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2020.11.03

運動の秋を楽しむあなたに!素早く疲労を回復する入浴法

Beauty Column

#ストレッチ #入浴 #疲れ

入浴中の女性の足 入浴中の女性の足

運動の秋!
過ごしやすい季節となり、ランニングやスポーツなど身体を動かしたくなりますよね。
そんなとき、運動後の身体の疲れはどのようにとっていますか?
今回は、運動後の疲労回復に効果的な入浴法をご紹介します。


■運動で疲労した身体の状態は?

ジョギング中の女性

「運動で身体が疲労した」というのは、車でいうとガス欠の状態。

筋肉を動かすためのエネルギーが供給できず、身体が動きにくくなってしまう状態です。

ランニングやスポーツなど運動をする際、筋肉中にあるグリコーゲンといわれる糖がエネルギー源となります。

このグリコーゲンがエネルギーとになるときに乳酸が生成されます。

この乳酸は、筋肉の収縮を阻害することもあるため「疲労物質」ともいわれます。

通常であれば乳酸は酸素によって分解され、取り出されたエネルギーで再びグリコーゲンが合成されます。

ただ、運動強度が強くなると乳酸を分解するだけの酸素が供給されなくなり、乳酸が蓄積されて筋肉がどんどん疲労状態に陥ってしまうのです。

■入浴で疲労が回復できるのはなぜ?

バスルーム

入浴には3つの効果があります。
 

1.温熱効果


身体を温め、血行が良くなる効果。
血行がよくなると新陳代謝が活発になり、老廃物や疲労物質が排出されやすくなります。
 

2.浮力効果


お湯の中では浮力(身体を浮かせる力)が働き身体が軽くなります。
そのため、身体を支えている筋肉が重力から解放され、緊張を緩めリラックスすることができます。
 

3.水圧効果


お湯の中では身体の水圧がかかります。
この水圧によるマッサージ効果で、末端にたまった血液が心臓に押し戻され、血液の循環がよくなります。
また、肺も水圧により圧迫されるため、自然と呼吸の回数が増え、心肺機能が高まるといわれています。


これら3つの効果が相互に働き、入浴すると身体の疲れをとることができるのです。

■疲労回復効果の高い入浴法

温泉

せっかく入浴するのであれば、より疲労回復効果の高いほうがいいですよね。

スポーツによる疲労の回復効果が高くなる5つのポイントをご紹介します。
 

●POINT1 運動後は30分以上休息し、呼吸数や心拍数が安定してから


運動後すぐに入浴してしまうと、疲れた身体の負担となるのでNG。
30分ほど身体をクールダウンさせてから入浴しましょう。
 

●POINT2 ぬるめのお湯でゆっくり浸かる


39~40℃ほどのぬるめのお湯に20分ほどゆっくりと浸かりましょう。
ぬるめのお湯は筋肉がゆるまり、長時間入浴することで血行がよくなります。
また、ぬるめのお湯は心身をリラックスモードにする副交感神経を優位にしてくれます。
 

●POINT3 発泡タイプの炭酸ガス系の入浴剤を使う


炭酸ガスが発生する入浴剤を入れたお湯は、何も入れないお湯よりも血液循環がよくなり、筋肉疲労の回復を促す効果があるといわれています。
 

●POINT4 お風呂の中でストレッチ


お風呂の中でストレッチを行うと、通常の入浴以上の血行促進効果があり、関節や筋肉の柔軟化にも効果的だといわれています。
特に疲れを感じる部分を中心に、ストレッチを行ってみてください。
 

●POINT5 入浴後は横になって15分ほどリラックス


入浴後は血液が全身に巡るよう、15分ほど横になって休息しましょう。
その際、足の下にクッションを置き、足と心臓の高さをあわせるとより血液循環がよくなるので、おすすめです。
この際、身体が冷えないように注意してくださいね。


運動による疲労を回復する入浴法はいかがでしたでしょうか?

ご自身はもちろん、スポーツをされているお子様にもおすすめなので、ご家族で実践してみてください。

もちろん、入浴前・後の水分補給はお忘れなく!!

※ズキズキと痛むような筋肉痛があるときやねんざや打ち身などのケガをしたときは、入浴は控えましょう。

■ライター

ライター 小林未佳

小林未佳

関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。
その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。
2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。
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