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派手顔さん必見!ケバく見せないナチュラル美人な「引き算」メイク

ヘア・メイク

#ケバい #派手顔

目や唇などのパーツが大きく、骨格がしっかりとしている派手顏さん。少しメイクをしただけでも、トゥーマッチ感が出やすいのが特徴です。派手顔さんに必要なのは「引き算」発想のナチュラルメイク! 華やかな印象はそのままに、透明感のある美人に仕上がります。


パーツを活かした「引き算」メイクでナチュラル美人!

引き算メイク(左)                                  トゥーマッチメイク(右)

顔立ちがはっきりした派手顔さんは憧れの的になりやすいけれど、実は人知れずメイクに悩む人が多いそう。たしかに、すごく美人なのにメイクで損していると思ってしまう派手顔さんに遭遇することがよくあります。派手顔さんは、どうしてメイクで失敗してしまうのでしょうか?

「派手顔さんは、目がパッチリと大きい・鼻筋が高く通っている・唇に存在感があるなどホリが深くハーフのような顔が特徴です。素材そのものが美人顔なのに、そこへさらに過剰なメイクをしてしまうと、せっかくの良さが消えてただ"ケバい人"という印象になってしまいます」とヘアメイクの新見千晶さん。

<派手顔さんは、こんなメイクはNG!>


・ブラウン系アイカラーでグラデーションを作り過ぎ
・アイラインが太過ぎ&過剰なキャットライン
・眉が濃く長い
・リップに派手カラー
・チークを鋭角に入れている

「引き算メイク(左)とトゥーマッチメイク(右)を比べてみると、どちらが好印象でナチュラル美人に見えるか一目瞭然ですよね。引き算メイクは、はっきりとした骨格やパーツの華やかさを活かしつつ、透明感のある美人顔に。引き算メイクのルールは、大きく4つあります」(新見さん)。
 
<引き算メイク 4つのルール>
ルール1:透明感のあるカラー×控えめラインでナチュラル二重
ルール2:可愛らしい印象を作る、ふんわり優しい短め眉
ルール3:なじみ系カラーで主張し過ぎない口もと
ルール4:立体感ではなく、大切なのは血色感のある頬

それでは早速、引き算メイクをみていきましょう!

ルール1:透明感のあるカラー×控えめラインでナチュラル二重

引き算メイク(左)                                      トゥーマッチメイク(右)

「パッチリとした二重は、それだけで魅力的。トゥーマッチメイクのように、より大きく見せようとする目力アイメイクは必要ありません。透明感のあるベージュ系のベースカラーで、目もとのくすみをオフする程度の色づきでOK。アイラインもラインというよりも、まつ毛を濃く見せるように入れるのがポイントです」(新見さん)。
 

<Eye How to>

①目の周りのくすみを取る
カバー力のある 米肌 『澄肌ホワイトCCクリーム』 (00 やや明るい自然な肌色)でベースメイクを整えた後、目の下のクマやまぶたにもなじませて目の周りのくすみを取ります。くすみと色ムラをカバーしておくと、目もとがぱっと若返り発色が美しく!

②アイホールに透明感のあるベージュを塗る
チップにほんのりとパール感のある明るいベージュ『エルシア プラチナム そのまま簡単仕上げ アイカラー S-2ベージュ』を取り、アイホール全体に塗ります。色ではなく質感で目もとを整えるのも、引き算発想ならでは。

③ブラウンのリキッドでまつ毛の間を埋める
アイラインというと、まつ毛の上に引くことが多いのですが、引き算メイクではインサイドラインのみ。まつ毛の生え際の内側の粘膜に、極細のブラウンのリキッドライナー『エルシア プラチナム リキッド アイライナー BR301ダークブラウン』で、まつげの間を埋めるような感じでラインを引きます。引かないとぼやけた印象ですが、インサイドラインなら元からパッチリ二重という印象が強まります!

④黒目部分に締めカラーのブラウンを塗る
③までの工程で終了してもOKですが、もう少し自然な目力が欲しいという時は、締めカラーのブラウン『エルシア プラチナム そのまま簡単仕上げ アイカラー S-2ベージュ』を黒目の幅にだけに塗ります。黒目が大きく見え、より魅力的な目もとに。最後にブラックのマスカラを薄く塗って完成です。

 

<引き算アイメイク完成!>

ケバく見える最大のパーツ、目もとを克服! 元々のパッチリ二重が、より自然にはっきりと大きく見えて美人度がアップしています。

ルール2:可愛らしい印象を作る、ふんわり優しい短め眉

引き算メイク(左)                                      トゥーマッチメイク(右)

