2022.04.28
美人の教科書 67話 それでも眉が描けない「終わり良ければ、眉尻」
目もと
美人の教科書は、絶対知っていると得をする美容情報をお伝えするコーナー。 ちょっと視点を変えたアイデアで、あなたのキレイを応援します！
眉尻は、印象を決める最後の一歩。
眉尻は眉の中ではあまり重要視されていませんが、眉尻の描き方で装い度が決まってきます。眉尻を丁寧に美しく描くと、フォーマルな場にふさわしいきちんと感が表現できます。逆に眉尻を曖昧に描けば、力の抜けたラフな印象の眉に仕上げることができます。
きちんと感アップ
眉尻ふんわりで
ラフ感アップ
さて、眉尻の方向はどこへ向かうのが自然なのでしょうか。まずは眉全体の形のおさらいから。眉尻の高さは眉頭より下がらないように仕上げます。すると、小鼻と目尻をつないだ延長線上にくると思います。眉山から眉尻に下げるラインは、眉頭から眉山へつないだ上りラインとほぼ同じ角度を目安にすると失敗がないでしょう。
眉尻の長さも重要。眉は長いと落ち着きのある印象に、短いとフレッシュな印象を与えます。とはいえあまり長く描くと全体のバランスが崩れ、眉山が中央に位置するように見えてしまいます。逆に眉尻が短すぎると尻切れトンボのようになり、中途半端な仕上がりに見えがちです。スポーツなど汗をかくシーンでは眉尻が消えやすくなりますが、眉尻の消えた眉も同様にバランスを欠き、メイク崩れ感が強くなります。リキッドタイプのアイブロウは汗水に強いのでおすすめです。
落ち着きのある
印象に
フレッシュな
印象に
眉尻が消えにくい描き方をご紹介しましょう。クッションタイプやリキッドタイプなどうるおい成分が多いファンデーションを使用した際は、眉を描く前にフェイスパウダーなどでしっかり押さえ、肌をサラサラな状態に整えます。その後、眉の中に入り込んだファンデーションやフェイスパウダーを眉ブラシで払います。この工程で格段に眉が描きやすくなり、眉メイクの崩れを防ぐことができます。
リキッド状のアイブロウもおすすめ。ペンシルタイプやパウダータイプに比べて肌へのフィット感が高く、しっかりと密着します。メイクアップが終わった後にメイクキープミストをスプレーすると、眉はもちろんメイク自体が落ちにくくなります。今は便利な商品がありますので、有効に使ってくださいね。
眉の毛質や生え方も、髪と同じでいろいろなタイプがあります。髪でいう猫っ毛のような柔らかく寝やすい眉毛なら肌に沿うため、ブラッシングするだけで眉毛の向きを癖付けることも容易にできます。ところが元気よく直立して生えていると立体的になってしまうため、角度によって眉の形が異なって見えてしまいます。この場合は眉毛の長さをカットして整えましょう。
それでは眉カットのしかたをご紹介します。ハサミの滑りを良くするために、フェイスパウダーなどで肌をサラサラの状態に整えてから眉を描きます。少し太めに描いておくと、カットのしすぎを防ぐことができます。
まずハサミを肌に沿わせ、描いた眉からはみ出している毛を根元からカットします。（1）この時、眉間やこめかみなどの産毛のような毛もカットしましょう。眉カット用のハサミは刃先がゆるくカーブしているものが多いので、丸みのある方を肌に当てると安全に使用できます。
次に眉ブラシを肌に対して垂直に当て、上から下へ眉の下の輪郭までとかします。ハサミも肌に対して垂直に当て、前髪を揃えて切る時のようにはみ出した毛をカットします。（2）これで眉の中央から眉尻にかけての長さが整いました。
眉頭は毛が上を向いているので、無理にカットしなくて構いません。これで眉カットは終わりです。カットした毛を払い、濃く描いた眉を眉ブラシでブラッシングして、仕上がりの確認をしましょう。
（1）まぶたのムダ毛を
カット
（2）毛の長さをカット
3回にわたって「眉山」「眉頭」「眉尻」についてお話させていただきました。ぜひご自分の眉で試してみてください。次回は、それでも失敗しやすい箇所や、キレイに仕上げるポイントなどをお話しいたします。どうぞお楽しみに。
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