2019.07.23
アトピーの基礎知識-1.アトピーってどんな病気?
Doctor's column


近年増加傾向にあるというアトピー性皮膚炎。
痒みや痛みだけでなく、その見た目の問題からも、患者のQOL(Quality Of Life)に大きく影響を与えるといわれています。
アトピー性皮膚炎とはどういう病気なのかを、タナベ皮フ科クリニックの院長である田辺 和美先生に教えていただきました。
―アトピー性皮膚炎とは、どんな病気ですか?
- ① 家族歴や既往歴にアトピー性皮膚炎や気管支ぜんそく、アレルギー性鼻炎、結膜炎があるかどうか
- ② IgE抗体を作りやすいかどうかということ
―そうなんですね!私の兄は小さいころアトピー性皮膚炎で、いろいろ食事制限などをしていました。食事もアトピー性皮膚炎の原因になるのでしょうか?
―子供のアレルギーも皮膚からなのですね。
―アトピー性皮膚炎といえば子供に多いような気もするのですが、実際はどうでしょうか?
―アトピー性皮膚炎に使われる薬「ステロイド」は効果があるという反面、使わないほうがよいという記事もインターネットなどで見かけます。次回はアトピー性皮膚炎の治療に使うステロイド剤について詳しく教えてください!
お話を伺った先生

- タナベ皮フ科クリニック院長
田辺 和美 先生 - 慶應義塾大学医学部卒業、真皮エラスチン研究において医学博士号取得。
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医。
ニキビやアレルギーなどの皮膚疾患から女性特有の肌の悩みや美容に関する相談まで幅広く対応。薬による治療だけでなく、食生活やライフスタイルの改善アドバイスにより、根本的な治療を目指す。
タナベ皮フ科クリニックHP
インタビュアー/ライター

- 小林未佳
- 関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。
