2021.08.30
美人の教科書 38話 若やぐ「ロングヘア卒業」
印象
美人の教科書は、絶対知っていると得をする美容情報をお伝えするコーナー。 ちょっと視点を変えたアイデアで、あなたのキレイを応援します!
「ロングヘア卒業」を見極める。
年齢を重ねた髪はツヤが失われるだけでなく、抜け毛によって毛髪の量が減ったり、ハリがなくなってペチャンコになりやすいもの。ヘアオイルなどでツヤを出すと今度はボリューム不足が目立つ、という悪循環にも陥りがちです。その上ヘアカラーも怠れません。
ロングヘアは好きだけどだんだんケアが億劫になってきた…と感じたら、ロングヘアじゃなくてもよくない?と自身に問いかけてみてください。最近注目を集めているグレーヘアも、単に毛染めをしないだけではありません。髪色の変化を受け入れたうえで手入れが行き届いているところが、潔くカッコいいのです。
昔の人は髪をきれいにまとめ、椿油などを用いてツヤを出し、つげの櫛を肌身離さず持ち歩いて常に櫛目を通していました。顔より面積の広い頭部を覆う髪こそ、はつらつとした元気さや清潔さ、身だしなみを重んじる美しいこころが現れるパーツといえます。
ロングヘアは、ツヤとハリのある髪があってこそ魅力的。ツヤを失ってしまったり、以前より髪が細くハリがなくなってきたと思ったら、ロングヘアの卒業を考えてみたり、まとめてみる決断の時かもしれません。それゆえ日々のお手入れを続けロングヘアを保っている方は、私の目には一段ときらきらと輝いて見えます。
また、髪同様に眉やまつ毛も毛量が減り、毛自体も痩せてきます。眉はやや太く毛流を意識して描き、まつ毛はカールしてきちんとマスカラをつけましょう。それだけでもいきいきと若やいで見えます。まつ毛の量が減ってきたら、ジェルタイプのアイライナーで目の際をふんわり囲んでみてください。それだけでも自然な表情が作れます。
はつらつとした印象は、髪とメイクの相互作用で高まるもの。手がかかると嘆かずに、この若やぎ効果をぜひ楽しんでいただきたいと思います。