今回お話を聞いた田辺和美先生
ドクターフィルコスメティクス
ブランドコンサルタント
田辺 和美先生
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慶応義塾大学医学部卒業
米国ジョンズ・ホプキンズ大学留学
(真皮エラスチン研究にて)
お悩み1
夏、ニキビが大量発生!
なぜ?!
紫外線や日焼け止めなどによる
毛穴への刺激が増えるからです
ニキビというものに季節性はありませんが、夏の時期はニキビを誘発する要因が多くあることも事実です。
夏は一年で最も紫外線が強い季節。紫外線を浴びると毛穴周りの角層が厚くなり、微小な毛穴づまり(ニキビの根っこ)を起こしやすくなってしまいます。また、紫外線対策や化粧くずれ防止のために使うウォータープルーフの日焼け止めや密着性の高い化粧下地などは、毛穴への刺激も強くなります。
夏は紫外線・ウォータプルーフなど肌や毛穴への負担が大きいアイテムの使用によって、ニキビができやすい環境。そのため、ニキビケアは「ニキビができてから」ではなく「ニキビができる前から」日常的に行うことが大切です。
お悩み2
ニキビができちゃった!
スキンケアやメイクは
どうすればいい?
お悩み3
背中ニキビができやすい……、
日常で気をつけるべきことは?
基本は汗対策。
顔のニキビとは原因や対策が
異なる場合もあるので、
ひどい場合は皮膚科へ
背中ニキビを防ぐためにはまずは「汗対策」。朝晩シャワーを浴びて、寝ている間にかいた汗や、日中にかいた汗をきちんと落としましょう。また、吸湿性の良い下着を着用するのもよいですね。夏は、熱帯夜で睡眠不足になったり、夏バテで食欲が低下し栄養バランスが崩れたりしがちで、そういうときに背中ニキビはできやすくなります。生活リズムを整えることを意識することも大切です。
背中にできるニキビは、顔ニキビの「アクネ菌」ではなく、カビの一種である「マラセチア菌」が原因のことも。マラセチア菌が原因のニキビの場合は、一般的なニキビ薬では効果が見込めません。いつまでたっても治らない、という場合は皮膚科を受診し、適切なお薬を処方してもらうことも大切です。
お悩み4
ニキビができたときの
スキンケア選びがわからない…
「ニキビのもとになりにくい処方」
の
アイテムかどうかをチェック
まずは「ニキビのもとになりにくい処方」や「ノンコメドジェニックテスト済み」と書かれたものを選ぶようにしましょう。
化粧品の中には、毛穴を刺激してコメドをつくりやすくしてしまったり、皮脂のようにニキビの原因菌のエサになってしまったりするものもあります。これらの表示のあるものは、実際にヒトの皮膚を使って評価し、ニキビのもとになりにくいということを確認している化粧品なので、ニキビができている方だけでなく、ニキビを予防したいという方にもおすすめです。また、ニキビができていると保湿を控えてしまう方もいらっしゃいますがそれはNG。保湿効果の高いアイテムを選びましょう。


お悩み5
ニキビって
潰せば早く治るんですよね?
ニキビを潰すのは絶対にNG!
治りが遅くなって
跡にも残りやすくなります
ニキビを潰すのはケガした場所をさらに傷つけているようなもの。とくに、赤く炎症を起こしている状態のニキビを自分で潰すのは絶対にやめてください。治りが遅くなるだけでなく、跡にも残りやすくなってしまいます。まれに、「指ではなく、針でつつけばいいんですよね」なんて患者さんもいますが、絶対にダメです。できたニキビは触らないようにしましょう。
お悩み6
ニキビが同じ場所に繰り返し
できてしまうのはなぜ?!
目に見えない
「ニキビの根っこ」が
残っているため、
ニキビが再発しているから
ニキビが同じ場所にくり返しできる原因は、治ったように見えても、その周囲には目には見えない「ニキビの根っこ(微小な毛穴づまり)」が残っているためです。このニキビの根っこはやがて目に見えるニキビにまで進行するため、“同じ場所に何度もできる”と感じてしまうのです。それを防ぐためには、目に見えるニキビが治ったあともニキビケアを継続する必要があるのですが、炎症が治まると痛みや赤みがひくため「完治した」と勘違いしてしまい、途中でケアをやめてしまう人が多いのです。「いつも同じ場所にニキビができている」というのは、「完治していなかったニキビが再発している」ということ。ニキビをくり返さないためにも、ニキビケアは痛みや赤みがひいても継続することが大切です。

お悩み7
生理前になると
必ずニキビができちゃう!
生理前に分泌量が増える
女性ホルモン
「プロゲステロン」が
影響しています。
生理前には、女性ホルモンの一種である「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌量が高まります。このプロゲステロンは皮脂の分泌量を活発にさせるため、ニキビができやすくなります。また、生理前に起こる心や身体の不調であるPMS(月経前症候群)がひどい場合、PMSによる暴飲暴食や睡眠不足により、いつもよりニキビのできやすい状態になったり、ニキビが悪化したり、という人もいます。
お悩み8
マスクをしている部分に
ニキビができちゃうのはなぜ?!
マスクの刺激によって
角層が厚くなり
皮膚がこすれて
毛穴づまりが起こるから
これは、マスクと皮膚がこすれて起こる刺激によって角層が厚くなり、毛穴づまりが起こりやすくなるためだと考えられています。実際、マスクを日常的につける生活がはじまってから、あごや鼻のまわり、マスクが皮膚に触れる両頬にニキビができる人が増えています。また、普段ならすぐに治るのに、マスクのせいで治りが遅く、悪化してしまうという人も増えています。日頃から、ニキビができないような生活習慣やスキンケアを心がけることが大切です。
今回ご紹介したラインナップ

アクネオ 薬用 クレンジング リキッド
[医薬部外品] 120mL
2,200円(税込)




アクネオ 薬用 ウォッシング クリーム
[医薬部外品] 120g
1,980円(税込)




アクネオ 薬用 リペア ローション
[医薬部外品] 150mL
2,750円(税込)




アクネオ
薬用
リペア モイスチュアライザー U/TU/T
[医薬部外品] 100g
各2,970円(税込)
- お好きなモイスチャーライザーをお選びください
- U (フェイスライン) TU (色んなところ) T (Tゾーン)

アクネオ 薬用 スキンケア パウダー
[医薬部外品] 5g
3,080円(税込)




フォルミュール 薬用 アクネケア BB
[医薬部外品] 30g
2,750円(税込)
