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2023.01.30

気になる足のお悩み“水虫”を知ろう!

Beauty Column

足先 足先

ムズムズ足がかゆい……。
足の皮がむけ……。
なんてお悩みはありませんか?
実は、それ“水虫”かもしれません。
「私が水虫なんて!!」と思うかもしれませんが、ある調査によると日本人の20%、つまり5人に1人が水虫にかかっているのだとか。。。
今回は身近だけれども、ちょっと人には相談しにくい“水虫”について詳しく解説します。


■水虫の原因は“カビ”

口に手をあてる女性

水虫は「白癬菌(はくせんきん)」というカビが原因でおこる感染症の1種です。
白癬菌が皮膚の外側の角層に住み着くことで発症します。

白癬菌は、温度と湿度の条件が整うと繁殖しつづけるのが特徴です。
白癬菌が角層に住み着くのは湿度が100%だと1日、85%だと約1週間といわれています。

「そんな高い湿度になることなんてないのでは……」と思いがちですが、人の足の指の間の湿度は素足で生活していても80%くらいだそうで、靴を履いていると、100%近くにまでなるそうです。

特にハイヒールやムートンブーツが危険だといわれています。
ハイヒールなど先端の細い靴を履くと、指と指がギュッとくっついた状態になり、白癬菌にとって快適な環境に!
ムートンブーツのような温度・湿度ともに高くなる靴も白癬菌にとっては繁殖しやすい環境といえます。

■銭湯や温泉で水虫がうつることはある?

流れるお湯

答えはYES!
銭湯や温泉だけでなく、ジムやプールなど、はだしになる場所も感染源になり得ます。
また、居酒屋さんなどの共用スリッパをはくことでうつる可能性もあります。

ただ先述の通り、白癬菌にとって快適な環境であっても、角層に住み着くまでには1日はかかります。
そのため、24時間以内にきれいに洗い流せば大丈夫だと言われています。


ボディソープや石けんをたっぷり泡立たせて、よく洗うことが大切です。
足の指の間やつめの間までキレイに洗ってくださいね。
ただ、ゴシゴシ強くこするのはNG!
摩擦で皮膚に傷がついてしまうと、白癬菌が肌内部へ入り込みやすくなってしまいます。
そのため、「やさしく丁寧に」を心がけて洗ってください。
洗った後は水気をきちんとふき取ってください。
指1本ずつ丁寧に拭きあげて、水分を残さないことが大切です。

■水虫かな? と思ったら

医師

水虫の症状といえば「かゆみ」が代表的ですが、かゆみのない水虫もあります。
水疱(すいほう)ができたり白くふやけたりするほか、カサカサに乾燥して皮がむけることも。

なにか異常を感じたら、皮膚科を受診することが大切です。
「市販薬で対処すればいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、本当に水虫かどうかは皮膚科で検査してもらわないと分かりません。
実際、水虫だと思って受診した人もほかの疾患だった、ということも結構あるそうです。


ほかの疾患の場合、市販の水虫薬を塗ると悪化してしまうことも!
皮膚科を受診してきちんと検査してもらい、症状にあった治療を行うことが健やかな足への近道!
自己判断せず、まずは皮膚科を受診しましょう!

■ライター

小林未佳さん

小林未佳

関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。
その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。
2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。
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