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2021.09.15

美人の教科書 39話 若やぐ「ほろ酔い肌」

印象

美人の教科書は、絶対知っていると得をする美容情報をお伝えするコーナー。 ちょっと視点を変えたアイデアで、あなたのキレイを応援します!


めざしたいのは、幸せそうな「ほろ酔い肌」。

最近は、ほろ酔い気分で夜の街を歩く機会も減ってしまいましたね。少々残念に思います。なぜならアルコールが入ると血流が良くなり、肌の血色やツヤもアップします。張りつめていた気持ちがゆるみ、表情筋の緊張もほぐれて、なんとも穏やかで幸せそうに見えてくるからです。

年齢を重ねると、どうしても血流が悪くなります。肌色からピンクみが消え、肌色は黄み含みに傾倒してきます。血色の透けて見えない肌からは、透明感を感じにくくなってしまいます。そんな肌には、この「血色」を積極的に補ってあげることが大切なのです。



大きなブラシにツヤを含んだ澄んだ色合いのチークカラーをたっぷり取り、ティッシュペーパーの上でブラシ内部へなじませます。そして笑うと高く盛り上がる部分からこめかみ方向へ、大きな円を描くようにふんわりとぼかします。ブラシは、ちょっとお値段は張りますが繊細で柔らかい灰リス毛がおすすめ。肌あたりの良いブラシを使用すると、仕上がりはもちろん肌をなでる優しい感触にテンションが上がり、自然と笑顔がこぼれます。そう、ちょうどほろ酔い気分になった時のように。

チークカラーに見られる赤い色には、進出、膨張の効果があります。加齢でお肉が削げがちなこめかみや、頬骨の下のくぼみに赤をさすことで顔が柔和になり、角の取れたやさしげな表情を作ってくれます。アゴ先や耳たぶなどにもほんのりつけると、自然な血色をサポートしてくれますよ。

マスク生活では血色を口紅頼りにできません。以前は口紅で血色を補っていた方はもちろん、マスクで隠れるからとチークから遠ざかっていた方も、今こそチークカラーをフル活用していただきたいと思います。

最後にまぶたにひとはけつければすれば、アイカラーのかわりにも。また、指先にとって涙袋に色をのせるとあっという間に微笑み顔が完成します。鏡台やタンスに眠っているチークカラーをよみがえらせると同時に、あなたの中に眠っている“若やぎ力”をよみがえらせてみませんか。
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