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2019.02.05

40代におすすめのクレンジングはクリームタイプ? クレンジングの見直し~うるおい肌を作るコツ82回目

スキンケア

#40代 #クレンジング #クレンジングオイル #クレンジングクリーム #乾燥 #毛穴

20代、30代と迷いなく使い続けてきたクレンジングオイル、確かに洗浄力が高く、濃いアイメイクもスッと楽に落ちます。しかし、このまま40代、もっとその先の肌を見据えたとき、使い続けていいものでしょうか? 米肌・ビューティープロデューサーの宇都宮己良子さんに伺いました。


アラフォーになっても、クレンジングオイルは使い続けていい?

「ご自身のベースメイクの濃さと、後肌の感覚によります。
まず、ご使用のクレンジングでベースメイクが落ちているかどうかが重要です。クレンジングの目的は、『ベースメイクを落とすこと』なので、ご自身のベースメイクの濃さと、クレンジングの洗浄力が合っているかが重要です。高い洗浄力が必要なベースメイクであれば、クレンジングオイルのご使用がおすすめです。また、ご使用後に乾燥を感じるかどうかも、クレンジングを見直す重要な判断ポイントになります」(宇都宮さん)。

確かに、「クレンジングオイルは肌を乾燥させる?」という疑問もあり、「アラフォーになったらクレンジングを変えるべき?」という質問もよく聞かれます。

「『洗浄力が高い=皮脂を取り過ぎて乾燥する』という可能性はあります。女性は、平均的に35歳を境に皮脂の分泌量が激減し、乾燥肌へと傾いていきます。一口にクレンジングオイルと言っても、商品により洗い上がりは様々なので一概には言えませんが、乾燥肌へと傾いている肌に、今まで使用されていたクレンジングオイルで、以前にはなかった乾燥を感じるようになった、という方には、クレンジングのタイプを変える検討も必要だと思います」と宇都宮さん。

クレンジングオイルで乾燥を感じたら、クレンジングクリームに変え時!

「クレンジング料は落とすものなので、皮脂を必要以上に取ってしまっても、『後から保湿すれば良い』という考え方もあるのでは、と思う方もいるかもしれません。でもそれは間違いです。もちろん、『汚れをしっかり落とす』ことは基本ですが皮脂を取り過ぎても後からうるおいを補えば問題ないのではなく、なるべく肌負担になることは避ける』のが懸命です。肌負担によるトラブル対応を考える前に、『肌トラブルを起こさないように、事前の"予防"の考え方を持つ』ことは化粧品選びにおいても重要です」。

洗浄力は保ちながら、より乾燥を防ぐクレンジングをと考えるならば、クレンジングオイルの次に洗浄力が高い「クリームタイプ」のクレンジングに変えることがおすすめです。クリームタイプのクレンジング料は、高い洗浄力を持ちながら、肌をやさしく「ほぐしながら」汚れを取り去ることができるのが、大きなメリットです。毛穴の汚れが気になることから、クレンジングオイルを選ばれている方も多くいらっしゃると思いますが、クリームタイプのクレンジング料の洗浄力も、毛穴の汚れをしっかり取り除くことができます。では、クレンジングクリームの良さについて、もっと詳しく説明しましょう。

「ほぐしながら」汚れを取り去るクレンジングクリームなら肌負担も軽減

食事のあと、お皿を水にぬらしたりつけたりして、お皿についた食材をほぐして取れやすくした経験は、誰しもありますよね。肌潤クレンジングクリームの洗浄のしくみも、これと似ています。



下の図は、化粧水、乳液、クリームの保湿成分(水溶性のうるおい成分)とエモリエント成分(油溶性のうるおい成分)の配合バランスの図になります。クレンジングクリームも保湿のクリームと同じように、エモリエント成分の他に保湿成分が配合されています。この両方の成分が配合されているため、クリームタイプのクレンジングのテクスチャーはしなやかさを持っています。キメをほぐしながら、隅々まで入り込んだベースメイクを無理なく浮かせて取ることに優れています。

「乾燥肌や敏感肌には、クリームタイプのクレンジングがおすすめですか?」と聞かれることがあります。肌は、季節環境や睡眠不足、食事など、様々な要因が複合的に重なり、バリア機能が低下し、乾燥に傾いたり、いつもより敏感になることがあります。そのように感じたときは、肌を保湿成分で守りながら汚れを落とす機能を持っているクレンジングクリームを選択するのがおすすめです。

クレンジングクリームの正しい使い方を解説!

