2018.08.07
ニキビの基礎知識-4.ニキビを予防するために
Doctor's column


一度できてしまうと、なかなか治らないニキビ。
メイクをしても目立ってしまうし、跡に残らないかも不安…。
そもそも、ニキビを予防する方法はあるのでしょうか?
知っているようで実は知らないニキビの真実を、タナベ皮フ科クリニック 院長の田辺 和美先生に伺いました。
―ニキビはどうすれば防げるのでしょうか?
―オイルクレンジングはあまり良くないときいたことがあるのですが、実際はどうなのでしょうか?
―化粧品で「ノンコメドジェニックテスト済み」と書かれているものがあるのですが、どういう意味なのでしょうか?
―そうなのですね!規則正しい生活が大切だと前回教えていただいたのですが、普段の食生活で気を付けることはありますか?
今までの傾向から、ナッツやチョコを好きな人は、一度にとてもたくさんの量を食べ過ぎてしまっている印象です。
何に対してもですが「食べ過ぎ」はよくありません。
適度に摂取する分にはほとんど問題にならないと思います。

またビタミンB2やB6も脂質代謝を整えてくれる働きがあります。ただ、ビタミンB2やB6だけしっかりとればニキビができないということではなく、全体のバランスが重要です。
何に対してもですが「食べ過ぎ」はよくありません。
適度に摂取する分にはほとんど問題にならないと思います。

またビタミンB2やB6も脂質代謝を整えてくれる働きがあります。ただ、ビタミンB2やB6だけしっかりとればニキビができないということではなく、全体のバランスが重要です。
―いろいろと教えていただき、ありがとうございました!
-まとめ-
ニキビの原因は
- ●過剰な皮脂分泌
- ●毛穴の出口が閉じてしまうこと
- ●ニキビの原因菌の増殖
ニキビができたら
- ●潰さない
- ●ひどくなる前に皮膚科へ
- ●痛みや赤味がひいたからといって、自己判断で塗り薬をやめない
ニキビを予防するためには
- ●皮膚の汚れはやさしくきちんと落とす
- ●ノンコメドジェニックテスト済みの化粧品を活用
- ●バランスの良い食事を心がける
お話を伺った先生

- タナベ皮フ科クリニック院長
田辺 和美 先生 - 慶應義塾大学医学部卒業、真皮エラスチン研究において医学博士号取得。
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医。
ニキビやアレルギーなどの皮膚疾患から女性特有の肌の悩みや美容に関する相談まで幅広く対応。薬による治療だけでなく、食生活やライフスタイルの改善アドバイスにより、根本的な治療を目指す。
タナベ皮フ科クリニックHP
インタビュアー/ライター

- 小林未佳
- 関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。
