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2020.01.21

目もとの気になる乾燥小ジワ、原因とケア方法

スキンケア

#お手入れ #スキンケア #メイク #乾燥 #小ジワ

乾燥は小ジワの原因になるのは、周知であるところ。小ジワ予防はもちろん、改善するには何が効果的?ほおっておくとどうなるの?メイクで目立たなくする方法は?
聞いて納得の、小ジワ対策をご紹介します。


「小ジワレベル」でもお手入れが大切

シワの種類を大きく2つに分けると、乾燥が原因でできる「小ジワ」と、加齢により、真皮※に存在するハリ・弾力を司るコラーゲンやエラスチンの産生量や質の低下が原因でできる、「深いシワ」があります。
今回は「小ジワ」のお話。たかが小ジワ、されど小ジワで、予防や改善のお手入をしているかどうかで、進行のスピードが大きく異なります。小ジワが気になり始めたら、スキンケアでのお手入れをスタートするレベルと考えて、早めのケアがおすすめです。
※真皮:皮膚組織のひとつ。皮膚組織は3つに分かれており、上から、表皮(ひょうひ)、真皮(しんぴ)、皮下組織で構成されている。真皮にはコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、またこれらを産生するお母さん細胞である線維芽細胞などがある。神経や血管も真皮に存在する。

小ジワは「筋肉の動き」と連動

小ジワ出現の場所、それは筋肉の動きと関係があります。

筋肉は上下に動きます。眉を上げたり下げたり、目を開けたり閉じたり、顔全体を縦に大きくのばしたり、またもとに戻したり・・・。筋肉が動くことによって、皮膚も動きます。

例えば、眼を開ける、閉じるも筋肉が働いていますが、この動きに伴って、周辺の皮膚は上下に伸び縮みします。縮んだとき、皮膚には瞬間的にシワが生じますが、これがくりかえされることと、皮膚の柔軟性がなくなることによって、シワは消えなくなります。これが目尻の小ジワです。


小ジワ対策には、まず「保湿」!

・保湿で肌の「柔軟性」を保つ
「動かすとシワになる」と聞くと、「じゃあ、もう絶対笑わない」「いつもなるべく無表情」なんてことは思わないでくださいね。自然に表情を作ってこそ、魅力的というものです。ですが小ジワをほおっておくと、その浅い薄い線は、どんどん深く、濃くなります。ですからまず、小ジワをなるべく進行させないように、楽しくお手入れしましょう。それにはなんといっても、まず「保湿」です。

目もとの皮膚は他の部位に比べて大変薄く、うるおいを保つのが難しい部位です。また、水分の蒸発を防いで角層内に長時間保持する成分「セラミド」は、20歳を境に減少しはじめるといわれています。つまり、年齢とともにどんどん肌は乾きやすくなるのです。

乾燥すると皮膚は硬くなり、柔軟性がなくなり、跡がつきやすくなります。小ジワ対策には、いつも肌をうるおいで満たすことでしなやかにし、柔軟性のある状態を保っておくのが大切です。シワになりにくい素材でよく知られるものにポリエステルがありますが、その理由は、ポリエステルには圧がかかっても、元に戻ろうとする「反発性」があるからです。「年齢を重ねるとシーツの跡がなかなか取れない」などどよく言われますが、そんなときも肌の反発性である弾力性は戻せなくても、肌は保湿することでしなやかになり、柔軟になります。うるおい成分でハリと弾力感を保っておくことは大切です。

・保湿でキメをふっくらさせて、小ジワを目立たなくし、ハリ感を出す
保湿の効果は柔軟性を取り戻すことだけではありません。朝起きたときに、「小ジワが目立つ~!!」と鏡を見て愕然としたときも、しっかり保湿すると、見る見る小ジワが目立たなくなります。小ジワの溝の部分に水分と保湿成分が入ると、皮膚表面がなめらかになるのがその理由。

ネイルを塗ったときに、少し失敗してしまっても、トップコートでコーティングすると、なめらかになるのと同じです。小ジワがグンと目立たなくなり、うるおいのハリ感が出ますよ。


・保湿することで透明感も手に入れる
上の写真は、表面が凹凸になっている曇りガラスに、水分を落とすと、凹凸部分が見えなくなり、透明に見えるというもの。水分が凹凸を埋めたことで表面がなめらかになります。するとガラスの表面の凹凸が障害物となりガラスの表面で反射していた光が、奥深くまで透過し、そのあとまた反射して戻ってきます。透過したことで奥から明るく見え、曇りガラスが透明に見えるのです。この状態では、曇りガラスの表面の凹凸は見えません。小ジワでも、この曇りガラスと同じことが起こります。肌を保湿すると、キメの溝の部分(曇りガラスの凹の部分)が水と保湿成分で埋まったことで、皮膚表面がなめらかに整い、明るく、透明感のある肌に導きかれます。

