2020.09.01
美人の教科書 3話 あこがれの顔「すっきり痩せ顔」
バランス
美人の教科書では、普段自分の顔に対して無意識に思い込んでいることが、なぜなのか、どうして私の顔は人からこんな風に思われているのか、キレイになるためには何が大切で何が不必要なのか、そんなちょっと知っていると得をするような、ひとことコラム形式の美容情報をお伝えするコーナーです。
陰影のメリハリで、骨格美をつくる。
少しぽっちゃりした顔は、もっちり柔らかそうなイメージからおっとりとした親しみやすさが伝わります。逆に痩せ顔は硬さを感じるシャープな立体感から、ちょっと近寄りがたいクールさを与えます。この骨格美に世の女性達はあこがれます。まるで、無駄がなく洗練されたサラブレットのような品格を想起させるのでしょう。
すっきり痩せ顔メイクのポイントは、骨を際立たせる一方で骨のない部分はくぼませて見せることです。例えば、頬骨は高く突出させて見せ、頬骨の下のくぼみ、ちょうど歯のある部分はぐっと後退させます。眼球の周りのくぼみのアイホールやノーズもくぼませます。
その人の骨格に沿っていないと不自然ですが、骨格にさえ沿っていれば陰影を濃くしても不自然には見えません。痩せてもくぼまない骨の上にはハイライトカラーを、痩せたらなくなるはずのぶ厚くついたお肉部分にはシャドウカラーを、的確な位置にぼかしたいので、指で触れ骨を確認しながらつけましょう。今はやりのコントアリングメイクも、骨格を強調して顔の上に立体的な絵を描くようにメイクをすることで、別人のような立体的な痩せ顔を表現します。