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2020.03.10

奇跡の63歳! 美容のプロ天野佳代子さんの若さの秘訣 大人を美肌へ導く逆転発想!「ベースメイク」

ヘア・メイク

#カモフラージュ #ヘアメイク #ベースメイク #若々しい #大人 #肌悩み #美肌

テレビ番組『マツコ会議』に出たことがきっかけとなり奇跡の61歳(当時)と一躍話題の人となった、美容エディター・天野佳代子さん(なんと現在63歳)。
そんな彼女の若々しい美肌の秘密を探る大好評の企画、第二弾は天野さんこだわりの目からウロコの肌づくりに接近します。大人を老けさせる“落とし穴”から脱出するヒントがここに!


大人を若々しい美肌に逆転させるのは、“素の肌感を透けさせる肌づくり”&“シーンによるファンデーションの使い分け”が決め手です!

「大人になると隠したい肌悩みは増える一方ですが、だからといって厚塗りするとぐっと老けてしまうんですよね。 以前、メイクをしてもらった時にカバーしすぎて、10歳以上も老けた印象になり驚いた経験が(笑)。しかも、顔が平たく、大顔に見えるという難点も。

  まず大切なのは、“素の肌感”を消さない肌づくり。ファンデーションをなるべく薄くするため、顔全体は肌悩みを飛ばす系の下地、カバーしきれない悩みはコンシーラー、そして崩したくない箇所のみ、お粉づかいと明確に役割分担をし、1つ1つのアイテムはあくまでも薄くまたはミニマム使いがお約束です。

そしてもうひとつ。大人はオンタイムとオフタイムでのファンデーションの使い分けが大事。 オンタイムはメイクを華やかにする分、ファンデーションは軽やかな仕上がりのもので抜いて。 反対にオフタイムは、素肌っぽすぎるとお疲れ感がぬぐえないのでカバー力が高めのものを薄く塗り、きれいめに仕上げるのがポイントです。
この2つをマスターするだけで、大人を無理なくきれいに見せる若々しい肌が簡単に手に入るのでぜひ!」


●ステップ1
ベースメイクの柱となる、肌悩みをカモフラージュする「下地」

「私的にベースメイクの柱となるのは、ファンデーションよりむしろ下地です。
毛穴やシミ、シワ、くすみなどいろいろなことが気になる大人は、肌悩みを埋めたり覆うというより、光の効果でトーンアップしつつカムフラージュする下地を選ぶのが自然に仕上げるコツ。
  顔の中心となる三角ゾーンにのみに塗れば、顔の印象が一瞬で明るくなり、さらにナチュラルかつ小顔効果も抜群! また、アイシャドウの発色をよくするために、まぶた上にも忘れずに」

【POINT ITEM】

くすみを払ってピュアな透明感と明るさを生み出す、ホワイト下地。

米肌 つやしずく スキンケアベース 04 SPF30・PA++
¥3,520/コーセープロビジョン


●ステップ2
大人はむしろ薄塗りが美しい 「ファンデーション」

「下地で肌全体を底上げしたら、ファンデーションは手の甲にやや少なめに取り、内から外に向かって顔全体に薄くのばしていってください。
そう、ファンデーションは悩みをカバーすることより、素っぽさが透ける生命力あふれる肌に整えることを優先事項に!
  また、きちんとめの装いのオンタイムは、薄づきのファンデーションで肌を抜いて。だってリップが濃いうえに肌もばっちりだと、トゥーマッチですから。
  反対に、カジュアルな装いのオフタイムは、お疲れ感や肌悩みが出てしまうとそれこそ老けるのでカバー力高めのファンデーションできれいめに仕上げましょう。どちらも塗り方は一緒で、薄塗りがお約束です」

【POINT ITEM】

オフタイムの肌作りに使用。シミやくすみをさっとカバーしながら、潤いの膜で肌をピンとなめらかに。

コスメデコルテ AQスキン フォルミング リキッドファンデーション
SPF20・PA++ 全7色 ¥13,200/コスメデコルテ


オンタイムの肌作りに使用。まるで素肌が美しくなったように見える、美容液仕立てのファンデーション。

アディクション ザ スキンケア ファンデーション
SPF25・PA++ 全15色 ¥4,950/アディクション ビューティ





「ファンデーションを塗り広げたら、やや厚みのあるスポンジで軽くパッティングするように顔全体をひとまわりならしてフィットさせます。
  余分な油分が吸収され、ほどよくなじむとともに化粧持ちもアップしますよ」

【POINT ITEM】


厚みのあるスポンジで、ほどよい力がかかりパッティングしやすい。

マキエクスペール プロフェッショナル スポンジ
¥770/コスメデコルテ


●ステップ3
肌悩みの消去は、ピンポイントで効かす「コンシーラー」にお任せ

「下地でファンデーションを薄く塗った際に消えないシミや赤み、くま、くすみなどの肌悩みには、コンシーラーの出番! 硬すぎないリキッド状のものだと使いやすく、時間がたってもシワよれしにくいんです。 私もプロのヘアメイクさんたちから学んだ、“くまの線”と“目尻のくすみ”、“ほうれい線の始まりとなる小鼻横”の三点に必ずコンシーラーをのせ、指でなじませるように。
  ここをカバーするだけで、お疲れ感や生活感が一掃できるとともに、顔の中の下がり線が弱まりリフトアップして見えるので、ぜひ試してみてください」

【POINT ITEM】


カバーした箇所が悟られないほど、一体感のある自然な仕上がり。

プレディア シークレットメルティ コンシーラー EX
SPF25・PA++ 全2色 ¥2,750/コーセー(プレディア)


●ステップ4
「フェイスパウダー」は超ミニマム使いで、厚塗り感を回避

「せっかく素肌っぽく仕上げた上から顔全体にフェイスパウダーをしてしまうと、ナチュラル感やイキイキした肌印象がトーンダウンしてしまうので要注意!
  テカリが気になる方もいると思いますが、むしろフレッシュなツヤと捉えて活かすのがおすすめです。私は色がつかない透明タイプのフェイスパウダーを、メイクのノリが良くなるよう眉と目もとのみにアイシャドウブラシでミニマムにつけるように。 マスカラやアイライナーのメイク落ちにも効果的ですよ」

ヘア&メイク/広瀬あつこ 撮影/天日恵美子 取材・文/中島 彩

●今回お話しを聞いたのは
美容エディター
天野佳代子さん
1957年生まれ。20代で美容ライターとしての活動をスタートし、小説の執筆や音楽業界での執筆活動、 美容専門誌「美的」のエディトリアルディレクターを経て、大人の女性をターゲットにした美容専門誌「美的GRAND(グラン)」を創刊し、編集長に就任。
美容業界の姉御的存在で、さまざまな媒体や講演に出演するなど活躍の場を広げつづける。初の著書「何歳からでも美肌になれる!」(小学館)が5度の重版を経て 大ヒット中。
Instagram:@kayoko_amano0212

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