3,300円(税込)以上お買い上げで全国どこでも送料無料!

カテゴリ

2021.12.27

教えてドクター! 化粧品かぶれ

Doctor's column

悩む女性 悩む女性

新しい化粧品を試したとき、肌にかゆみやブツブツ、赤みなど出たりしたことはありませんか?
これらは化粧品が原因で起こる“化粧品かぶれ”。
化粧品かぶれはなぜ起こるのでしょうか?
今回は “化粧品かぶれ”について、タナベ皮フ科クリニックの院長である田辺 和美先生に詳しく教えていただきました!

田辺 和美

―化粧品が原因で起こる“化粧品かぶれ”ですが、具体的にはどういったものですか?

化粧品かぶれとは、化粧品が原因で起こる接触皮膚炎のことです。
症状としては、赤くなったり腫れたり、かゆくなったりします。これまでは女性の顔に起こることが多かった化粧品かぶれですが、最近は男性も化粧品を使う方が増えているので男性の患者さんも増えています。

―肌あれなどのトラブルと化粧品かぶれを見分けるポイントなどはありますか?

見た目だけでは判断できません。化粧品かぶれかどうかを診断するためには、化粧品の使用歴や化粧品の使用部位とかぶれが起こっている部位が一致しているかを確認すると同時に、パッチテストなどの皮膚テストを行って原因を追究します。

―パッチテストは自分でもできるのですか?

簡易的なものであれば可能です。ご自身で行う場合は、下記のように行ってください。

– 洗い流して使わない製品 –

パッチテスト方法

1.入浴後、上腕の屈側(二の腕の内側)に製品を直径2cmくらいの範囲に薄く塗る
2.塗った部分を濡らしたり、こすったりせず48時間(2日間)放置する
3.48時間後、赤みやかゆみなどの異常がなければ問題ないと判断

※ 48時間が経過する前に赤みやかゆみ、ブツブツなどの異常が現れたら、すぐに洗い流す。


– 洗い流して使う製品(洗顔料やクレンジング、シャンプーなど) –

1.入浴後、上腕の屈側(二の腕の内側)に製品を直径2cmくらいの範囲に薄く塗る
2. 塗ってすぐに洗い流す
3.塗った部分を濡らしたり、こすったりせず48時間(2日間)放置する
4.48時間後、赤みやかゆみなどの異常がなければ問題ないと判断。

※ 48時間が経過する前に赤みやかゆみ、ブツブツなどの異常が現れたら、すぐに洗い流す。
※ 洗い流して使用する製品は洗い流さずに放置すると洗浄成分の刺激で皮膚炎が起こる場合があるので、塗布後はすぐに洗い流す。

正確な原因を特定したいのであれば、皮膚科でパッチテストをしてもらいましょう。

―そもそも化粧品かぶれはなぜ起こるのですか?

化粧品かぶれには刺激性のものと、アレルギー性のものがあります。
アレルギー性の化粧品かぶれはアレルゲンが含まれている化粧品を使用すると化粧品かぶれが起こります。化粧品かぶれを起こした場合、皮膚科のパッチテストで原因成分を追究しておくと、その成分を避けることができるので化粧品かぶれを防ぐことができます。

一方、刺激性の化粧品かぶれの場合、刺激の強い製品は避けましょう。また、体調が悪い時や季節の変わり目、疲れているとき、生理前後などコンディションが悪いときは新しい化粧品を使い始めるのはやめたほうがよいですね。

―化粧品かぶれを起こさないための化粧品選びのポイントはありますか?

化粧品選びイメージ

化粧品かぶれを起こさないと断言できる化粧品は残念ながらありません。
ただ、化粧品かぶれの原因の第1位は香料で、そのほかに色素や界面活性剤、保存料などもアレルギーの原因として多く見られます。

そのため、
・無香料
・無着色
・アルコールフリー
・パラベンフリー

など、低刺激処方の化粧品を選ぶとよいかもしれません。


―低刺激処方はお肌にやさしいだけでなく、化粧かぶれのリスクも低いということですね! では、「化粧品かぶれかも!?」と思ったらどうすればよいですか?

化粧品をつけた直後、肌に違和感があった場合はぬるま湯で洗い流してください。お湯だけで落ちない場合は、低刺激性の洗顔料などで丁寧に洗っておとしましょう。
その後、熱をもっていたり、ほてり感があったりする場合は水で濡らしたタオルをあてて、熱をとってください。
その後、赤みや腫れ、かゆみ、ヒリつきなどの症状が出て、その症状が続くようであれば皮膚科を受診してください。
受診の際は原因と考えられる化粧品を持参してくださいね。

―皮膚科を受診する際は化粧品を持参するのが重要なのですね! ありがとうございました。

お話を伺った先生

田辺和美

タナベ皮フ科クリニック院長
田辺 和美 先生


慶應義塾大学医学部卒業、真皮エラスチン研究において医学博士号取得。
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医。
ニキビやアレルギーなどの皮膚疾患から女性特有の肌の悩みや美容に関する相談まで幅広く対応。
薬による治療だけでなく、食生活やライフスタイルの改善アドバイスにより、根本的な治療を目指す。
タナベ皮フ科クリニックHP

■インタビュアー/ライター

小林未佳

小林未佳

関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。
その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。
2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。
お気に入りに追加する