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2021.12.22

教えてドクター! 手肌に関するお悩み解決 -ひび・あかぎれの原因と対処法-

Doctor's column

ハンドケア_イメージ ハンドケア_イメージ

毎日の手洗いや消毒、水仕事などで荒れがちな手肌。
特に冬は乾燥やカサつきだけでなく、“ひび”や“あかぎれ”に悩まされる方も多いのでは?
今回は “ひび”と“あかぎれ”について、タナベ皮フ科クリニックの院長である田辺 和美先生に教えていただきました!

田辺 和美

―冬になると手指の皮膚がぱっくり割れてしまう“ひび”や“あかぎれ”に悩む方が増加すると聞きます。“ひび”と“あかぎれ”はどう違うのでしょうか?

“ひび”は、手肌の乾燥が進行して皮膚が硬くなって、線状の亀裂が入った状態です。“ひび”が悪化し、さらに深い亀裂となったのが“あかぎれ”です。

手あれイメージ

“あかぎれ”になると、出血や痛みを伴ったり、水がしみたりと日常生活に支障をきたすことがあります。

―なぜ“ひび”や“あかぎれ”が生じてしまうのでしょうか?

手や指の皮膚には皮脂を分泌する皮脂腺が少なく、皮膚を保護する皮脂膜が薄いため乾燥しやすいという特徴があります。

さらに、手肌は
□ 手洗い
□ 手指消毒
□ 洗剤を使用する水仕事
□ 紙類を扱う作業
など、さまざまな刺激を受けやすい部位でもあります。
特に新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、手洗い・消毒の回数が増加したことが“ひび”や“あかぎれ”に深く影響しています。

―“ひび”や“あかぎれ”ができてしまった場合はどうすればよいですか?

“ひび”や“あかぎれ”を悪化させないためにも、気をつけていただきたい4つの対策があります。

1. 乾燥を悪化させない
手洗いや水仕事の際、水温に注意してください。
寒くなると高めのお湯を使ってしまいがちですが、熱いお湯は肌内部のうるおいまで流出させてしまうため、30℃前後のぬるま湯を使うようにしましょう。

2.こまめに保湿をする
手洗いや消毒、水仕事をするたびにハンドクリームなどで保湿しましょう。
その際、指の1本1本まで丁寧に、特に指先や爪周りは念入りにケアしましょう。就寝前は保湿剤をたっぷりとなじませ、オーガニックコットンやシルクの手袋をして寝るのもおすすめです。

3.手指を刺激から守る
手に触れる洗浄剤(ハンドソープやシャンプー、食器用洗剤など)は低刺激性のものを選びましょう。
さらに、水仕事の際はゴム手袋(下に綿手袋)を装着し、刺激から手指を守りましょう。

ゴム手袋

4.血行を促進する
毎日の入浴で身体を温めましょう。
バスタブに浸かりながら手や指のマッサージをするとさらに効果的です。

基本的なことですが、栄養バランスのとれた食事も大切です。身体を温める効果のある生姜やネギなどの食材を意識して取り入れるのもいいですね。飲み物も冷たいものではなく、温かい飲み物をとるように心がけましょう。外出の際、手指の保湿・保温のために手袋をして出かけるのもおすすめです。

この4つの対策を行ってもよくならないのであれば、皮膚科を受診することをおすすめします。

―保湿だけでなく、刺激を避ける、温めるということも大切なのですね! 勉強になります。最後に、“ひび”や“あかぎれ”の予防法はありますか?

基本的には先ほどの4つの対策を行いましょう。中でも“保湿”は意識して行いましょう。
職業的に水仕事の多い美容師や介護士、看護師、医療業従事者の方や紙類を扱う仕事の方は刺激を受けやすく、手荒れしやすいので特に気をつけてくださいね。

―“ひび”・“あかぎれ”についてよく分かりました! ありがとうございます。

次回は、しもやけと手湿疹について教えていただきたいと思います。お楽しみにお待ちください!

お話を伺った先生

田辺和美

タナベ皮フ科クリニック院長
田辺 和美 先生


慶應義塾大学医学部卒業、真皮エラスチン研究において医学博士号取得。
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医。
ニキビやアレルギーなどの皮膚疾患から女性特有の肌の悩みや美容に関する相談まで幅広く対応。
薬による治療だけでなく、食生活やライフスタイルの改善アドバイスにより、根本的な治療を目指す。
タナベ皮フ科クリニックHP

■インタビュアー/ライター

小林未佳

小林未佳

関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。
その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。
2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。
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