クリームは鉄則。アイククリームとの併用もおすすめ

化粧水で保湿したあとは、クリームでうるおいの蒸発を防ぐことを忘れずに。これ、鉄則です。

使用アイテムが増えますが、「目もとのみアイクリームを使う」というのもおすすめです。そもそも、「クリームとアイクリームの違いはなんなの?」と思われるかもしれません。商品毎に特長はそれぞれ異なりますが、特に目周りのトラブルの予防を考えて配合美容成分が選ばれていることはもちろん、つけた後の目もとのハリを出すためのうるおいの膜をより効果的に形成する処方を取り入れているなど、さまざまな工夫がされています。また動きの多い目周りにいつまでもピタッと密着するために、密着性の高いエモリエント成分が配合されている商品が多いのも特長です。もちろん、美容液タイプも同じように目もとの環境を考えて開発されているのでおすすめです!お伝えしたいポイントは、目もと専用商品は目もとに出やすいダメージを考えて開発されているので、プラスすることは大変おすすめ、ということなんです。

「シワ改善効果」を持つ、医薬部外品の商品のお手入れを取り入れる

「シワ改善」に効果を発揮する商品が発売されるようになり、たくさんの女性がすでに取り入れているかと思います。シワ改善商品は、多数のメーカーから発売されており、その商品特長はそれぞれ異なります。いろいろ比べてみて、ワクワクできるもの、テクスチャーが好きなもの、お手入れしやすいと感じるものなど、ご自身の優先ポイントも考えながら、選ばれるのが良いのではないでしょうか。

メイクで小ジワを目立たなくするには

スキンケアで、肌の土台を整えたら、メイクで小ジワを目立たなくする方法を取り入れて、1日明るく、気分良く過ごしたいですよね?ここではメイクで小ジワを目立たなくする方法をご紹介します。
 

(1)リキッド状のベースメイクがおすすめ


乾燥しにくく、よりキメにピッタリ密着させるために、リキッド状のファンデーションがおすすめです。
 

(2)ベースメイクは薄めに


目もと、ほうれい線、口もとなど、よく動く場所にできる小ジワやシワ。よく動く場所には「量を少なめにつける」は鉄則です。動くたびに小ジワに入りこむので、時間とともに目立つようになります。
 

(3)はじめに、指先でトントン、その後はスポンジで密着させる


小ジワ部分に、少量のベースメイク料を指先でなじませたあとは、スポンジでもう一度、やさしくやさしく、叩き込みます。ベースメイクがよりキメにピタッと密着するので、崩れにくくなります。
 

(4)自然な色味のハイライトで小ジワをカモフラージュ


あまりラメの入っていない、自然なベージュカラーに近い感じのものがおすすめ。何色かを混ぜ合わせて使うものもありますね。あまり白すぎると、明るくは見えるのですが、時間とともに小ジワが目立ってしまう可能性もあります。少量をブラシに含ませ、手の甲かティッシュで余分な粉を落としてから、少量をさっとつけましょう。
(商品によりおすすめの使用方法が異なることもありますので、使用方法は必ず確認してくださいね)
保湿力の高いものを選ぶのもポイントです。
 

(5)目もとのベースメイクのヨレが気になったら、メイク直し用のスティックを一塗り


厳密に言うとスキンケアに入りますが、ベースメイクの上から保湿できる、メイク直し用のスティックがたくさん発売されています。

「メイク直しをしない」という方に話を聞くと、その理由は大きく3つありました。
1.化粧品を多く持ち歩きたくないから
2.メイク直しに時間がかかるのが嫌だから
3.メイク直しを失敗するのが怖いから
(メイクを直したことで、より崩れてしまった、という経験をお持ちの方も多いよう)

ポーチインできるサイズで、失敗なくさっと一塗りするだけで、時間もかからず、失敗もなし、という優れものもたくさんあります!メイク直しができるスティックを探してみて、気に入った物を取り入れると、1日がきっともっと楽しくなりますよ!
ぜひ試してみてくださいね。

いかがでしたか?
スキンケアとメイクで、小ジワの気にならない肌状態をキープしましょう!
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