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2021.01.15

美人の教科書 22話 目を彩る色「腫れまぶたとブラウンシャドウ」

目もと

美人の教科書は、絶対知っていると得をする美容情報をお伝えするコーナー。 ちょっと視点を変えたアイデアで、あなたのキレイを応援します!


ブラウンシャドウは、腫れまぶたの味方?

私たち日本人の肌色になじむブラウンのアイシャドウ。自然な仕上がりになるので、皆様ひとつはお持ちなのではないでしょうか。
ブラウンのアイシャドウと一言で言っても、色や質感によってメイク効果は様々。赤味のあるブラウンは落ち着きがあって女性らしい甘さがある、この冬のトレンドカラーです。ところが困ったことにこの色は、影色になるはずのブラウンカラーの中で唯一膨張して見える色。本来なら、腫れぼったいまぶたの方にはおすすめできない色なのです。それでもトライしてみたい!というなら、目の際にライン的に使ってみましょう。ここならまぶたの立体には影響せずに色のニュアンスを楽しめます。流行の色を取り入れる際は、まず色の持つ効果を知ることが大切です。

グラデーションの幅も重要。いつもの手順を思い浮かべてみてください。まずハイライトカラーを目の際からアイホールまでぼかす。グラデーションの中間に位置する色(肌色よりも少し濃い色)を眼球の上までぼかす。そして目の際を濃い色で引き締める。目安は一般的なチップ幅(7-8㎜)。バランスでいうとまぶたの1/3、さらに1/3くらいです。この描き方、一般的に見えますが、腫れまぶたでお悩みの方にはNG。まぶたの中央にあるアイホールが膨らんで見えるため、わざわざ腫れまぶたに見せていることになってしまうのです。円筒を倒した時にできる光と影を例にとると、わかりやすいかもしれません。


そうならないためには、中間の色は必ずアイホール(眼球の周りのくぼみ)までぼかしましょう。骨格に沿った自然なくぼみが表現できるので、目を立体的に大きく見せることができます。
目頭から目尻へ向かって暗くなる縦割のグラデーションでも、腫れまぶたをカバーできます。顔の中心(目頭)にハイライトが来ることで顔全体にも奥行きが出て、小顔見えも叶います。
まずはまぶたに触れて、痩せてへこむ眼球の周りのくぼみを探ってみましょう。自分の骨格を知ることは、メイク上手への第一段階です。

メイクアップは目の錯覚を利用するもの。キレイなグラデーションを描いているつもりが、思わぬところで逆効果だったなんていうことも。鏡の前で洋服を選ぶように、自分の骨格や肉付きを整えるメイクをフィッティングしてみましょう。
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