「太さやアーチによって、顔の印象を大きく左右する眉。濃く鋭角で長い眉は、老け顔の原因になります。派手顔さんは美人系の顔立ちなので、眉で可愛らしさをプラスしてあげるとGOOD。可愛い眉に仕上げる時は、ふんわりとした質感・ほんのり明るい・眉山はなだらかで短めがポイントです」(新見さん)。

<Eyebrow How to>

①目の周りのくすみを取る
スクリューブラシで眉毛をとかした後、ブラウンのペンシル『エスプリークW アイブロウ(ペンシル&パウダー)BR300』で眉尻の毛を描き足します。毛が足りない部分や、毛と毛の隙間を埋めていくイメージです。

②パウダーでふんわり感を出す
ペンシルだけで全部描こうとすると、ベッタリとした質感になってしまうのでNG。ブラウンのパウダー『エスプリークW アイブロウ(ペンシル&パウダー)BR300』で、眉頭から中央まで描き足してふんわり感をプラスしましょう。

③眉マスカラでさらにふんわり!
まず眉尻から毛を逆立てるようにブラウンの眉マスカラ『エスプリーク スタイリング アイブロウ マスカラ(ふんわり立体感)BR30v』を眉頭に向かって塗り、次に毛流れに沿って眉頭から眉尻に向けて塗ることで、毛の表と裏の両面に塗るようにしましょう。眉マスカラを使っていない人は、ぜひ使ってみてください! 眉が明るくなり、ふんわりとした毛流れも出るのでキュートな印象に仕上がります。


ルール3:なじみ系カラーで主張し過ぎない口もと

引き算メイク(左)                                  トゥーマッチメイク(右)

「ベージュピンク・コーラルオレンジなど、肌なじみの良い顔色アップカラーがおすすめです。最近トレンドの濃いリップをそのまま派手顔さんに塗るとトゥーマッチに見えてしまいます。濃いリップを塗る時は、透明感のあるシアー系でリップラインは取らずに塗って引き算をしてくださいね」(新見さん)。

<Rip How to>

①口角の影をCCで消す
口角は色素沈着しやすく、くすんでいる箇所。カバー力のある 米肌『澄肌ホワイトCCクリーム』( 00 やや明るい自然な肌色)を口角にのせて、指でぼかします。

②ツヤ感のあるなじみ系リップを塗る
チップタイプなら、リップラインほどはっきりとした輪郭にならず、自然な仕上がりです。派手色を使わずに、肌なじみの良いオレンジ『エスプリーク ルージュ ステイマジック(エッセンスリキッド)OR231ピーチオレンジ』のぷるんとした質感で魅せ、うるおい感のある若々しい唇に。


ルール4:立体感ではなく、大切なのは血色感のある頬

引き算メイク(左)                                  トゥーマッチメイク(右)

「元々骨格がはっきりしているので、立体感としてのチークは必要ありません。濃く鋭角に入れるのは、骨格にメリハリをつける入れ方なのでNG。外側ではなく、内側寄りにふんわりと丸く入れることでキュートな印象に仕上げましょう。カラーも主張し過ぎるヴィヴィッドピンクなどは避け、血色をプラスするヘルシーなコーラルオレンジで上気したような頬に」(新見さん)。

<引き算メイクの完成!>

引き算メイク(左)                                  トゥーマッチメイク(右)

自分らしく、もっとキレイになれる引き算メイクの完成! 美人パーツはそのままに、優しい雰囲気で老若男女に愛されるたおやか美人顔に。

参考商品
左から エルシア プラチナム リキッド アイライナー BR301ダークブラウン、エスプリークW アイブロウ(ペンシル&パウダー)BR300、エルシア プラチナム そのまま簡単仕上げ アイカラー S-2ベージュ、エスプリーク ルージュ ステイマジック(エッセンスリキッド)OR231ピーチオレンジ、エスプリーク スタイリング アイブロウ マスカラ(ふんわり立体感)BR30v、米肌 澄肌ホワイトCCクリーム 00(やや明るい自然な肌色)
<取材協力>新見千晶さん(All About「メイク」ガイド)
美容誌・雑誌・広告などで、モデル・女優・タレントを担当するヘア&メイクアップアーティスト。撮影現場で培ったプロの美ワザを、わかりやすくシンプルに「新見流・美のルール」としてポイントをしぼって紹介するメイク法が好評。『ミーハー美容』(主婦の友社)『魔法の表情筋エステ&若見せメイク』(成美堂書店)など著書多数。

オフィシャルHP

Model:Mayuri Otsuka
Hair&Make:Chiaki Niimi
Photo:Tomoko Yonetamari(G.P.FRAG)
Text:Miki Umezu
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