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2021.11.02

敏感肌ってどんな状態?正しく知りたい“弱バリア”状態

Beauty Column

#バリア機能 #乾燥 #弱バリア肌 #敏感 #保湿

弱バリア 弱バリア

「乾燥で肌が粉をふいちゃう……」
「肌あれを繰り返しちゃう……」
なんて悩みはないですか?
私は敏感肌だから肌あれも乾燥も仕方ない、とあきらめてしまっていませんか?
そんなときは、肌がどんな状態になっているのかを知ることが大切。
今回は様々な敏感症状に悩む「弱バリア状態」について詳しく解説します!


■敏感肌って、どんな状態??

敏感肌に悩む方は非常に多く、ある調査では20代後半の85%以上が「敏感肌」を感じた経験あるというデータも。

いつも敏感な状態というわけではなくても、季節の変わり目や生理前、ストレスを感じた時など「いつも使っている化粧品なのに刺激を感じる……」なんてことはないですか?

またそれ以外にも

  • 乾燥するとヒリヒリしたり、かゆくなったり、粉をふいたりする
  • 寒暖差で肌あれを起こす
  • 花粉の時期に肌あれを起こす

などの症状が起こると「敏感肌」だと感じることが多いようです。

このような症状が出ると、一般的には保湿にチカラを入れたり、低刺激性化粧品に切り替えたり、という人が多いと思います。

ただ、その前にまず、このような症状を感じるとき肌はどのような状態になっているのかを知ることから始めることをオススメします!

実は「敏感肌」という言葉は、医学用語には存在しません

肌にはもともと「バリア機能」という、肌内部の水分を保持したり、外部刺激から守ったりする働きがあります。

ただ、紫外線や加齢、ストレスや生活習慣の乱れなどにより、このバリア機能は低下してしまうことがあります。

そうなると、肌内部の水分は蒸散しがちになり、外部刺激にも敏感に反応し弱くなってしまいます。

つまり敏感肌とは、肌を守るバリア機能が低下した状態=弱バリア状態になっている、といえます。

→バリア機能についてもっと詳しくみてみる


■肌をまもる3つのバリア層

私たちの肌を健やかに、そして美しく守ってくれる肌のバリア機能。

肌のバリア機能は、外部刺激から肌を守ると同時に、水分を肌内部に保ってくれる働きがあります。

そんな肌のバリア機能は

●皮脂バリア層

●角層バリア層

●TJ(タイトジャンクション)バリア層

の3つの層で構成されています。

バリア機能が正常な肌

_@皮脂バリア層

角層の一番外側にあるバリア層で、皮脂と汗がまざりあってできた「皮脂膜」のことです。

皮脂腺から分泌された皮脂が天然のクリームのような役割をし、肌内部の水分蒸散を防ぎ、外側から刺激を肌内部に伝えない働きがあります。

_A角層バリア層

角層細胞内に含まれる天然保湿因子(NMF)と、その隙間を埋める細胞間脂質からなるバリア層。
これらは同じものがずっと存在しているわけではなく、肌のターンオーバーによって常に新しいものが作り出されます。

_BTJ(タイトジャンクション)バリア層

TJは、角層バリア層の更に下の顆粒層内の細胞間にあるバリア層。

細胞と細胞の隙間をピタッと接着しており、これより下層に外部刺激=病原体やアレルゲン物質が侵入するのを防ぐ役割があります。

このように3つの層でできたバリア機能によりわたしたちの肌は守られています。

が、これらの層のいずれかでも崩れてしまうと弱バリア状態となってしまい、肌内部の水分は蒸散し、様々な外部刺激が肌内部へ侵入してしまいます。

バリア機能が低下した肌=弱バリア肌

肌が弱バリア状態になると、冒頭でもお伝えしましたが、

  • ・乾燥で肌が粉ふきする
  • ・体調によって肌状態がゆらぐ
  • ・季節の変わり目に肌があれる
  • ・肌あれを繰り返しがち

などという症状があらわれます。

上記のうち、ひとつでも当てはまるものがあれば、肌が弱バリア状態になっている可能性があります。

【関連記事】間違ったお手入れは“ビニール肌”の原因に!? ビニール肌の原因と対策


■弱バリア状態になってしまう原因

では、なぜ肌は弱バリア状態になってしまうのでしょうか?

