導入美容液って本当に必要？ いつ使うの？選び方から 使い方までご紹介
Skincare/スキンケア
昨今は女性のみならず、男性のスキンケアに対する意識も高まっています。スキンケアにおいて、大切なのはスキンケアの手順、そして基礎化粧品に対する知識です。とくに男性の場合、基礎化粧品の必要性や役割に対して、疑問を抱いている方は少なくないでしょう。
そこで、今回は「導入美容液」についてのあれこれを、とことん解説。いつものスキンケアにプラスして、ワンランク上のお手入れを始めるきっかけにしてみてください。
※この記事での「美白」とはメラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐこと、「エイジングケア」とは年齢に応じたケアを指します 。
導入美容液とは
初めに導入美容液の役割、通常の美容液との違いをおさらいしておきましょう。
導入美容液の効果・役割
「ブースター」とも呼ばれる導入美容液の最たる役割は、後に使う化粧水や美容液のなじみをよくすることです。洗顔後のスキンケアを始める前に使用することで、肌を柔らげ、保湿のベースを作ります。導入美容液と通常の美容液の違い
同じ「美容液」でも、一般的な美容液と導入美容液にはさまざまな違いがあります。主な違いは下記の通りです。| 導入美容液 | 通常の美容液 | |
|---|---|---|
| 使用タイミング | スキンケアの最初のステップとして、洗顔後すぐに使用 | 化粧水の後、乳液やクリームの前に使用 |
| 使用目的 | 後に使うスキンケア製品のなじみをよくする | 美白・シワ改善・保湿など、肌に特定の効果をあたえる |
| 配合成分 | 角層柔軟成分・角層へのなじみをよくする成分・保湿成分など | 目的に合った有効成分 |
パッケージやHPの表記・説明なども確認し、目的に合った美容液を選びましょう。
導入美容液はこんな方におすすめ
・乾燥しやすい、保湿を強化したい
導入美容液を使うことでほかのスキンケア製品のなじみがよくなり、後の保湿ケアを効果的に行えます。男性の場合、女性よりも肌の水分量が少なく、乾燥によってごわつき・ザラつき・くすみが起こりがちです。しかし、導入美容液を使用すれば、肌も柔らかくなめらかになり、キメが整う効果も期待できます。
・美容成分を効率よく取り入れたい
導入美容液は、ほかのスキンケア製品の美容成分を効率よく取り入れたい場合にもおすすめです。導入美容液を使うことでなじみがよくなり、使用中の基礎化粧品の効果を体感しやすくなるでしょう。・基本のスキンケアアイテムを変えたくない
洗顔後、化粧水の前にプラスするだけでよいのが導入美容液の魅力です。細かい手順を踏む必要もなく、いつものスキンケアのラインナップはそのままに、時間も手間もかけず簡単にスキンケアの質を向上させられます。導入美容液の選び方
・なじみを助ける処方や技術
導入美容液の最たる目的は、角層を柔らかくして後に使うスキンケア製品のなじみをよくする点にあります。そのため、角層へのなじみを助ける処方を取り入れているか確認しましょう。コーセーの導入美容液に採用されている「インナーブースト処方」や、美容成分をカプセル化して浸透力を高める「リポソーム技術」などが代表的です。
・テクスチャー
その他の基礎化粧品と同様に、導入美容液にもさまざまなテクスチャーがあります。肌質や好み、環境などに合わせて使い分けましょう。・目的に合った成分
導入美容液は、後に使うスキンケアのなじみを助けることが第一の目的です。しかし、保湿やエイジングケア、美白など、同時にその他の効果を得られる製品もあります。例えば、保湿をより強化したい場合は、有効成分「ライスパワー®No.11」などがおすすめです。うるおいを抱えるセラミドを産生し、肌の細胞間脂質の生成能力を高めて肌の水分保持能を改善することが知られています。ひげそり後の肌の乾燥が気になる場合は、試してみるのもよいでしょう。
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＊1本（60mL）に含まれる肌の水分保持能改善有効成分ライスパワー®No.11（米エキスNo.11）の製造に必要な菌数（概算値）
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セラムヴェール ディープリペア ＜60mL＞
60mL 5,500円（税込）
導入美容液の効果的な使い方
最後に、導入美容液の使い方を解説します。製品ごとに推奨されている方法を守りながら、下記のポイントも参考にしてみてください。
・基本のタイミングは洗顔後
導入美容液の使用タイミングは、朝晩の洗顔後です。男性の場合は、洗顔の際に力を入れがちですが、肌に余計な負担をかけないためにも優しく洗うことを心がけてください。導入美容液を使った後は、化粧水・美容液・乳液・クリームなど、通常のスキンケアステップに進みます。
・使用量は2～3プッシュが目安
まずは、製品ごとに推奨されている量を守りましょう。記載がない場合は、ポンプタイプなら2～3プッシュを目安にしてみてください。そのうえで、季節や肌の状態に応じて使用量や頻度を調整するのがおすすめです。乾燥が気になるときには重ねづけしたり、肌が敏感になっているときは少なめにするか頻度を減らしたりするなど、肌の状態に合わせた対応を心がけましょう。
・こすらずにやさしく塗布
適量を手に取ったら一度手のひらで軽く温め、顔全体にやさしくなじませます。ほかのスキンケアと同様、強い力でこするのはNGです。内側から外側に向かって広げたら、手のひら全体を使ってやさしくハンドプレスして仕上げましょう。
導入美容液が肌に軽くなじんだと感じたら、すぐに次のスキンケアに進んでください。完全になじむのを待ってしまうと、肌の乾燥が進んでしまいます。
・新しい美容液を使う前にはパッチテストを
新しい導入美容液を使う前には、念のためにパッチテストを行いましょう。腕の内側などの目立たない部分に少量の導入美容液を塗り、一晩おいて翌朝の様子をチェックするのが、パッチテストの基本的な流れです。赤みやかぶれなどがないことを確認してから、顔に使うようにしてください。
万が一異常があった場合は顔への使用は避け、状態によっては専門機関を受診しましょう。
まとめ
