2022.01.11
セラミドってなに? バリア機能の要“セラミド”を徹底解説!
Beauty Column
保湿成分の1つとして知られる「セラミド」。
乾燥肌や敏感肌向けのスキンケア製品に「セラミド配合」と書かれているのをよく見かけませんか?
一体セラミドとはどういう成分で、肌にどう働くのでしょうか? 今回はセラミドについて解説します!
■セラミドは細胞間脂質の主成分
私たちの皮膚の一番表面の層を「角層」といいます。
この角層はわずか0.02mm、例えるなら食品用ラップフィルムほどの薄い層。
この薄い層が肌内部の水分を守り、外部からの刺激を肌内部に通さないようにする“バリア機能”の働きを担っています。
バリア機能の要となるのが角層細胞の間を埋める“細胞間脂質”。細胞同士のすきまをまるでセメントのように埋める役割を果たしています。
角層細胞の間にすき間なく細胞間脂質が整列していると、肌内部の水分をしっかり保つことができます。同時に外部刺激からも肌内部を守ることができます。
この細胞間脂質の主成分こそが「セラミド」です。
セラミドはターンオーバー(肌の生まれ変わり)の過程で生み出されます。
ただ、加齢やターンオーバーの乱れなどでセラミドを生み出す力は低下してしまいます。
また、クレンジングや洗顔などでもセラミドは流出してしまいます。
角層のセラミドが減少すると乾燥しやすくなるだけでなく、外部刺激が肌内部に入り込みやすくなるため、肌が敏感になります。
健やかな肌を保つためにもセラミドはとても重要なのです。
■セラミドを補うにはどうすればいい?
スキンケアで肌に直接補う方法と、食べ物から摂取する方法の2種類があります。
スキンケア
セラミドやセラミド類似ポリマーが配合されているスキンケアアイテムを選ぶのがおすすめです。
うるおいが角層のすみずみにまでゆきわたり、角層細胞のすきまをたっぷりの水分で満たしてくれます。
食べ物
セラミドを補うためにおすすめの食材が生芋こんにゃくやブロッコリー、とうもろこしなど。
食材からとるのが難しい方は、セラミド配合のサプリや保健機能性食品などを利用するのもおすすめです。
食品からとるメリットはなんといっても全身に効果があること。スキンケアだと効果は塗った部分だけですが、食品だと全身くまなく効果を期待できます。
乾燥・敏感症状に悩む方は、スキンケアだけでなく食品からもセラミドを補うことをおすすめします!
■セラミドケアにおすすめのアイテム
乾燥・敏感症状が気になったときにおすすめしたいアイテムがエクスバリア リペア ゲル AL。
この美容液ゲルにはセラミドに似た構造をもつ保湿成分「セラミド類似ポリマー」※が配合されており、うるおいをたっぷり与えて角層のバリア機能を立て直します。
肌表面に擬似バリア膜を形成する「サクランTM」も配合されているため、乾燥しがちだったり刺激に敏感になってしまったりしている肌にもおすすめです。
エクスバリアシリーズは化粧水・美容液ゲル・クリームの3STEPで使うとさらに効果的です!
⇒エクスバリア リペア ゲル ALについて詳しくみてみる
⇒エクスバリア シリーズについて詳しくみてみる
※セラミド類似ポリマーは(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマーのことです。
フイルナチュラント アルギンエイド ゲル nもセラミドが配合されているのでおすすめのアイテム。
肌表面に湿潤環境をつくりだす効果のあるアルギン酸も配合されているので「何を塗ってもすぐに肌が乾燥する」という方に特におすすめです!
就寝前にたっぷり塗ってナイトパックとして使うと、翌朝もっちりプルプルですよ。
⇒フイルナチュラント アルギンエイド ゲル nについて詳しくみてみる
■ライター
関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。
その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。
2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。