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2021.11.30

美人の教科書 50話 肌印象「イキイキ!ツヤ肌」

美人の教科書は、絶対知っていると得をする美容情報をお伝えするコーナー。 ちょっと視点を変えたアイデアで、あなたのキレイを応援します!


今が旬!イキイキはじけるツヤ肌オーラ。

肌の質感にもトレンドがあります。今はまさにツヤ肌がトレンドのど真ん中。ツヤ肌の中でも、ナチュラルでイキイキとした元気ツヤです。
現在の雪肌精クリアウェルネスの永野芽郁さんの肌こそお手本。うるおいをたっぷり含んでみずみずしく、細胞のひとつひとつが膨らんだようなツヤ肌になっています。ツヤのある弾んだ肌は笑顔をさらに魅力的に見せてくれ、心身ともに健康で、規則正しい生活を思わせるチカラがありますね。
コロナ禍で心が疲れている時だから、マスクで顔の半分が隠されてしまう時だから、こんな質感に心惹かれるのかもしれません。



でもこのトレンド、化粧品メーカー泣かせです。というのも、マスクを汚したくなければ、肌の表面をサラサラマットに整えておくのが一番の近道。ところが、マスクにつかないファンデーションが欲しい、かつ濡れたようなツヤも欲しい!という相反する願望を叶えるのはなかなか困難。研究員や開発担当も力が入るところです。

さて、ツヤはどのような時に現れるのでしょうか。
顔の中では、太陽の下や照明の下では高い部分やパンと張った部分に光が集まり、ツヤが現れます。鼻筋や頬骨、ぷっくり膨らんだ丸い頬や小鼻なども。もう一つは、Tゾーンなど皮脂が出る部分。皮脂によるツヤはほどよい量だとありがたいのですが、多すぎるといきなり“テカリ”という悪者になってしまいますので、加減が難しいですね。

10年以上前に、研修で上海へ通っていたことがあります。その当時、中国の女性はベースメイクの粉っぽさにとても敏感でした。日本では、テカリがなくしっかりとカバーして均一な肌に整えることが重要視されていた時代。現地の方の肌を見ても、私の目にはかさついて見えないし粉っぽさも感じないので、判断基準の違いに戸惑ったものです。
でも今ならわかります。上海の冬は寒く、暖房や外気温との温度差によって肌がとても乾燥しやすい環境でした。そのため当時の中国では、うるおいのあるツヤ肌であることが美肌の最大の要素だったようです。



では、ツヤ肌の作り方をお教えしましょう。
肌が乾燥気味の場合は、まずしっかりうるおいを与えて肌を整えます。そして保湿力の高い化粧下地と、リキッドやクッションタイプなどウェットなファンデーションチョイス。そのままの仕上がりでも、ツヤの出るフェイスパウダーで軽くおさえてもOKです。
テカりやすい人は、皮脂を抑える化粧下地とパウダーファンデーションの組み合わせが安心でしょう。顔全体のテカリを抑えるかわりに、グロウタイプのハイライトカラーを、皮脂分泌の少ない頬骨の上にひとはけします。このように部分的にツヤを纏うだけでも、ツヤ肌の印象は作れるのです。
ツヤ肌で健康的にはつらつと行きましょう!

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