2019.11.08

ヘア&メイクさんのとっておき！撮影現場テク公開毛穴が魔法のように隠れる！？消しゴムベースメイク

ヘア・メイク

鏡を見るたび、ふ～と溜息が出てしまう、にっくき毛穴……。しかも、この時期は、乾燥によってますます毛穴が拡大化しがちだから深刻な問題です。でも、大丈夫！人気ヘア＆メイクアップアーティスト・広瀬あつこさんが、そんな毛穴をまるで消しゴムのようにささ～と消しさる、撮影現場で編み出した、とっておきのベースメイクテクニックをレクチャーします。

毛穴を消したいなら、ファンデ前の“仕込み”が大事！

毛穴の凹凸は、ただファンデーションを塗るだけでは、逆に目立ってしまいます。また、塗った直後はうまくカバーできたと思っていても、時間が経つと開いた毛穴から皮脂が分泌され、毛穴落ちしてしまうことも。「キレイに毛穴をカバーして、それを長時間キープするには、スキンケアや化粧下地などの“仕込み”が必須。①皮脂をコントロールする、②毛穴を引き締める、③凹凸をフラットに埋める、をしてからメイクするのが正解です。工程が多くてめんどうに感じますが、どれも意外と簡単。そして何より、やるのとやらないのとでは、仕上がりが大きく違いますよ」と広瀬さん。早速トライしてみて！

ステップ1：備えあれば憂いなしのローションパックで皮脂コントロール

ベースメイク前に、毛穴から分泌される皮脂をいかにコントロールするかが決め手。まず、皮脂コントロール成分の入った化粧水でローションパックを。過剰な皮脂分泌が減るため、テカリ予防にもおすすめです。

(1)コットン全体に、化粧水をたっぷり染み込ませる。両端を持ち、小刻みにゆらしながら左右に引っ張って伸ばす。

(2)鼻から頬を覆うようにコットンを貼って１分おく。はがしたら、肌に残った化粧水を手でなじませる。

【POINT ITEM】

毛穴の奥の皮脂線に働きかけ、皮脂の分泌を抑制する薬用化粧水。理想的な水分＆油分バランスにコントロール。

ONE BY KOSE バランシングチューナー／〈医薬部外品〉 120mL ノープリントプライス

ステップ2：肌をなめらかにする美容液で、凹凸のないすべすべ肌

ローションパック後、肌をなめらかにする美容液でケアすると、さらに効果的。
毛穴の凹凸が目立ちにくくなり、このあとの毛穴を埋める行程がグッとラクになります。

(1)美容液を指に取り、くるくると円を描くように鼻や頬になじませる。同じ方向だけでなく逆回転も行い、四方八方から塗り込む。頬は、反対の手でやさしく肌を引き上げ、下から上に塗り込むようにすると◎。

【POINT ITEM】

毛穴を目立ちにくくするフムスエキスを高濃度配合。さらに、エゴマオイルなどのエモリエント成分が乾燥を防ぎ、なめらかな肌に。

コスメデコルテフィトチューンターンパーフェクション／40mL　6,000円（税抜）

ステップ3：毛穴の凹凸を化粧下地でパテ埋めしてフラットに

最後は、化粧下地をパテのように使い、肌の凹凸をフラットにします。日焼け止めを塗るタイミングは、カラーレスのものなら化粧下地の前に、色がついているものは化粧下地の後に使うと、より毛穴が目立ちにくくなりますよ。この時点で、毛穴はほぼ消えているので、ファンデーションは薄くでOK。その方が、メイクも崩れにくくなります。

(1)化粧下地を指に取る。たくさんつけると、上から重ねるメイクがヨレたり崩れたりしやすくなるので、ごく少量に。

(2)下から上に向かって化粧下地を塗り込む。頬などは、反対の手でやさしく肌を引き上げながら塗ると、塗りやすい。

【POINT ITEM】

部分用化粧下地。毛穴の凹凸をフラットに整えながら、4つのテカリ＆くずれ防止成分が一日中サラサラな肌をキープ。

エスプリーク Tゾーンくずれ防止ベース／15g　1,485円（税抜）

ステップ4：メイク後に毛穴が気になったら、一旦オイルオフしてからリメイク！

ひと通りメイクをした後に、毛穴がカバーできてないことに気づくこともありますよね。その場合は、残念ですが、一旦部分的にメイクを落としましょう。美容オイルを使うと、ほどよくオフできます。その後はホットコットンで一度毛穴を開き、改めて“ステップ1”の行程から始めて。

(1)美容オイルを少量手に取る。毛穴が目立つ部分に、指でくるくると円を描くようになじませて、メイクを落とす。