











時代とともに、「敏感肌」のメカニズムが解き明かされるにつれて、「敏感肌」という言葉の意味合いが、変わってきている。
当初は体質や生まれつきのもの、という意味合いが強いものだったが、「デリケート肌」という表現などで、「はかなげさ」「弱弱しさ」を含むニュアンスで使われることも多くなった。
さらに、生理周期や季節によって肌のコンディションが変化するのを自覚する人が増えてくると「ゆらぎ肌」という表現が生まれた。
近年、肌を取り巻く環境は、悪化するばかりだ。大気汚染やブルーライトといった外的ストレスだけでなく、リアルとデジタル双方からの内的ストレスも加わり、常に何かしらの刺激を受けている状態といっていいだろう。
ストレス要因にさらされている毎日のなかで、さまざまな不調を抱えているひとは少なくない。なんとなくだるい、寝起きがすっきりしない、おなかの調子が良くない…そんなときは、肌にも不調が起きているはずだ。ケアしても乾燥する、肌がカサカサしてメイクののりが悪い、いつもの化粧水がなぜかしみる…いわゆる「バリア機能が弱っている」状態は、がんばりすぎの生活に肌がSOSを出している状態といえる。バリア機能が低下する、弱くなるという現象は、もう限られた人だけのものではなく、いつでも誰にでも起こりうるものなのだ。
瞑想やエクササイズ、食習慣など、ストレスフルな生活のなかで、心と体の調子を整えることの大切さが見直されているが、心と体の調子がダイレクトに現れる肌のためにも、がんばりすぎている肌をいたわりながら立て直すケアが必要だ。
バリア機能が低下した肌へのこれまでのアプローチは、角層を厚く保護して外的刺激から守りながら回復を待つことと、赤みなどの炎症を抑えてバリア機能がさらに低下するのを抑えることが中心だった。肌を保護することが第一優先のため、どうしても使用感が重くなり、スキンケアとして快適に使える感触を実現することが難しかった。
今回新登場する「エクスバリア」がこれまでのケアと違うのは、化粧水・美容液ゲル・クリームそれぞれの機能・形状に合わせ、弱バリア肌※1をケアするために必要な成分を、肌の必要な場所にしっかり届けられるようにした点。これまでのゆらぎ肌ケアの中心だった“優しく潤いを与える”だけでなく、的確に成分を必要なところに届け、さらに最外層を疑似バリア膜で覆い、外的刺激からブロックするという多層にわたるアプローチが、3ステップのスキンケアを行うことで可能になる。
ひとつひとつのアイテムの目的がはっきりしているので、ラインで使う意欲がわいてくる。
化粧水が3タイプ、クリームが2タイプと感触違いで配置されているのも、無味乾燥になりがちな弱バリア肌※1ケアには珍しいポイント。化粧品本来の「使い心地のよさ」へのこだわりが感じられ、積極的にスキンケアを楽しもうという気持ちにさせてくれる。
この3ステップのスキンケアを丁寧に続けることで、肌にしなやかな強さと揺るがぬ美しさが育ってくる。そして、毎日をがんばる女性たちにとって、いつも調子のいい肌でいられることは大きな自信につながる。「エクスバリア」は、少し弱気になった肌を受け止め、前を向く力を与えてくれる存在になりそうだ。
※1 弱バリア肌:バリア機能が弱まって乾燥・肌あれを繰り返す肌


私自身、実は皮膚科に定期的に通うほど、幼い頃は肌が弱かったのです。大人になるにつれ、皮膚科に行くほどの肌荒れをすることはなくなりましたが、それでも学生の頃は、強い風に当たると肌が真っ赤になったり、洗顔料が合わずに肌荒れをしたり、肌がゆらぐことも多くありました。昔からいろんな化粧品を試すのが大好きだったけれど、合わない化粧品が多かったので、積極的なケアに後ろ向きになっていた時期も...。
時が経ちそれでも化粧品好きが高じて、化粧品メーカーに就職し、偶然にも敏感肌用化粧品の企画・開発に携わることになりました。敏感肌の私がそこで感じたのは、日々のスキンケアで健やかなバリア機能をキープすることこそが、美肌への近道であるということ。自分自身の肌の変化を通して実感したのです。今も、花粉の時期や季節の変わり目など肌がゆらぐことはあるけれど、日々、健やかなバリア機能をキープするお手入れを中心にするようになってから、圧倒的に肌状態が安定するように。今は、積極的なスキンケアが色々と試せるようになったのです。
私のように、幼い頃から肌が弱い方もいれば、大人になってから突然、「私、敏感肌かも...」と思われる方も多くいます。大気汚染、紫外線など外的要因、そしてストレスや睡眠不足など様々な要因が考えられますが、年々肌のバリア機能が低下した状態(=弱バリア肌※1)の女性が増えており、現代女性の誰しもがなり得る可能性があるのです。そんな“弱バリア肌※1”に着目し、開発されたスキンケアがドクターフイル コスメティクスの「エクスバリア」。
毎年、先進的なエイジングケアや美白ケアがたくさん発売されるなか、弱バリア肌※1ケアをするスキンケアと聞くと、少し地味な印象を受けるかもしれません。でも、これこそがとても大切なことなのです。なぜなら、バリア機能が低下した肌状態の時は、積極的なケアを取り入れても、本来の効果を十分に発揮することができないことが多いのです。そんな時は焦らず、日々のお手入れで、弱バリア肌※1ケアができるようなスキンケアをまずは取り入れ、肌をマイナスからゼロの状態、つまり健康的な肌の状態に戻すことで、初めて肌が整い、美肌への道が開けると思っています。私自身も、弱バリア肌※1ケアを実践してきて、今があります。
弱バリア肌※1をケアする「エクスバリア」では、擬似バリア膜を形成し、外部刺激をブロックする「サクランTM※3」を全アイテムに配合。この「サクランTM※3」は、水前寺海苔から抽出されたとても希少な成分で、ヒアルロン酸の5倍といわれる驚異の保水力を誇る成分です。そして、肌のバリア機能を構成するバリア層※4に、化粧水・美容液ゲル・クリームの3アイテムそれぞれが必要な箇所に的確にアプローチをすることで、しっかりと弱バリア肌※1を立て直す画期的なスキンケアです。
化粧水は、肌の乾燥度合いで選べる3種類の展開で、初めて使う場合は、季節を問わず心地よく使える使用感のローションIIがおすすめです。白濁したタイプのさらりとしたテクスチャーで、ぐんぐん肌に浸透※4します。オイルも配合されているため、手で優しくなじませると、肌はもちっとした感触に。そして、みずみずしい美容液ゲルを重ねることで、つややかで肌はよりもっちりとした感触へ。最後にクリーム。クリームは2種類の展開で、クリームIは、みずみずしく軽めの使い心地。クリームIIはとてもなめらかで、濃密な使い心地で、まさに肌に極薄なバリア膜を覆うような感覚で、とても安心感があります。濃厚なクリームですが、ベタつかず、後肌は意外にもさらっとしているので、朝のメイク前にも使えますよ。
ライン使いをすることで、超乾燥肌の私も満足な使用感で、なんとなく肌の調子が優れない時や肌の乾燥が気になる時に使うようにしています。肌の調子が優れない時は、「エクスバリア」に肌をゆだねてみてください。そして、長年、自分は敏感かもと悩んでいる方に、ぜひ手にとって欲しいスキンケアです。使い続けることで、確かな手応えを感じるはずです。
※1 弱バリア肌:バリア機能が弱まって乾燥・肌あれを繰り返す肌
※3 サクランTM:スイゼンジノリ多糖体
※4 角層までのこと







































