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2022.04.15

美人の教科書 65話 それでも眉が描けない「始めの一歩、眉山」

目もと

美人の教科書は、絶対知っていると得をする美容情報をお伝えするコーナー。 ちょっと視点を変えたアイデアで、あなたのキレイを応援します!


眉山を制すれば、眉メイクはラクになる。

メイクの悩みの筆頭に上がるのは、いつの時代も「眉」。厄介なことに眉には流行りすたりがあります。
1970年代には、鉛筆タイプのアイブロウペンシルの先を丸くして、一筆書きで描いたようなアーチ眉がモダンでした。バブル期には肩パッドの入ったファッションと共に、眉も太く濃く描き、颯爽とした力強さを主張していました。コロナ禍になる前は、抜け感のあるふわ眉などふんわり自然に描いた眉がトレンドでした。
マスクを着用するようになると、目もとしか見えないことやマスクの存在感に合わせるように、眉を少し強めに描くことがBEAUTYの基本のようになってきました。この流行は、マスクを外してもしばらくは継続しそうです。

メイクがお好きな方は、流行を取り入れながら、自分の顔やファッションに合わせて自由に描きこなせると思います。半面あまりメイクに関心のない方にとっては、時流に合っていること、人から浮かないこと、眉だけが悪目立ちしないことが重要になってきます。今回は、誰にでも簡単に描けて誰にでも似合う、バランスのよい眉の描き方をお教えします。

キーとなるのは眉山です。初めの一歩は眉山だけを意識して描いてみましょう。眉山とは、山と言うだけあって眉の中で一番高いところです。
眉山は、眉頭の高さより1㎜でも上にさえあればそれで成立。けれどこの眉山の高さは、仕上がりの印象を大きく変化させます。1㎜ほど高いなら、ほぼ水平に見えるのでカジュアルで健康的。2~3㎜ほど高くなると眉は上昇して見え、眉山部分も自然と細くなるためエレガントな華やかさがプラスされます。直線的に濃く上昇させれば、凛とした精悍さが表現できます。

眉山が低く
カジュアルな
印象

今風の眉山の
高さ
悩んだらこれ!

眉山が高く
エレガントな
印象


写真の真ん中の眉くらいが失敗なく仕上がるので、こちらを参考にするのもよいですね。ちなみに眉山がまったくないと、顔が平面的に見えてしまいますのでご注意を。逆に眉山が高すぎると、こめかみが落ちくぼみ、やつれた印象にも見えがちなので心にとめておいてください。

眉山は、骨格にもよりますが、たいていは瞳の外側の白目の真上あたりに位置します。ちょうど額の丸みからこめかみのくぼみへ移行する境い目あたり。ここを目安に描くと正面から見ても横から見ても骨格になじみ、眉の形が浮く心配がありません。
眉山が眉の長さの中央(黒目の真上あたり)にくると三角眉に見えがちなので、少し外側へずらすようにするとゆったりとした穏やかさが出ます。逆に眉山が外側(目尻の真上あたり)にある方は、眉頭から上昇している部分が長くなります。そのため下を向いている時などには眉がより上昇して見えることがあり、バランスを取ろうとして眉尻が長くなる傾向にあります。

眉山が中央
太眉に
見えがち

2/3の位置に
眉山
バランスが良く自然

眉山が外側
上昇して
見えがち


眉を描いた後に眉山の位置を確認する方法として、①外側の白目の上に眉山があるか、②眉全体の長さの2/3の位置に眉山があるかどうかをチェックしてみてください。眉山の位置が定まってくると眉を描くことが億劫ではなくなり、安定してバランスの良い眉を描くことができるようになっていきます。眉山の位置が眉印象を決める大切な箇所なので、意識して描いてみましょう。

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