サウナは美容・美肌効果があるって本当?その真相と入り方の注意を解説
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近年一気に人気が高まり、もはやライフスタイルの定番と化した「サウナ」。「整う」ことによる健康効果だけでなく、美容・美肌効果も期待できると話題になっています。 今回はその理由や仕組みを解説するとともに、サウナに入る際の注意も解説。すでに“サウナー”の方はもちろん、興味はあるけれどチャレンジしたことがない方も必見です。
サウナで期待できる美容・美肌効果とその仕組み
サウナに入ることで期待できる代表的な美容・美肌効果と、その仕組みを見ていきましょう。
●血行促進効果によるくすみ改善、肌あれ予防
サウナの熱によって血行が促進されると、酸素や栄養が肌に届きやすくなり全身の新陳代謝が活発に。肌の血色がよくなるだけでなく、毛穴のよごれなども排出されやすくなるため、血行不良によるくすみ、古い角質によるくすみのいずれにも効果が期待できます。ニキビや毛穴トラブルなどの肌あれ対策にもつながるでしょう。●ヒートショックプロテイン(HSP)が、肌あれやエイジングサインを予防
熱刺激を受けると、傷んだ組織を修復する「ヒートショックプロテイン(HSP)」というたんぱく質が分泌されます。HSPは紫外線や酸化などのストレスから肌を守るためにも役立つので、肌あれやエイジングサインの予防にも効果的です。●サーチュイン遺伝子によるエイジングケア効果
空腹時に発生する「サーチュイン遺伝子(別名:長寿遺伝子)」は、サウナと水風呂の温冷交互入浴でも活性化するとされているたんぱく質の一種。抗老化効果があるので、肌のハリ低下などのエイジング悩みにもアプローチできると期待されています。●ストレス軽減による肌のコンディション維持
心地よいと感じる温度なら、サウナの熱にはリラクゼーション効果も期待できます。ストレスが軽減されれば、結果として肌のコンディションを整えやすくなるでしょう。サウナの種類
●乾式サウナ(ドライサウナ)
温度は80~100℃と非常に高く、湿度は10%前後と低め。大抵の場合サウナストーブ(ヒーター)やサウナストーンがあり、木製の壁やベンチが設置されています。高温なので短時間でからだの深部まで温まり、発汗しやすいのが特徴。心拍数が上がることによる肺機能向上や、筋肉の緊張を緩めるメリットなどが期待できますが、乾燥した空気が喉や肌に刺激を感じさせることも。乾燥が気になる場合は、顔や頭を濡れたタオルで守ることをおすすめします。
●湿式サウナ(ウェットサウナ)
温度は通常50~60℃と低めで、湿度は80~100%とかなり高め。水蒸気で室内を温めるので呼吸がしやすく、ドライサウナよりも長く利用しやすいでしょう。ドライサウナよりも肌が乾燥しにくく、保湿効果も期待できます。からだをゆっくり温めることでリラックス効果も得やすいので、美容・美肌目的の場合はウェットサウナの方が向いているといえます。
サウナに入る際の注意点と、美容効果をアップさせるポイント
●前後、サウナ中の水分補給
サウナは大量に汗をかくため、体内の水分を十分に保っておくことが大切です。脱水症状を防ぐため、サウナに入る前からしっかりと水分補給を行いましょう。必要に応じて、サウナ中にも適宜水分を摂るようにしてください。なおサウナに入る前の飲酒は、血圧の低下を招くことがありますので厳禁です。サウナから出た後にはスポーツドリンクやミネラルウォーターを飲み、発汗によって失われた水分とミネラルを補いましょう。
●サウナに入る前には肌を清潔に
サウナに入る前にはシャワーを浴びてからだ・顔を清潔にし、日やけ止めやメイクもきちんと落としましょう。周囲の方へのマナーとしてはもちろん、よごれを落とすことで発汗効果がアップします。●サウナ前後に軽い運動を取り入れるとベター
サウナ前に軽い有酸素運動や筋トレをしておくと血行がより促され、美容にも効果的です。ハードすぎるとからだに負担がかかりますので、あくまでも軽くにとどめましょう。サウナ後は、ストレッチやマッサージで筋肉を適度にほぐし、呼吸を整えるのがおすすめ。自律神経が整い、リフレッシュ効果も高まります。
●無理は禁物
サウナでは無理をしないことが何より重要。サウナの温度や湿度に体を慣らすため、最初の入室は短時間にとどめ、徐々に滞在時間を延ばすとよいでしょう。気分が悪くなった場合はすぐにサウナを出て、休憩を取ってください。また毎日のように長時間入るのは基本的に避け、からだや肌の状態を見ながら無理のない範囲で楽しみましょう。人によって差はありますが、頻度は週2~3回程度が目安です。
●サウナ後は丁寧なスキンケアで保湿
サウナに入ると汗(水分)と共に皮脂(油分)が流れ、肌が乾燥しやすくなります。サウナから出た後は、必ず化粧水と乳液(もしくはクリーム)をセットで使い、肌を丁寧に保湿しましょう。普段使っているスキンケアをトラベル用の容器に入れ替えて持っていくほか、トライアルセットなどを活用するのもおすすめです。