗浄・保湿ケアも重要です。
1日に何度もマスクを着脱することがある方は、そのたびに洗顔料を使って洗顔するのは大変だし、1日に何度も洗顔料で洗顔してしまうと、それこそ乾燥の原因となってしまいます。
そんな方は、
□水洗いして、保湿ケア
□化粧水をたっぷり含ませたコットンでふき取り、保湿ケア
のいずれかを行ってください。
私自身、基本的には家にいるのですが、子どもの送迎や買い物など短時間の外出を1日に何度もすることが多くあります。
そんなとき、帰宅後の手洗いうがいが終わったら、そのまま口周りを水洗いし、美容液ジェルで保湿をしています。
お風呂上りのケア同様、マスクを外してからできるだけ早く保湿することが重要です。
→正しい洗顔方法を詳しく知りたい方は「今日から始める!正しい洗顔」をご覧ください。
■口周りの乾燥・肌あれ対策におすすめの保湿アイテム
デリケートな口周りの保湿ケアにおすすめなのが、「エクスバリア リペアクリーム」です。
乾燥の原因であるバリア機能の低下に着目し、弱ったバリア機能の代わりに素肌をまもってくれる“擬似バリア膜”を形成。
この擬似バリア膜、なんとヒアルロン酸の約5倍の保水力を誇る「サクランTM」の働きによるもので、失われた肌内部のうるおいを補いつつ強固に閉じ込めてくれます。
あと肌は、ベタベタしないのにしっかりうるおいが持続してるのが分かります!
今の時期、まだクリームを使うほどでもないわ……、とお考えの方も全顔ではなく、目もとや口周りなどの乾燥しやすい部位にだけ使うことをおすすめします。
→「エクスバリア リペアクリーム」を詳しくみてみる
長時間マスクを付けてるせいでニキビもできちゃった・・という人には、「アクネオ 薬用リペアモイスチュアライザー U」がおすすめです。
実はこのアイテム、3タイプに分かれていて、このUタイプは“口周り・フェイスラインにニキビができやすい方向け”の乳液なんです。
肌荒れを防止する「グリチルリチン酸ジカリウム」が配合されているので、保湿ケアと肌荒れケアが同時にできるのがうれしいですよね。
乳液は水分と油分がバランスよく配合されているため、1品で保湿ケアが完了することができるので、まさに「ササッとケア」にはうってつけです!
→「アクネオ 薬用リペアモイスチュアライザー U」を詳しくみてみる
口周りだけでなく、唇も乾燥する…、という方におすすめのアイテムが「フォルミュール 薬用リップリペア」。
2種の有効成分が配合されており、乾燥を防ぐだけでなく唇のあれやひび割れまで集中ケアしてくれます。
このリップクリームはマスク着用前にはぜひ塗っていただきたいアイテムです!
というのも、空気中のうるおいを取り込む“モイストキャッチャー成分”が配合されているため、湿度の高いマスク内ではまるで唇パックをしているかのようにうるおいをキープできます。
これから寒くなるにつれ、唇の乾燥が気になるかと思いますが、こまめなリップケアでうるおい唇をキープしましょう!
→フォルミュール 薬用リップリペアについて詳しくみてみる
■口周りの乾燥・肌あれにおすすめの栄養素
乾燥や肌あれが気になるときに意識して取り入れたい栄養素が
○ 細胞のもととなる「タンパク質」
○ 肌の生まれ変わりをサポートする「ビタミンA」
○ うるおいを保つ「セラミド」
です。
タンパク質は魚や肉、たまご、乳製品、豆類に多く含まれます。
摂取量を気にするよりも「毎食必ずタンパク質を摂取する」と意識することがおすすめです。
例えば、ランチがコンビニになってしまうときはゆで卵やヨーグルト、サラダチキンなどタンパク質豊富な一品をプラスしましょう!
ビタミンAはレバーやうなぎ、緑黄色野菜(かぼちゃやほうれん草、ニンジンなど)に多く含まれます。
ビタミンAは油溶性ビタミンなので、油で調理すると吸収がよくなります。
時間のあるときは、ほうれん草のバターソテーやカボチャの素揚げなどの副菜を添えてみてください。
セラミドは生芋こんにゃくやブロッコリー、とうもろこしに多く含まれます。
食事で摂取するのが難しい方は、サプリメントやドリンクで補うのもおすすめです。
■ライター
関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。
その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。
2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。