2018.02.13
30代・40代に似合う!ゆるふわ簡単まとめヘア(仕事編)
ヘア・メイク
ひっつめ髪だとオバサンぽいし、ゆるゆるヘアだと、だらしなく見える......。大人の女性が髪をまとめようとすると、意外と難しいですよね。「肩に力が入っていないのに、仕事がデキそう」。そんな「ゆるふわヘア」の作り方をご紹介します。
大人に似合う「ゆるふわヘア(お仕事編)」の3つのポイント
Point1:顔周りの毛&おくれ毛は少なめに!
Point2:髪の動きに統一感を持たせる
Point3:軽くウェットに仕上げてキャリア感を出す
「顔周りの毛やおくれ毛が多いと、ふわふわ揺れる毛が増える分、どうしてもリラックス感が強くなってしまいます。「休日編」のときよりも少なめにした方が、きちんと感が出ます。
髪の動きに統一感を持たせるというのは、例えば、顔周りの毛を自由に遊ばせるのではなく、同じ方向に流れるように束感を出したり、前髪から流れをつなげてみたりするということ。ラフさを抑えることができるので、オフィスにふさわしい清潔感が生まれます。
仕上げに、ミストタイプのスタイリング剤やヘアスプレーをつけて軽くウェットな印象にすると、さらにキャリア感が出ますよ!」(宮澤さん)。
ゆるふわなのに崩れにくい!清潔感あふれるお仕事ヘア
1.毛先を内巻きにする
コテやブラシアイロンで毛先を内巻きにします。頭頂部の髪も軽く立ちあげておきましょう。32mmのコテがオススメ。ストレートアイロンでもカールを作ることはできますが、ウェーブが強く出過ぎてしまうため「ふんわりヘア」には不向きです。
2.空気を入れてカールをほぐす
髪全体にオイルやクリームをなじませた後、指の間に髪をはさみこむようにしながらカールをほぐします。空気を含ませることで、よりエアリーな質感に。
3.顔周りに少しだけ髪を残す
顔周りで揺れる毛は、印象を左右する大事な存在。髪を結んでから引っ張り出すのではなく、事前に顔の周りに残す髪の量と雰囲気を確かめて、残す毛を取り分けておきましょう。前髪を浅くとり、斜めに流した延長線上に髪が少量残るようにします。量が多いとリラックス感が強くなるので、少なめにしましょう。
4.耳から上の髪をハーフアップにする
耳から上の髪をハーフアップにします。ひっつめ髪にならないように、手ぐしでラフにまとめましょう。結ぶ位置が高過ぎると幼い印象になるので、耳の高さくらいがベストです。この後、バランスを見ながら髪をさらにつまみ出していくので、ゴムはきつく結んでおくことが大事。土台となる結び目がゆるいと、髪をつまみ出すときに崩れてきてしまうので気をつけましょう。
5.頭頂部の髪をつまみ出す
バランスを見ながら頭頂部の髪をつまみ出します。空いている手で、つまみ出す毛束の先(ゴムの結び目の少し上)を支えながら行うと、狙った毛束だけを上手に引き出せます。
6.サイドの毛束もつまみ出す
同様に、サイドの毛束を引き出します。髪の根もと付近だけではなく、結び目の近くの髪もゆるめましょう。少し耳にかかるくらいが目安です。
7.残りの髪も一緒にまとめる
たらしていた部分も手ぐしでまとめ、ハーフアップと一緒にゴムできつく結びます。
8.ポニーテールの毛先をゴムで結ぶ
ポニーテールの毛先を10cmくらい残してゴムで結びます。
9.毛束をねじる
ポニーテールを上から下にねじっていきます。
10.ねじった毛先をピンで留める
毛束をねじりながら、毛先をポニーテールの根もとにピンで留めます。毛先とポニーテールの根もとを左手で押さえ、右手でピンをすくい上げるようにして、ゴムの輪っかにピンを通して地髪に留めると、簡単にしっかり留められます。右の写真は、毛束を持ちあげて、ピンがどのように留まっているかを示したもの。実線が表に出ている部分で、点線は髪の内側に隠れている部分です。
11.飾りピンをさす
さらにしっかり留めるため、U字のピンをプラスします。毛先をはさんで、後頭部に対して垂直にあてたら、そのままピンを上にしてぐいっと差しこみます。飾りつきのU字ピンを使えば、しっかり留まるうえ、かわいく仕上がるので一石二鳥!
12.飾りピンをもう1つさす
もう1つ飾りピンをさして、毛先がバラつくのを防ぎます。
13.顔周りの毛をピンで留める
左側の顔周りの毛をピンで留めます。耳が少し隠れるくらい、たるませましょう。
14.バランスを整えれば完成!
顔周りの毛に、やわらかめのワックスをつけて束感を出します。前髪から方向性に統一感を出すことで、きちんと感が出ます。
完成
きちんと感があるのに決して堅苦しくはない、ふんわりヘアが完成! しかも、実はこのヘアスタイルは、「休日編」とほぼ同じプロセスである「ハーフアップにしてから、全体をまとめる」で、作ることができるんです。
顔周りに残す毛の量や、髪の流れ方などのディテールを変えるだけで、これだけ印象が変わるのは驚きですよね。30代・40代の今こそ、ヘアアレンジを楽しんで、自分らしい魅力を高めていきましょう。
Model:Tomie Aizawa
Hair&Make:Yuzuru Miyazawa
Stylist:Chieko Fushimi
Photo:Kayo Takashima