スタイリストが教える　季節の変わり目スイッチコーデ術

春の暖かな陽気を感じつつ、まだまだ急な冷え込みにも注意が必要な3～4月。気候が読みにくく、毎朝の洋服選びも難しいこの時期は、何をどう着れば良いの…？ 女性誌で活躍中の人気スタイリスト3人が、端境期をオシャレに乗り切るための私服コーデを大公開！　暖かい日と寒い日のどちらにも対応できる、リアルなコーデ術をレクチャーしてくれました。

スタイリスト／平沼洋美さん

シャツ／ウィム ガゼット　デニム／コス　アクセサリー／TASAKI、エナソルーナ、ヒロタカ（すべて本人私物）

 

「デザインにひと工夫ある　バンドカラーシャツが頼れる！』

「今年1月に買って、ここ最近毎日のように着ているウィム ガゼットのバンドカラーシャツ。“白シャツ”と言えば大定番だし、 どこでも買えるアイテムではありますが、この1枚は、ヒップが隠れるぐらいの長め丈に一目ボレ！
単体でさらっと着てサマになるし、上にセーターなどを重ねたときも裾がのぞいて、コーデに表情がつけられるのがお気に入り。 暖かい日は、このシャツに軽やかな白デニム、薄手のスプリングコートを合わせて仕事へ出掛けています。何を着ようか迷う時期は、 シーズンレスに着られる王道アイテムこそ、意外と頼りになりますよ」

シャツ／ウィム ガゼット　ニット／スローン　コート／エイトン　デニム／コス　 ブーツ／チェンバー　バッグ／グッチ　アクセサリー／TASAKI、エナソルーナ、ヒロタカ（すべて本人私物）

「“今日は朝から寒いな…”という日は、このウィム ガゼットのシャツに、セーターをレイヤードして、暖かコーデに応用。 また、冷え込み方に合わせ、上から一枚仕立てのコートを羽織れば、寒さ知らずですごせます。シーズンレスな白シャツは、 季節の変わり目を上手につなぐアイテムとして万能ですね」

スタイリスト／三好彩さん

ワンピース／デミルクス ビームス　ジュエリー／シャネル　（すべて本人私物）

 

「季節感を問わないミモレ丈　ワンピをコーデの主役に」

「毎日の寒暖差が激しいこの時期は、洋服選びに迷いがち。そんなシーズンは、手持ちのワードローブのなかから、 あまり季節感が出ない洋服を選ぶのがおすすめです。このデミルクス ビームスのワンピは、薄すぎず地厚すぎないコットン地で、 真夏以外はどのシーズンでも着られて便利！
暖かい日はこれにスプリングコートを、寒い日は上にニットを重ねて体温調節すれば、端境期も難なく乗り切れます。 また、明るいグレージュの色味も絶妙で、どんなアイテムとも馴染みがよく、コーデの幅がぐんと広がります。」

ワンピース／デミルクス ビームス　セーター／スローン　コート／マディソンブルー　 バッグ／J.W.アンダーソン　ブーツ／サルトル　ジュエリー／シャネル　（すべて本人私物）

「フィット＆フレアのワンピはハイウエストの仕立てで、セーターを重ねてもごわついて見えないのも優秀。 ワンピがシンプルな分、合わせるニットやコートはコントラストの強いものを選ぶと、スタイルにメリハリが出せますね。 今季は発色のキレイなカラーコートをチョイスして、トレンド感のある春コーデにトライしてみてください。」

スタイリスト／竹岡千恵さん

ジャケット／エズミ　カーディガン／マカフィー　カットソー／サード マガジン　パンツ／ ユナイテッド トーキョー　バッグ／ステラ マッカートニー　パンプス／ロランス　（すべて本人私物）

「ゆとりのあるジャケットは　コート代わりに大活躍！」

「この春夏のトレンドアイテムでもあるジャケットですが、私が愛用しているのは、エズミのボックスシルエットの1着。 ウエストを絞らず、見頃にゆとりがあるので、中に地厚なものが着られて、冬から春へのスイッチアイテムとして重宝します。 気温が高い日はTシャツにこのジャケットを合わせるだけで、スタイルとして充分決まりますが、寒い日は中にもう一枚厚手の カーディガンを投入。ジャケットで旬を感じさせつつ、防寒対策もできるので、季節の変わり目も快適かつオシャレにすごせます。」

カーディガン／マカフィー　カットソー／サード マガジン　（すべて本人私物）

「中に合わせたマカフィーのカーデは、コンパクトな着丈も気に入っています。今季トレンドのジャケットは長め丈のデザインが 多く出ているので、中にカーデをアレンジするなら、こんな短め丈のタイプを選ぶのがおすすめですね。 ジャケットで下がった重心バランスが引き上がって見えるので、よりスタイルよく着こなせます。」

Photo：Midori Yamashita
Text：Kaori Terasawa

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