クレンジングクリームは、剤形上、洗い流してもどうしても皮膚表面に残りやすく、それをストレスに感じて敬遠してしまうことも。ですがそれ以上にメリットの多いクレンジング剤なので、負担をかけずにクレンジングがオフできる、ティッシュオフのやり方がおすすめです。


1、肌潤クレンジングクリームをさくらんぼ粒くらい手に取ります。顔の内側から外側に向かって、くるくるとマッサージしながら、クリームをメイクになじませます。


2、ティッシュ1枚を半分に折り、半顔に置きます。ティッシュが顔から落ちないように手で押さえながら、空いているもう片方の手のひらで、ティッシュの上から軽く押さえます。小鼻や生え際などの細かい部分は人指し指や中指を使い軽く押さえます。顔の下部をティッシュで押さえながら、もう片方の手でティッシュの上部を持ち、下に向かって剥がしましょう。このステップで、クレンジングクリームの90~95%が取れます。この後洗顔料を使って洗顔します。


クレンジングタイプ、それぞれのメリット・デメリット

クレンジングには、それぞれのタイプにメリットもデメリットもあるので、下の一覧表でおさらいです。ジェルやミルククレンジングは肌あたりが優しく、物理的負担はかかりにくいですが、洗浄力は、オイルやクリームタイプより低くなります。いくら肌あたりがやさしくても、ベースメイク料が落ちないのであれば、肌に汚れが残り、本末転倒に...。

「クレンジングの性能も日々進歩しているとはいえ、ミルクでオイルと同等の洗浄力がある、などということはまずないと思います」と宇都宮さん。

クレンジング1つで肌は変わる?

肌にトラブルが出てくると、肌がおかれた環境、自分の生活スタイル、与えるコスメ、を見直す方も多いでしょう。
では、クレンジングはどうでしょう。他の保湿アイテムはそのままに、クレンジング1つ見直すことで、肌は上向きに変わるものなのでしょうか?

「与えるコスメは肌状態に合っているのに、ベースメイクの濃さに対して、クレンジングの洗浄力が低く、汚れが落としきれない状態が続いていたのであれば、クレンジングを1つ変えるだけで、肌が格段にキレイになる可能性は大いにあります。クレンジング(及び洗顔)は、肌負担となる汚れを取り除き、肌が健全に機能する状態にし、次のスキンケアステップの受け入れ態勢づくりを整えるためにありますからね」。

なるほど、たかがクレンジングと侮るなかれ、ですね。

最後に、「クレンジングは非常に重要なアイテムです!」と宇都宮さんは声高に言います。
「汚れを落とすこと」は、美肌を目指す上で決して欠くことのできない項目です。誰でも知っていることだと思いますが、どうしても落し物アイテムは価格面などがネックになり、優先順位が低くなる傾向にあります。ご自身のベースメイクがきちんと落ちるクレンジング料なのか(落ちていなければ肌トラブルとなってあらわれます)、負担をかけずに落とせるものなのか、など、きちんと確認してクレンジングを選ぶことが必要です」。
洗浄力も高く、肌にもやさしいクレンジングクリームをぜひ一度お試しくださいね。

<おすすめのアイテム> 肌潤クレンジングクリーム
120g 1,800円(税抜)

うるおい成分が65%も配合されたやわらかなテクスチャーで、摩擦による肌の負担をおさえて心地よいクレンジングタイムを演出します。米ぬか由来のうるおいヴェールがはじけて汚れを浮かせて包み込み、キメの隅々まで入り込んだ汚れもすっきり無理なく落とせます。汚れを肌に残さず、くすみ知らずのうるおい美肌の土台に整えます。


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