カテゴリ

2021.11.30

美人の教科書 49話 肌印象「極上!マット肌」

美人の教科書は、絶対知っていると得をする美容情報をお伝えするコーナー。 ちょっと視点を変えたアイデアで、あなたのキレイを応援します!


品の良さを格上げする、上質マット肌。

私はマットな肌派!私はツヤ肌派!皆さんお好みはあると思いますが、ちょっと待って。マットな肌がどのような印象をもつのか、きちんと理解していますか?今回は、肌の質感がもたらす肌印象についてのお話です。

マットな肌は、やわらかさや、すべすべとしたなめらかさを感じさせます。ふんわりした感触のぬいぐるみや、もちもちした大福もちなど、やわらかいものにはツヤはありません。風船も膨らませてすぐはまだやわらかいのでツヤがありませんが、空気をいっぱいにしてパンパンに張るとツヤが出てきますよね。

また、マットな肌には落ち着きのある淑やかさや上品さが漂います。これは、運動をした後の肌は汗や皮脂分泌が盛んになってツヤが出ますが、動きが少ないと汗も皮脂も抑えられるため静的な印象になるのです。着物姿の女性には、やはりマットな肌が似合いますね。



少し前の雪肌精・新垣結衣さんのポスターは、にごりのない透き通るような肌をいかに表現するかが広告の見せ場でした。赤ちゃんの肌を思わせる、キメ細かくうるおいに満ちた透明感を、あのマットな質感で表現していたのです。
雑誌やTVやSNSでステキだな、きれいだなと思った人がいたら、なぜきれいなんだろう?なぜきれいに見えるんだろう?と問いかけてみると、キレイのヒントが隠れているかもしれませんよ。

では、上質なマット肌の作り方をお教えしましょう。
肌色に合った色のリキッドファンデーションを薄くのばします。スポンジを使って肌表面をすべらせるように広げると、均一な薄膜に仕上がります。シミやニキビ跡などが気になる人は、肌色より明るい色を選んでしまうと色ムラが浮き上がってくるので気をつけましょう。

仕上げには、フェイスパウダーをたっぷりつけます。肌の乾燥が気になる人は、すぐに大きなフェイスブラシで余分なパウダーを払います。テカリの気になる部分は少し時間をおき、ファンデーションとパウダーがなじんでから払いましょう。



ちょっとお高めのフェイスパウダーは、粉体ひとつひとつにコーティングを施すなど独自の処方がなされています。そのためか、驚くほどしなやかに、肌にまとわりつくようにのび広がります。メイク化粧品の中でどこにお金をかけますか?と聞かれたら、私はフェイスパウダー!と答えるほど。上質なフェイスパウダーを使うと、マスクの肌あたりがやさしくなったような錯覚をするくらいです。

フェイスパウダーの粉を顕微鏡で見ると、球体のものが多く見られます。球体は光を乱反射させるので毛穴などの凹凸もフォーカス効果で目立たなくし、ほんのり明るいマット質感に整えてくれます。またファンデーションなどに比べると油の含有量が少ないので、べたつきのない上質な感触が叶います。

ただし、ファンデーションを厚塗りにしたマット肌はNG。疲れた印象に見えてしまうので、十分注意してくださいね。

お気に入りに追加する