カテゴリ

2019.07.16

すっきり解決!夏のむくみ問題

Beauty Column

#むくみ #血流 #睡眠

夏のむくみ 夏のむくみ

「仕事の後、脚がむくんでパンパン!」
「飲みすぎた翌日、顔がむくんじゃった!」
なんて経験はありませんか?
実は、夏にはむくみやすいという傾向もみられるとか。
むくみの原因を知り、むくみ知らずのすっきりボディを目指しましょう!


■「むくみ」ってなに??

人の血管にはごく小さな穴が開いていて、血液中の酸素や栄養素を含んだ水分が細胞や細胞の内外にゆきわたります。

そして、細胞の代謝により発生した二酸化炭素や老廃物を含んだ水分を血管に戻すという水分の受け渡しが行われています。

むくみとは、血管からしみ出す水分量が増え、回収されないまま細胞と細胞の間にたっぷりと溜まってしまった状態なのです。


■むくみの原因は?

むくみの主な原因は、「血流の滞り」と「食事・水分」。

具体的には次の3つが挙げられます。

1.同じ姿勢をとりつづけること

同じ姿勢をとり続けると血流が滞ってしまい、むくみが起きやすくなります。

特に身体の中でもむくみやすいのが「脚」。

心臓から遠い位置にあり、血流の流れが悪くなりがちなためです。

また、心臓に血液を戻すためには重力に逆らって(下から上に)血液を流す必要があるため、停滞しがちになってしまいます。

仕事終わりに靴がきつくなった、ブーツのファスナーがあがらない、というのはこのためです。

2.筋力不足

静脈の血液は筋肉のポンプ作用により心臓へ戻ります。

女性は身体の構造的に筋肉量が少ないため、男性よりもむくみやすいといわれています。

3.水分や塩分、アルコールのとりすぎ

水分や塩分をとりすぎると、血管中の水分が増えて血管の外に水分がしみ出しやすくなってしまいます。

また、アルコールは血管から外へ水分を逃がしやすくする作用があるため、むくみの原因となってしまいます。

夏は、冷房の効いた部屋に長時間いたり、冷たい飲み物をとり過ぎたり……、ということで特にむくみやすい季節

また、睡眠不足もむくみの原因となるといわれていますので、規則正しい生活習慣を意識しましょう。


■目指せすっきりボディ!夏のむくみ対策

◎効率的な水分摂取を!

むくみたくないからと言って、水分摂取を控えるのは熱中症の恐れがあるためNG!

水分をとる際は、できるだけ常温のものを。

冷たい飲み物は体内を冷やしてしまうため、巡りが悪くなってしまいます。

そして、一度に大量に摂取するのではなく、少量をこまめに補給するように心がけましょう。

◎食事の内容を見直そう!

塩分のとりすぎ、お酒の飲みすぎはむくみの大敵!

日々の食生活を見直してみましょう。

ついつい調味料を足してしまいたくなる方は香辛料やお酢などで味付けをかえてみるなど、工夫をしてみましょう。

食事にネギやニンニク、ショウガなどの身体を温めたり血行促進効果のある食品をとりいれるのもいいですね。

また、タンパク質は血液中の水分を血管中に留める働きがあるので、豆腐や納豆、魚やお肉などを意識して摂取しましょう。

◎身体を冷やさないように注意!

冷房の効いた室内で長時間過ごすときは、ひざ掛けや靴下、羽織りもので身体を冷やさないように心がけましょう。

また、夜はシャワーで済ませず、ぬるめのお湯でゆっくりと湯船につかり身体を芯から温めましょう。

◎長時間同じ姿勢はNG!

お仕事などで、長時間同じ姿勢を強いられる方は多いかと思いますが、できるだけ避けたいもの。

同じ姿勢が続いているな、と感じたら足首をぐるぐるとまわしたり、アキレス腱と足の甲の曲げ伸ばしなどちょっと身体を動かすことをおすすめします。

血流UPだけでなく身体も温める効果もあります。

◎筋肉を鍛えよう!

特に下半身の筋肉が弱ってしまうと血流が悪くなり、むくみやすくなってしまいます。

普段から適度な運動こころがけましょう。

例えば歩くときは歩幅を大きく早歩きをしたり、階段を使うなど、普段からちょっとした運動を意識して。


ライター

 
小林未佳
関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。
お気に入りに追加する