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2020.09.01

美人の教科書 5話 コンプレックス「低い鼻」

その他のパーツ

#コンプレックス #高い鼻 #低い鼻

美人の教科書は、絶対知っていると得をする美容情報をお伝えするコーナー。 ちょっと視点を変えたアイデアで、あなたのキレイを応援します!


鼻を高くしたら美人になれる!?

日本人は、高い鼻へ強い憧れをもち続けています。 西洋文化が日本に入ってきた時から、西洋人の高い鼻と陶器のように白い肌は、理想の憧れポイント。 控えめさが求められてきた日本人にとって、明るく華やかな西洋人の顔立ちはなんと美しく見えたことでしょう。 そして時代を超えてなお、額から鼻筋、あご先にかけての横顔シルエットや、すっと立体的な顔立ちを、美の象徴として捉える方も多いのではないでしょうか。

ところがパリコレなど海外の名だたるファッションショーでは、日本をはじめアジアの国々の、一重まぶたで黒髪、平面的な顔立ちのモデルが「東洋の神秘」と重宝されます。 あらためて問います。鼻の低い日本の女性たち、あなたは本当に高い鼻になりたいですか?

私がメイクアップを学び始めて間もなく、美容家の小林照子先生の下で学んでいた頃の話です。 先生に「私は小さい時からこの低い鼻が嫌いなんです!」と訴えると、「あら、そうなの?今のままが良いと思うわよ!」

その言葉にぽかんとしている私の顔を見ながら「だって想像してごらんなさい。あなたのように気が強くて一重まぶたの人の鼻が高かったら、誰も近くに寄って来ないわよ。 つんとしていて怖くてね。なのに、今あなたの周りには人がたくさん。実はその鼻のおかげなのよ!」と。
そんな風に自分の顔を客観的に見たことは一度もありませんでしたから、“そうか、これが私の個性なんだ”と、はじめて低い鼻が嫌いでなくなりました。

顔はひとつひとつのパーツで見てはいけません。顔全体はもちろん、性格や声質などさまざまな要素とのバランスが大切なのです。 低く短い鼻は、幼児の特性でもあるため親しみやすく、若くかわいく見えます。必ずそれぞれにいいところはあるのです。
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