インテリアグリーンで日常空間を素敵にチェンジ

家族と過ごすリビングやテラス、自分の部屋など。毎日の生活を送るプライベートな空間は、より気持ちいい環境づくりにこだわりたいもの。日差しが心地よい今のシーズンこそ、室内やベランダにグリーンを取り入れて、おしゃれにアレンジしてはいかがでしょう？ 初心者でも扱いやすいグリーンの種類や、おしゃれに飾るコツを、観葉植物が豊富に揃うグリーンショップ、「MICAN」の野里秀貴さんに教えていただきました。

〈左端から〉「アイビー」￥650、鉢￥2,200／「コーヒーの木」（鉢付き）￥2,500／「ペペロミア」￥750、鉢￥1,500[すべて税別]（すべてMICAN）

 

室内向きで管理し易い！ 初心者におすすめの代表グリーン3つ

部屋にグリーンを飾りたいと思ったら、まず検討したいのは、どの場所にどんなグリーンを置くかということ。植物は日当たりの良い場所で育てるのが大前提ではありますが、ある程度の日陰に耐えられる種類もあるのだそう。「観葉植物にも沢山の種類があり、日向を好むものと、“耐陰性”と言って日陰に強い種類が存在します。リビングなどの室内で育てる場合は、耐陰性の高い植物の方がより適していますね。例えば代表的なのは、アイビーやペペロミア、コーヒーの木など。いずれも日陰に強い室内向きの植物で、水やりも1週間に1～2回程度と比較的管理も簡単。初めて植物を育てる方にもおすすめです。」

鉢植えの「ソフォラ」￥2,300、トレー￥1,000、ヤギの置物￥1,200、スワッグ￥600 [すべて税別]（すべてMICAN）

 

置いて飾る場合も、少しの工夫で雰囲気はガラリと変わる！

サイドテーブルや本棚の上など。家のちょっとした空きスペースに観葉植物を置いてみたけれど、イマイチおしゃれ感が出ない…と思っている方も多いはず。飾る際におしゃれに見せるコツとは？ 「置いて飾る場合は、植物を入れる器選びが肝心。置く部屋のテイストと器のテイストを同じに合わせればセンス良く決まります。また、植物の葉を見て、ツヤのある葉にはツヤのある器、マットな葉にはマットな器という具合に、葉と器の質感を合わせれば失敗しにくいはず。置き方も直ではなく、小物を取り混ぜてトレーに置いて飾るとあか抜けて見えますよ。」

ハンギングした「アイビー」￥650、ハンギングカバー￥2,800[すべて税別]（すべてMICAN）

 

吊るして飾ることで空間に動きのあるニュアンスを演出

インスタやSNSでもトレンドとして盛り上がり、おしゃれなディスプレイ方法として定番化しつつあるハンギング。「吊るして飾るハンギングは、観葉植物を見下ろすのではなく、 やや高い位置に見上げるかたちになるアレンジ。視線も変わるので、見慣れた空間のイメージチェンジにも効果的です。最近はハンギングポットやプランター、カバーなど、吊るすための雑貨バリエも豊富ですが、これもやはり、部屋のテイストに合わせて選ぶことが大切。どんな植物を飾ってもOKですが、STEP1でおすすめしたアイビーなど、葉が垂れ下がって伸びるツタ系はハンギングに好相性です。」

壁掛けにした「チランジア」￥3,000[税別]（MICAN）

 

壁掛けのアレンジは、アート感覚で飾るのが正解

STEP3で紹介したハンギングは、壁掛けに応用する方法も。「スペースを取らない壁掛けは、玄関やキッチン、寝室など、どんな場所にも取り入れることができ、汎用性に優れています。軽量で土を必要としないエアプランツを選べば、高い位置に飾る場合も安心。3日に1回ぐらい霧吹きで水やりするなど、管理も楽ちんで、栽植に不慣れな方にもピッタリです。壁掛けでおしゃれに見せるコツは、無造作にディスプレイすること。写真のようにざっくりとフックに引っ掛けるなど、手を加え過ぎない方がモダンな雰囲気に仕上がります。」

床置きにした「ミントブッシュ」￥4,200、木箱に乗せた「ソフォラ」（鉢付き）￥2,300、トレー￥1,000、ヤギの置物￥1,200、スワッグ￥600、木箱￥5,800 [すべて税別]（すべてMICAN）

 

室内で育てるのに慣れたら、野外でのアレンジにトライ！

天候や季節の変化に影響を受けるベランダは、屋内に比べてまめなケアやお手入れが必要になります。暑さ・寒さに強い野外向きの植物を選ぶことはもちろんですが、ビギナーでも素敵に見せられるベランダでの飾り方とは？「野外なら見栄えのする大型の植物に挑戦するのもありですが、小ぶりな鉢植えも見せ方を工夫すればおしゃれな演出が可能です。簡単な方法としては、高低差をつけてディスプレイすること。ひとつは床置きで、もうひとつは木箱やイスの上に置くなど、高低差があると立体的に見えておしゃれ度がアップします。」

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