2016.11.15
「やばい、お座敷だ!」の恐怖を回避する足とブーツのにおいケア
スキンケア
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そこで今回はAll About「フットケア」ガイド山道いずみさんに、ブーツの季節だからこそ気をつけたい、足とブーツのにおい対策について伺いました。
知らなかった!足の汗自体はにおわない!
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くさ~いイメージのある足ですが、実は足にかく汗自体は無臭です。汗は「アポクリン腺」と「エクリン腺」から分泌される2種類に分類され、汗=くさいというイメージの原因となっているのはアポクリン腺。脇の下などにあり、その汗にはタンパク質や脂質が含まれ、においやすいといわれます。一方、エクリン腺は体全体にあり、分泌される汗の成分は99%が水分です。
足の裏には、体の他の部分よりも数多くの汗腺(エクリン腺)が集中していますが、1日にどれくらいの汗をかくと思いますか? なんとコップ1杯、約200cc!
確かに足の裏は汗をかきやすいけれど無臭なのに、どうしてにおいが発生してしまうのでしょうか?
嫌なにおいの原因は、高温多湿・角質を好む雑菌
通年を通して存在する足裏の雑菌ですが、夏と冬ではその数が段違い。ブーツやタイツを履くと通気性が悪くなり、夕方まで密封され続けたブーツ内の温度や湿度は急上昇。朝はサラサラだった足が、なぜか夕方にはベタベタ......その原因は多量の汗がブーツ内にこもったことによる蒸れだったんですね。
そうしてブーツ内では雑菌が増え続け、脱いだ時にはくさ~い足になってしまいます。また、蒸れはにおいだけでなく水虫の原因にもなりますので、注意が必要です。
足専用の石鹸で毎日角質&においケア
角質の付き方にもよりますが、1週間に一度のマシーンやファイルでの角質ケアやゴマージュがおすすめです。最近では、足専用の石鹸も数多く出ているのでそちらを活用するのもよいでしょう。顔はフェイシャルソープ・頭はシャンプー・体はボディーソープ・手はハンドソープ・足は足用石鹸というように、足も大切なパーツの1つとしてケアしてあげてください。
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足専用の石鹸は、メーカーにもよりますが、洗うだけで頑固な角質を取り除いてくれる優れモノ。ボディーソープで洗っても足のにおいは残りがちですが、気になるにおいもしっかり除去してくれます。
足裏の乾燥は角質肥大につながりますので、お風呂上がりは保湿ケアも忘れずに。足裏は他の皮膚と違い、皮脂腺が無いため特に乾燥しやすいパーツです。ボディークリームをついでに塗るというよりも、保湿効果の高いフットクリームがよいでしょう。
におわせないためのブーツのお手入れ
汗をたっぷりと吸ったブーツは、一晩では乾きません。夜干したからと次の日に履かず、お気に入りのブーツを3足程度用意してローテーションがベストです。お気に入りのブーツだからこそ日にちをあけて愛用し、履いてない間にはきちんとお手入れをしてにおいや蒸れからも守るようにしましょう。
緊急対策グッズがあればいつでも安心
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いくらケアに気を付けていても、今日だけはうっかり......という日もあるはず。突然のお座敷飲み会で、すでに足がにおっている場合の緊急対策をご紹介します。
ストッキングやタイツを取り換えるだけでも多少効果はありますが、においが強い場合はすでに足そのものににおいが付いていることが考えられます。その際は、消臭グッズでの対応が安心ですね。
手軽な消臭足用スプレーはオフィスに1本置いておくと便利。また、ストッキングの上からでも拭ける消臭シートはポーチに忍ばせておきたいアイテムです。その際、すぐにブーツを履かず少し足を乾かすのがポイント。ブーツのオシャレを楽しみながら、楽しい年末年始の飲み会シーズンを乗り切ってくださいね。
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