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2019.06.28

肌の「くすみ」とは? 2大原因とお手入れ方法

スキンケア

#くすみ #スキンケア #紫外線 #生活習慣 #透明感

シミやシワ、毛穴の目立ちなど、はっきりと感じる肌トラブルと違って、なんとなく気になり始めた途端、なんだか急に、顔の印象が暗くて、老けたなぁと自覚してがっかり! 30代からでも実はジワジワ悩む人も多い肌のくすみ、2大原因を探って、それぞれのお手入れ方法を解説します。


肌のくすみの原因①:乾燥によるくすみ

肌は乾燥すると、ターンオーバーを速めて猛スピードで角質をつくります。急ピッチで作られた角質は、抱えているうるおい成分が非常に少なく、乾燥しているうえ、形は不揃い。そんな不揃いな角質が集まってできた皮膚表面は、ザラザラ、ゴワゴワ。透明感も失われ、くすみの原因になります。

<皮膚表面がなめらかだと透明感が生まれる理由は?>

なめらかな皮膚表面は、光が肌の奥に透過しやすくなります。一旦肌に透過された光のいくつかは戻ってきます。すると、光が肌の奥から発しているように見えて、肌に透明感が生まれるのです。懐中電灯で暗がりを照らすと、懐中電灯から光が出ているのに、暗く照らされた場所が明るく見えますよね?光が肌の奥に透過することで、照らされた肌の奥から光が放たれているように見えるのです。


乾燥によるくすみにおすすめのお手入れ法

「うるおい補給」といえば、まず頭に浮かぶのが「化粧水」ですよね?



◆化粧水でたっぷり保湿

コットンに化粧水をたっぷりしみこませてやさしくパッティング。基本中の基本だからこそ、大切。コットンの裏までしみとおる位の量を出し、やさしくパッティングしましょう。



◆保水力を高める美容液

乾燥した肌環境からは乾燥した角質しか生まれません。そして乾燥した肌環境では、せっかく化粧品で保湿してもうるおい成分を保つ力が低下した状態にあります。そのため、頑張ってお手入れしても、なかなか乾燥状態から抜け出すことが難しい状況に。化粧品で与えたうるおい成分を長時間角層内に保つ力「保水力」を高めるお手入れを取り入れることがおすすめです!


そこで、試していただきたいのが「ライスパワーNo.11」です。医薬部外品の効果で唯一、肌がもともと持っている水分を保つ力を改善する「水分保持能」を改善する成分と認可されています。化粧品で肌に与えた「ライスパワーNo.11」は、肌が自ら持つ「保水力」を向上させることによって、化粧品で与えた保湿成分を長時間保つことができるようになります。安定した状態で、角層がうるおった状態を保てるようになると、ターンオーバーのスピードも理想に近づいてきます。理想的なスピードのターンオーバーで作られた角質は、うるおい成分をたっぷり含み、形も整っています。そんな角質を「成熟している」といいますが、成熟した角質はなめらかに整い、光の透過率も上がり肌の奥から湧き出るような、いきいきとした透明感を生み出します。



◆スキンケアの最後にはクリームか乳液を塗って、しっかりフタをする
保湿効果の高い化粧水や美容液まででは、まだスキンケアは終わりではありません。最後にきちんとクリームか乳液でフタをすることで、化粧水や美容液で与えたうるおい成分を逃がさず、閉じ込めましょう。

◆ふきとり美容を取り入れて古い角質をオフ

通常ならば、古い角質は、洗顔料を使用した日々の洗顔でオフすることができます。しかし、成熟していない乾燥した角質は、自然にアカとなって剥がれ落ちる機能そのものが低下しているため、剥がれ落ちることができずに粉を吹いた状態になることもしばしば。そんなときは、ふきとり美容液を取り入れて、剥がれ落ちるのをサポートしてあげることも大事。不要な角質がオフされ、肌表面がなめらかになり、光の透過率が高まって透明感が生まれます。ただし、このとき注意したいのは、肌は乾燥に傾いているため、乾燥肌でも使えるタイプのふきとり美容液を取り入れること。


肌くすみの原因②:血行不良や老廃物の蓄積によるくすみ

生活習慣の乱れや睡眠不足が重なって招いてしまうのが、血行不良。そうなると、血色が悪くなり、顔色がどんより沈んでしまいがち。老廃物も溜まりやすくなりますので、気をつけて。
ここでは、、血行促進や老廃物を流す方法をご紹介します。