大きくは「外的要因」と「内的要因」の2つが挙げられます。

外的要因としては、紫外線やエアコン、またPM2.5といった大気汚染物質や花粉など。

弱バリア肌の外的要因。エアコン、花粉、紫外線、PM2.5

内的要因としては、ストレスや偏った食生活、睡眠不足や疲労などによりターンオーバーが乱れることで、各バリア層が正常に形成されないことにあります。

弱バリア肌の内的要因。ストレス、偏った食生活、睡眠不足、疲労

他にも、間違ったスキンケアや極度の乾燥なども、弱バリア状態の原因となってしまいます。


■肌が弱バリア状態になってしまったら

では、実際に肌が弱バリア状態になってしまったらどうすればよいのでしょうか?

冒頭、私は「肌の状態を知ることが大切」とお伝えしました。

様々な敏感症状に悩む弱バリア状態の肌は、文字通りバリア機能が弱っている状態のため、バリア機能を立て直すことにフォーカスを当てたスキンケアをすればいいんです!

具体的には、バリア機能を構成する3つのバリア層すべてを修復してあげるようなイメージでしょうか。

そのお手入れのポイントとしては3つ!

\POINT 1/
まずは肌の水分蒸散と
肌への外部刺激をブロックする

弱バリア状態の肌は、肌内部の水分が逃げやすく、外部刺激の影響を受けやすい状態。

そのためまずやることとしては、肌の上に擬似膜をつくり、バリア機能の代わりに肌を守ってあげることが大切です。

擬似バリア膜で外部刺激をブロック、肌の水分蒸散を防ぐ

きちんと守ってあげないと、いくらスキンケアしても弱バリア状態を脱するのが難しくなります。

\POINT 2/
各バリア層に不足しているものを与えてあげる

ただ保湿をするだけでは、バリア機能を早期に立て直すのは難しいです。

バリア機能は3つのバリア層から構成されているため、各バリア層に不足している成分を的確に届けてあげることが大切です。

角層バリア層であれば天然保湿因子(NMF)の補填や細胞間脂質の補強が必要ですし、皮脂バリア層であれば皮脂と似た油性成分を与えてあげる、などです。

スキンケア選びの際に参考にしてみてください。

\POINT 3/
クレンジング・洗顔は正しい方法で

バリア機能が弱っているからといって、クレンジング・洗顔を適当に済ませてしまうのはNG

メイク料や古い角質などが肌上に残ったままだと、スキンケアの効果も半減してしまいます。

保湿成分がたっぷりと配合されたアイテムを選ぶだけでなく、正しい方法で落とすケアをしましょう。

→正しいクレンジング方法をみてみる

→正しい洗顔方法をみてみる

「敏感肌」という認識だけだと、きちんとした解決策=弱バリア状態を立て直すことに意識がいきづらいのでは?と思い、今回この記事をつくりました。

今のスキンケアで手ごたえを感じられない方は、ぜひ“バリア機能の補強に着目したスキンケア”を試してみてください!


■弱バリア状態におすすめのスキンケア

エクスバリア3品イメージ


弱バリア状態の肌には、うるおいを与えると同時に低下したバリア機能を補うという2つの役割を果たし、バリア機能を立て直すサポートができるアイテム選びが重要です。

おすすめのスキンケアが「エクスバリア」シリーズ。

化粧水・美容ゲル・クリームの3品で完了する手軽なお手入れですが、それぞれのアイテムが肌のバリアにしっかり働きかけ、うるおい力を強化。

アイテム別イメージ

弱ったバリア機能を底上げし、使い続けるたびにうるおい満ちた健やかな肌へと近づいてゆきます。

弱バリア状態の肌は、とっても敏感な状態。新しいスキンケアが肌に合うかを自身の肌で試してみることが重要です。
まずはトライアルセットでエクスバリアの効果を体感してみてください!


⇒エクスバリアシリーズについて詳しくみてみる
⇒エクスバリア トライアルセットについて詳しくみてみる

ライター

 
記事執筆者 小林美佳
小林未佳
関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。
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