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2021.06.15

美人の教科書 第28話 境い目「そげる?シャープ?」

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美人の教科書は、絶対知っていると得をする美容情報をお伝えするコーナー。 ちょっと視点を変えたアイデアで、あなたのキレイを応援します!


そげる?シャープ?ポジティブ思考が、美人の秘訣

すっきりと引き締まって無駄のない印象の顔立ちは、誰もが憧れるもの。20代の頃は頬骨の下にはぜい肉のないくぼみが欲しかったし、まぶたには外国人のように立体的なアイホールが現われないかと夢にまで見ていました。

ところが30代も後半になった頃、鏡を見て気づきました。アイホールができている!一重だったまぶたが二重になっている…。嬉しいはずなのに、自分が求めていた立体感とはどこかニュアンスが違うのです。くぼみと引き換えにハリが失われ、二重とはいえまぶたがたるんで奥二重のようになっていました。

そうこうしているうちに50代。頬骨が張り出し、その下にはくぼみが現われました。けれどそのおまけのように、フェイスラインに脂肪がたるんでいるではありませんか。顔がなんだかゴツゴツして、骨の印象が強くなっています。そのうえ老眼のせいか眉間には縦ジワも見え隠れ。歳を重ねるということはこういうことなのだと思い知らされました。



けれど年齢とともに失ったものに執着していると、笑顔も少なくなってしまいます。そげてきた頬を嘆くのではなく、シャープな頬に研ぎ澄まされてきたのだと考える。シワを気にせず大きな口を開けて笑う。肌のくすみを気にして厚塗りをすることなく、薄塗りでつややかな肌に仕上げる。この年齢になると、そういう人がいきいきと輝いて見えてきます。歳をとるのはみな同じ、と腹をくくって美容に前向きでいられる人は、無理をしないから美しいのです。

スポーツ選手には肌のきれいな人が多いですが、これは規則正しい生活と、きちんとした食生活の賜物。年齢を重ねたからこそ、普段の生活を今一度見直してみませんか。

私自身は、母の顔に似通ってくるこの年頃を楽しまずにはいられません。顔やカラダが変化していくその過程は、毎日が発見の連続なのですから。今後はダイエットに励むよりふくよかになっていく方が、顔の影が減少しやさしい顔立ちになれるのかもしれません。
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