カテゴリ

2020.11.09

捨てちゃう食材でサステナブル草木染

ライフスタイル

みなさんは草木染をご存じですか? 合成の染料を使わずに、草木の花や葉、茎、根、実、などの 天然の染料で布製品を染める事を草木染といいます。 そんな草木染をご自宅で手軽に楽しむことができますので、 ご紹介しますね!


■捨てちゃう食材で草木染しませんか?

今回は自宅で出るゴミを使ったサステナブルな草木染をご紹介します。
使う食材は「玉ねぎの皮」です。

玉ねぎはいろんな料理に使えて、健康にも優しい定番の食材ですよね。
そんな玉ねぎの皮で布を染めると、とっても素敵な色に染まるんです!
染め方は簡単なので、紹介していきますね。

■準備するもの

染めたい布製品(今回はリネンシャツを染めます)
※綿や麻などの天然素材のものなら、何でもOKです。
ポリエステルなどの化学繊維は染まらないので、素材を必ず確認してくださいね。
玉ねぎの皮(10個分)
※しっかり乾燥した皮であれば、常温保存しても腐りにくいです。

・鍋
・水(約1リットル)
・ボウル
・ザル

(1)玉ねぎの皮を煮ます。



玉ねぎの皮と水を入れて火をつけます。
沸騰したら弱火にして、コトコトと蓋をして1時間煮込みましょう。
この煮汁が染液になります。
染液の色が濃ければ濃いほどよく染まるので、キッチンペーパーなどに染液を浸しながら、お好みの色になるまで調整してもOKです!

(2)染液にリネンシャツを浸します。



ザルで漉して染液をボールに移し、リネンシャツを染液に30分浸します。 染液の温度が熱いうちに浸すとよく染まるので、火傷に注意しながら箸などを使ってよく浸してくださいね。

(3)水洗いする。



染液からリネンシャツを取り出して水洗いします。
浸す時間が長いほどよく染まるので、好みの色になるまで、調整してもOKです!

(4)染色を長く楽しむなら・・・



草木染は天然の染料なので、洗濯するたびに色が落ちていきます。
その色の変化を楽しむのもおすすめですが、染めた色を定着させたい!という方は、染色して水洗いした布をミョウバン液に(お湯500mlに対して、ミョウバン大さじ2を溶かす)20分くらい浸すと、色落ちしなくなります。
ミョウバンはスーパーのお漬物売り場にありますので、確認してみて下さいね。

(5)干して乾いたら完成!



真っ白だったリネンシャツがこんなにきれいなオレンジベージュになりました!
布の素材、玉ねぎの皮の量、染液に浸す時間や温度、によって発色は違います。
世界で一つだけのあなただけの発色を楽しんでくださいね☆

■タイダイ柄にも挑戦!

草木染で気軽にタイダイ柄にすることもできますよ!
タイダイ染めとは、タイ(Tie=縛る)、ダイ(Dye=染める)という意味です。
生地を自由にヒモや輪ゴムで縛って、染色します。
どんな柄になるかはお楽しみ☆
同じ柄が2つと無い、オリジナルのタイダイ柄を楽しんでくださいね!

■番外編 いろんな色が楽しめます☆

ちなみに他の捨てちゃう食材でも草木染はできます!
上記以外にも、色の濃い野菜や、果物で染色をすれば、きれいな発色が楽しめますよ。
何気なく捨ててしまう食材を活用して、サステナブルなオシャレを楽しんでみてください☆

■楽しくサステナブルを始めませんか?

シミが付いたTシャツ、使い古して汚れた布バック、汚れた靴下など、今までなら捨ててしまった布製品を、草木染にすることで汚れが目立たなくなり、 さらに長く使い続けることができるかもしれません。
手を加えることで、お気に入りのものに更に愛着が湧きますよ!
どんな色に染まるかを楽しみながら、プチ・スローライフを楽しんでみてくださいね☆

『美容開発部 Beauty Creation Unit』
お気に入りに追加する