現代女性の間で、じわじわと増え続ける敏感肌。すっかり耳慣れたものだけど、じつは、医学的には敏感肌という名前も、言葉さえ存在しないのだそう。ご存じだっただろうか。疾患とさえ認められていないのに、肌が敏感に揺らぐだけで、どれほど心がざわつき、大きなストレスになるか。経験した人ならきっと理解できるはず。最近は、肌環境やライフスタイルの多様化で、なぜ敏感に傾くのか腑に落ちないことも多く、じつは想像以上に複雑で、根深いのが、“敏感肌の現実”だと言える。
敏感肌対応化粧品も市場には数多くあるが、実際には優しさ最優先で、そっと寄り添うアプローチのものがほとんどのよう。もちろん、それで納得できればいいけれど、でも、内心はどうなのか。私自身、肌が揺らいだときに感じるのは、“寄り添ってくれるのはありがたいけれど、改善の糸口をみつけるためにはむしろ、肌を立て直してくれるものが欲しい”。そう、じつはこれが本音。だからもし、私のようなジレンマを感じている人がいるのなら、フイルナチュラントから誕生する「エクスバリア」という存在を知って欲しいのだ。
フイルナチュラントは、ドクターズコスメという言葉さえなかった時代に、ひとりの皮膚科医のもと誕生、多くの方に愛され続け、確かな実績を残してきた老舗ブランド。4半世紀を超え、紫外線や大気汚染、スマホ依存型のストレスフルなライフスタイルなど、当時から大きく変化した現代人の過酷な肌環境に向き合い、「エクスバリア」として大きく生まれ変わったのだ。
着眼点はずばり、“弱バリア肌※1”ケア。手っ取り早く擬似的にバリア膜をつくり、守りながらじっくり立て直していこうというなんとも斬新な発想。じつは、バリア機能は日々のストレス※2で崩れて、みるみる低下してしまうほど繊細。だから、疑似バリア膜でさまざまな外界からの刺激を遮断できれば、立て直しもスムーズに行えるのでは? という唸るようなアプローチだ。
キーとなるのは、全品に新配合されたサクランTM※3だ。はじめて聞く人も多いと思うが、サクランTM※3は、水を抱え込む特長を持つ天然の高分子。熊本産のスイゼンジノリからわずか1%しか採取できず、澄んだ泉質でないと生息できない稀少なもの。イメージは、肌の上をぷるぷるのゲルの薄膜が覆っている? ふと、そんな絵が思い浮かぶ。
サクランTM※3以外にもそれぞれのアイテムに適した保湿成分を厳選して配合。ストレスを感じさせない心地いい感触のクレンジングクリームと洗顔料で不要な汚れをオフしたら、なめらかな肌なじみの化粧水と、肌にみずみずしく溶け込んでいくゲル状美容液、こっくりリッチなクリームで、バリア層※4のすみずみまでアプローチ。「エクス(無限の可能性を秘めた)バリア(バリア機能)」というネーミングに込められた想いそのままに、複雑で根深い“敏感肌の現実”に対して、正面から堂々と“立て直し”を宣言するシリーズなのだ。
季節をめぐるごとに肌環境の厳しさを実感するいま、揺らぎにくい肌コンディションを維持するためにも、まずは「エクスバリア」という選択を。正しいか否かの答えはきっと、肌に芽生えた小さな変化が教えてくれるはずだ。
※1 弱バリア肌:バリア機能が弱まって乾燥・肌あれを繰り返す肌
※2 乾燥や紫外線のこと
※3 サクランTM:スイゼンジノリ多糖体
※4 角層までのこと