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2021.03.09

\皮膚科専門医に聞く/ 手荒れを防ぎながら手指を清潔に保つ方法 -消毒編-

Doctor's column

消毒 消毒

コロナ禍において、私たちの生活の中に欠かせないものとなった「手洗い・消毒」。
1日のうちで何度も手洗いや消毒をすることで、手荒れに悩む人が増えたと聞きますがいかがでしょうか?
今回は、コロナ禍において手荒れを防ぎながら手指を清潔に保つ消毒の方法を田辺先生に教えていただきました!

皮膚科医 田邉和美先生

―消毒すると手が乾燥してカサカサになってしまうのはなぜですか?

消毒剤にはアルコール(エタノール)が含まれています。

アルコールはウイルスの脂質できた膜(エンベロープ)を溶かすことで消毒効果を発揮します。

それと同時に、肌の皮脂膜も取り去ってしまうのです。



―皮脂膜がなくなったらどうなるのですか?

皮脂膜は皮膚のバリア機能を形成する重要なファクターの1つです。

その皮脂膜がなくなってしまうと、肌内部の水分が失われやすくなり、皮膚が乾燥します。

それだけでなく、外からの刺激も受けやすくなってしまうので、手荒れも発生してしまいます。

肌断面イメージ図



―だから消毒後の手肌は乾燥してカサカサするのですね。手荒れしにくい消毒の方法などはありますか?

アルコール消毒を何度もするとどうしても乾燥して手荒れしやすくなってしまいます。

そのため、できるだけアルコール消毒の回数を減らすことが大切です。

外出先から帰宅した際や食事の支度前はアルコール消毒を行ったほうがよいですが、それ以外であれば正しい手洗いを行うだけでも十分かと思います。

→正しい手洗いについて詳しくみてみる



―アルコール消毒は手洗いでも代用できるのですね!

コロナウイルス対策としては、アルコール消毒だけでなく石けんを用いた手洗いも正しく行えば消毒効果があるとされています。



―アルコールで肌が赤くなりやすい方はどうすればよいでしょうか?

医療機関では、アルコールで肌が赤くなりやすい方はポピドンヨードやクロルヘキシジン、ベンザルコニウム塩酸塩などで消毒を行います。

普段の生活においては、アルコール消毒のかわりに手洗いで清潔を保つことをおすすめします。

携帯用ハンドソープを持ち歩けば、外出先でも気になったときに手洗いできるのでおすすめです。



―ありがとうございます! 手洗い・消毒について詳しく教えていただきましたが、コロナ禍で手荒れに悩む方に対して、アドバイスがあればお願いします。

女性の手

手洗い・消毒の後は、ハンドクリームなどの保湿剤で素早くうるおい補給することが大切です。

手洗いや消毒の回数が増えた分、こまめに保湿剤を塗るようにしましょう。

■お話を伺った先生

皮膚科医 田邉和美先生

タナベ皮フ科クリニック院長
田辺 和美 先生


慶應義塾大学医学部卒業、真皮エラスチン研究において医学博士号取得。
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医。
ニキビやアレルギーなどの皮膚疾患から女性特有の肌の悩みや美容に関する相談まで幅広く対応。
薬による治療だけでなく、食生活やライフスタイルの改善アドバイスにより、根本的な治療を目指す。
タナベ皮フ科クリニックHP

■ライター

ライター 小林未佳

小林未佳

関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。
その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。
2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。
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