2018.10.02
保湿の基礎知識-1.肌がうるおうメカニズム
Doctor's column


スキンケアの基本中の基本ともいえる「保湿」。
肌はどういう仕組みでうるおいを保っているの?
肌が乾燥する原因って何?
知っているようで実は知らない肌がうるおうメカニズムを、タナベ皮フ科クリニックの院長である田辺 和美先生に伺いました。
―今回は肌がうるおうメカニズムついて教えてください!実際のところ、肌にはどのくらい水分があるのでしょうか?
肌の一番外側である角質層に20~30%の水分があれば「うるおっている状態」といえます。
それより少なくなると乾燥肌といわれる状態になります。
それより少なくなると乾燥肌といわれる状態になります。
―わかりました。では角質層バリアについて教えてください。
- ①天然保湿因子(NMF)
- ②細胞間脂質
- ③コーニファイドエンベロープ
―最後の「コーニファイドエンベロープ」とは何でしょうか。
―いろんなものが細胞の内外でいろんなものはうるおいを守ってくれているのですね。
―保湿ケアといえば、「うるおいを与える」ことばかりを考えていましたが、皮脂膜を守るための「落としすぎないケア」や、肌の生まれ変わりである「ターンオーバーを整える」ことも必要なのですね!
お話を伺った先生

- タナベ皮フ科クリニック院長
田辺 和美 先生 - 慶應義塾大学医学部卒業、真皮エラスチン研究において医学博士号取得。
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医。
ニキビやアレルギーなどの皮膚疾患から女性特有の肌の悩みや美容に関する相談まで幅広く対応。薬による治療だけでなく、食生活やライフスタイルの改善アドバイスにより、根本的な治療を目指す。
タナベ皮フ科クリニックHP
インタビュアー/ライター

- 小林未佳
- 関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。
