2022.05.30
美人の教科書 71話 心を満たすスキンケア「肌がほぐれると心もほぐれる?」
肌
美人の教科書は、絶対知っていると得をする美容情報をお伝えするコーナー。 ちょっと視点を変えたアイデアで、あなたのキレイを応援します!
やわらか、なめらか、とろりとした乳液の魅力。
乳液は、水性成分と油性成分がほどよく混ざり合って乳化したもの。水分の蒸散を抑えてうるおいを保ち、 皮膚の油水分を整えてくれます。油分を含んでいるので、肌をやわらかくときほぐしてくれます。スキンケア化粧品の中でも特に乳液は、使用感に幅があります。さらっとしたジェルのようなものからクリーム状のリッチなものまで、ぜひいろいろな感触を試して、これだ!という一品を見つけてください。
荒れた土地に雨が降っても、浸透したと思ったらまたすぐに乾燥して干からびてしまいます。けれどよく耕されて肥えた土地は、雨が降るとしっかりと水分を含み保つ力があるので、そう簡単には干からびません。私は乳液で耕し、肥えた健康な肌づくりをしている気分でケアしています。乳液を使うたび、肌ってこうやってもちもちに育っていくんだな、とうれしくなります。
乳液の醍醐味を味わいたいなら、とろみのあるリッチなタイプを選び、コットンでたっぷり使うのがおすすめ。コットンと肌の間に乳液が挟まれて、にゅるにゅると肌の上を滑るなめらかな感触は乳液でしか味わえないもの。肌へのばしていくうちに、乳液を含んだコットンが肌にやさしく絡むように吸い付き、エステティシャンの手技のようなタッチに変化していきます。
肌になじませ終えたら、化粧水と同じように手のひら全体で肌をやさしく包み浸透させましょう。手のひらと顔の皮膚がほっこりとあたたかく、お互いがピタッと吸い寄せられてひとつになったような不思議感覚です。
今まで化粧水しかお使いではなかった方も、ぜひこの感触を楽しんでみてください。そして使い続けることで、翌朝の化粧水の浸透が変わってくるのを実感いただけると思います。仕上がった肌は弾力のあるやわらかなツヤをまとい、いきいきとした輝きを放ちます。口角も心なしか上がり柔和な表情になっていることでしょう。
季節の変わり目でゆらぎ肌状態の時や、肌に元気がない時などは「塗るだけパック」がおすすめ。乳液を顔全体に垂れない程度に指先でたっぷり塗り、そのあと自然に肌になじむまで放置するだけ。こういう時は肌への刺激を最小限に抑え、ストレスのないお手入れがおすすめです。
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