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2020.10.30

美人の教科書 11話 美人風の眉「眉頭」

目もと

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美人の教科書は、絶対知っていると得をする美容情報をお伝えするコーナー。 ちょっと視点を変えたアイデアで、あなたのキレイを応援します!


眉頭は元気のもと!

柳眉(りゅうび)という言葉をご存じでしょうか。これは柳の葉のように細く美しい眉のことで、美人の眉のたとえとして使われる言葉。そう芸妓さんの眉を想像してください。昔は淑やかで楚々としながら凛とした佇まいの女性が美しいとされ、眉の形はというと、眉頭は細く穏やかなカーブを描いた水平の眉、柳眉そのものでした。

ただし現代の女性に移して考えると、眉頭を細く描くとかよわい印象になるため、逆におとなしく控えめに見えてしまいます。眉頭は元気のバロメーターですから眉頭は眉の中で一番太く描きましょう。


眉毛の生えている方向ですが眉頭をじっくりと見てみると、天に向かって勢いよく跳ねるように生えていることがわかります。この毛をそってしまう人が時々いますが、眉頭は出来るだけ手を加えずに自然のまま残しておきたいもの。そして、眉頭から眉山にかけて毛の流れは徐々に横に倒れ、眉山では水平になり、眉尻で下降していきます。まず、この毛の流れを理解しておくことが重要です。

では、実践。眉頭を目頭の真上になるよう、眉を描きだしましょう。7ミリくらいは、スタート位置から水平になるよう真横に移動させながら描きます。どんどん上昇していきたいところを足踏みするよう真横に移動しながら眉頭を描くことで眉頭にボリュームが出て、鼻筋へすっとつながります。


メイクアップ全体にいえることですが、骨格や顔の立体感に沿うように描かれたメイクアップは、たとえ濃くても決して不自然に見えることはありません。

このように、眉頭を上に向かって太く描くだけで、はつらつと元気な若々しさを表現できます。逆に、眉頭を弱めに描くと、つつましく古風な女性を演出できます。気が強いとか男勝りだと言われがちな人は、たまに柳眉を描いてみてはいかがでしょうか。眉頭の描き方ひとつで、顔の印象が変わってきます。
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