2022.05.16
美人の教科書 69話 心を満たすスキンケア「肌と心の浄化、洗顔」
肌
美人の教科書は、絶対知っていると得をする美容情報をお伝えするコーナー。 ちょっと視点を変えたアイデアで、あなたのキレイを応援します！
洗顔は、スキンケアの第一ステップ。
何か新しいことに興味をもって行うことは、脳に刺激を与え活性化させるそうです。惰性で行っていたスキンケアも、ちょっとした思いを込めて行うだけで大きく変わってくるはずです。スキンケアにあまり興味のない方は、スキンケアを「肌の変化が楽しめる娯楽」と位置づけてみてはいかがでしょうか。そう、ベランダで植物を育てたり、部屋をきれいに磨き上げて心が豊かになるのと同じように。
最近、運動不足を解消しようと、動画を手本に朝ヨガを始めてみました。その中に、両手を左右に広げて自分の肩を抱きしめる、という動きがありました。自分自身を包み込みいたわるようなこの感覚は、ぎゅっと抱きしめられた幸福感に似ています。実はスキンケアも同じ。自分の手で自分の肌に触れ、いたわり、愛おしむことができる唯一の行為なのです。これを楽しまない手はありません。
毎日のスキンケアを、漠然と終わらせるのはもったいない。忙しい日に、せめておいしい珈琲をゆったり楽しむ時間が力をくれるように。忙しい朝だからこそ、30秒で終わらせていたスキンケアにプラス2分かけてみてはいかがでしょうか。そのたった2分30秒に、満たされた充足感が潜んでいるかもしれません。
今回は、スキンケアの第一歩といえる洗顔の方法をご紹介します。
洗面所の前に立ったらまず髪をまとめ、顔にかからないようにしましょう。肌触りが良く好みの色のターバンを使うのもいいですね。洗顔時に髪を留めない方が意外と多いのですが、髪が濡れないように気を使っていると、肝心の洗顔やすすぎが雑な動きになりがち。洗顔前の準備として、きちんとまとめるようにしてください。
次にぬるま湯か水で顔全体を濡らします。洗顔料を手のひらにとり、少量の水を加えながらしっかり泡立てます。たっぷりと細かな泡を立てる行為は思いのほか難しく、私でも20秒ほどかかってしまいます。泡立てネットなどを使うと簡単にできますので、面倒くさがり屋さんにはおすすめです。最初から泡状に出てくるタイプや、泡を立てずに乾いた肌にそのままなじませて洗い流すだけの洗顔料などもあります。ご自分に合ったものを探してみてください。
レモン1個分ほどのきめ細かい泡ができたら両手のひらに広げ、泡をらせん状に転がしながら顔を包むように洗います。手のひらでこするのではなく、泡で洗う感覚です。手のひらが肌に当たらなくとも、小さい泡が肌表面を転がることで、寝ている間に出た皮脂や汗、毛穴の中の汚れやほこりなどを絡め取ってくれます。肌に負担をかけることなく、やさしく不要な汚れだけを落とすことができるのです。洗顔で大切なのはとにかく「泡立て」と心得てください。
乾燥するから朝の洗顔は水洗いで十分、とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。けれど酸化した皮脂は肌に悪さをしますので、朝は何をさておいても洗顔をおすすめします。乾燥が気になるのであれば、洗顔後すぐに導入美容液や化粧水をつければよいだけのことです。
洗い終わったら、すすぎ残しがないようにていねいにすすぎます。シャワーの際に洗顔する方は、顔に当てるお湯の温度はくれぐれもぬるま湯で。熱いお湯では必要な皮脂まで洗い流されてしまう可能性があります。肌を乾燥させないためには、与えるだけではなく、乾燥を招く行為をしないことも大切です。
洗顔が終わったら、肌の水分をふき取ります。洗いたてのパリッとしたタオルも魅力的ですが、やはりここは手拭き用とは一線を引いて、贅沢なふんわりタオルを。友人が洗面台に置いているティッシュは、とても肌あたりの良い高級なティッシュだそうです。肌に触れるものだから気とお金を使っているのよ！と。たしかに肌に触れるものは、それくらいの気持ちで選びたいですね。
水分をふき取る時は、決してゴシゴシこすらないように、押さえるように。手の動きのやさしさに、肌は敏感に反応します。そして肌に湿り気が残っているうちに、化粧水をつけることを忘れずに。
スキンケア動画はこちらから
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