2020.06.19
暑さが残る初秋は大人なTシャツコーデが使える!
ライフスタイル
カレンダー上では秋がスタートしましたが、まだまだ暑い日も。気分的には秋冬の新しい洋服を着て出掛けたいけれど、大量に汗をかくのは避けたいものですよね。そんな暑い端境期は、大人なTシャツを1枚持っていると驚くほど重宝します。今回は、“Tシャツが大好物!”というスタイリストの竹岡千恵さんに、初秋にピッタリなTシャツコーデを紹介していただきました。
まずは大人に似合うTシャツを見極めよう
「Tシャツを購入する際は、上質な素材感や、身幅、襟ぐりのデザインにこだわって選びます。身幅は、ワイド過ぎると部屋着のようにカジュアルに見えるし、ぴったり過ぎても、下っ腹や二の腕が悪目立ちする場合も。必ず試着して、胴回りに若干の余裕を持たせたジャストサイズを吟味するのがおすすめです。また、肌の露出を控えたクルーネックならきちんとして見え、清潔感のある印象に仕上がります。」
Tシャツ/2点共セオリー(すべて本人私物)
「私が一番愛用しているのはセオリーのTシャツ。マイナーチェンジしながら毎年販売されるセオリーの定番アイテムで、シルキーな肌触りと、大人がジャストで着こなせる計算されたシルエットが秀逸! 一枚で着てサマになるし、ジャケットのインナーにも使えるので、年中大活躍する本気のお気に入りです。」
王道の“白T”を使った初秋アレンジ
Tシャツ/セオリー パンツ/ザラ ジャケット/マルティニーク バッグ/ロエベ ブーツ/ペリーコ(すべて本人私物)
Xラインを意識したきちんとコーデ
「大人なら、白Tもカジュアル一辺倒ではなく、キレイめに着こなす技も身に付けておきたいですよね。仕事やお出掛けシーンでは、ボトムにテーパードパンツを合わせるのがおすすめ。やや高めの位置でウエストをマークすることできちんとして見え、スタイル良く着こなすことができます。靴はパンプスでも勿論OKですが、この秋はロングブーツで辛口に仕上げるのも旬です。」
Tシャツ/セオリー ウエストに巻いたシャツ/ビューティ&ユース スカート/ノーウォス バッグ/ガリャルダガランテ スニーカー/ニューバランス サングラス/アイヴァン(すべて本人私物)
色数を絞って作るカジュアルな休日スタイル
「そもそもカジュアルな白Tだけに、休日に着る場合は決してだらしなく見えたくないもの。キレイめカジュアルなスタイルに仕上げるには、合わせるアイテムの色数を絞ったグラデーションコーデを意識してみてください。白Tにベージュのスカートやピンクベージュのシャツを合わせたスタイルは、初秋の始まりを感じさせつつ涼しげで上品に映えます。」
この秋買い足すなら“くすみ色”が狙い目
「色味が落ち着いていて肌なじみも良いくすみカラーは、白Tが苦手という大人女性もより着こなしやすいはずです。ネイビーやブラウン、ワインカラーといった秋冬らしい濃い色との相性も抜群なので、初秋から秋本番へのスイッチアイテムとしても便利。」
Tシャツ(右から順に)/アクネストゥディオスのカーキ、オーラリーのピンク、H&Mメンズのベージュ(すべて本人私物)
「カジュアルなパンツに合わせるだけでこなれて見えるから、もう何枚もコレクションしているくすみ色のTシャツ。一番右手のアクネは、ベージュでもグレーでもない曖昧なカーキ色が独特で、ハンサムに着こなせるところが気に入っています。」
くすみ色Tシャツを使った旬アレンジ
Tシャツ/アクネストゥディオズ ジャケット、パンツのセットアップ/マウジー バッグ、ブーツ/2点共ザラ ベルト/ユナイテッドアローズ(すべて本人私物)
ワントーンで揃えたジャケットスタイル
「ジャケットのインナーにTシャツを合わせたスタイルは定番ですが、今季はこんなくすみ色でトライすると新鮮な印象に。カーキやベージュなど、全体の色の彩度をまとめたワントーンスタイルなら、上級な着こなしに見えること間違いなし! 仕上げにクリーンな白のブーツ&バッグを投入して、抜け感を演出するのもポイント。」
Tシャツ/アクネストゥディオズ サロペット/ミュラー オブ ヨシオクボ バッグ/ビューティ&ユース ショートブーツ/ラグ&ボーン 頭に巻いたスカーフ/グッチ
黒で引き締めたモードなカジュアルコーデ
「ダスティなくすみ色は、黒で引き締めるとモードに着こなすことができます。Tシャツ×サロペットのごくカジュアルな組み合わせも、こんなシックな配色でトライすれば大人っぽい仕上がりに。動きやすくてモードなスタイルは、子連れのショッピングなど、休日のおしゃれ着にも便利です。サロペットは、体型をカバーしてスタイルが良く見える、ワイドなシルエットのものを選ぶのが正解。」
Text:Kaori Terasawa