顔や肩のマッサージ

顔のマッサージは、血行促進や老廃物を流すタイプなど、タイプがあります。くすみが改善され、顔色が明るくなること間違いなしです。
ご紹介するのは、老廃物を流すマッサージ。重力の関係で下に溜まりやすくなっている老廃物は、足と同じように、顔にも溜まります。顔に溜まった老廃物も流しましょう!どこへ流すかというと、それは「リンパ管」。リンパ管はその名のとおり管(くだ)のようなもので、管自体は何もしてくれません。そこで顔の筋肉を優しくマッサージして動かすことで、リンパ管が押されて老廃物が流れます。



<頬に溜まった老廃物を流す>

1.手の親指の付け根部分(手根)を頬骨に沿ってあて、内側から外側に向かって、付け根部分をクルクルと、ほぐすような気持ちで回します。


2.手を開いて、こめかみへ方向にすっと抜きます。


<フェイスラインに溜まった老廃物を流す>

1.アゴ先に両手を置き、そのままやさしくフェイスラインを引き上げながら、こめかみへ向けてスッと抜きます。

2.1でこめかみまで挙げた手を、そのまま耳の前を通ってフェイスラインに沿って下ろし、首からデコルテへ向かって、リンパ管へ老廃物を流します。

手をあてる部位については、あまり神経質にならず、優しくなでるように。肌を摩擦しすぎないようにするために、フェイス用のマッサージクリームを少量使うか、お風呂上りの柔らかな肌状態で、基本のスキンケアを充分与えた後に行いましょう。



生活習慣を見直し、改善してみる

①炭酸ガス入り入浴剤で血行促進UP
入浴は血行促進に大変有効なのはご存じの通り。その場合、ただ単に湯に浸かるのではなく、炭酸ガス入りの入浴剤を使用すると、より血行促進効果が期待できるのでおすすめ。炭酸ガスは、非常に小さな分子のため、皮膚を通過して毛細血管まで侵入する性質があるのですが、毛細血管の内部では侵入してきた炭酸ガスを老廃物と勘違いをして排出しようとするため、血管が拡張し、酸素が血管に送り込まれ、血行が促進されるというわけ。普段は時間がなくて、なかなか湯船に浸かる習慣のない人も、ゆっくり時間が取れる週末などにぜひ、試してみてくださいね。

②就寝1時間前にPCやスマホは使用しない
パソコンやスマートフォンなどの電子機器の画面から出ているブルーライトは、睡眠中に分泌される睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を止めてしまい、体は休息どころか、活動モードに切り替わってしまいます。これでは、睡眠の質の低下につながり、睡眠中に分泌される「成長ホルモン」の量までをも低下させデメリットに。よく、22時から2時は「肌のゴールデンタイム」といわれているのは、皮膚細胞を構成するたんぱく質の合成を盛んにしたり、肌のダメージを修復してくれる働きをしたりする成長ホルモンが最も分泌され、美肌を育む時間だとされているから。よって、成長ホルモンの分泌量の低下は、肌の老化を進める原因になり、くすみの要因にもなってしまうのです。睡眠時間がどれだけとれたかだけではなく、睡眠の質を向上させる生活習慣にこだわることが、くすみのない明るい肌への近道になります。

同時に美白ケアも取り入れたい!

ここまで、肌のくすみの2大原因を知って、その原因に基づいたお手入れ方法について学びましたが、肌に透明感が生まれても、シミがあるとテンションも下がります。そのため、同時に美白ケアも積極的に取り入れましょう!

◆美白有効成分が配合された、医薬部外品のスキンケアアイテム
ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、アルブチン、コウジ酸など、美白有効成分を配合した美白スキンケアでお手入れしましょう。化粧水、エッセンス、クリーム、のトータルで美白ラインを使うのがベター。

◆紫外線対策
美白ケアだけしっかりやっていても、紫外線対策を怠っていては、せっかくの努力も水の泡です。 外出時には必ず、日やけ止めをしっかり塗って、肌を紫外線から守ることを習慣に。また、出かける前に塗るだけではなく、汗や皮脂分泌で落ちてしまうケースもあるので、数時間おきに塗り直すのを心がけて。

そもそも、メイクをした上からは日やけ止めは塗ることができない、と勘違いしている人も少なくないはず。メイクを崩さず日やけ止めを塗るコツは、汗や皮脂をティッシュペーパーなどでやさしくおさえた後に、日やけ止めを適量 手のひらに出し、手に広げて、メイクの上からそっとかぶせるようにやさしく塗ること。これを覚えておけば、朝のメイクの時に塗ったらおしまい、ではなく、お出かけ中でも日やけ止めを上手に塗りなおすことができますね。


Text : Yuka Hanyuda
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