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2018.09.18

髪の毛の構造を知って、ツヤ髪を目指そう!

Beauty Column

#シャンプー #髪

髪の毛の構造 髪の毛の構造

平安時代、美女の第一条件であった長く艶やかな黒髪。
現代は「長さ」はあまり関係ないとしても、「艶やかな髪」は女性ならば誰しもがあこがれますよね。
今回は髪の毛の構造を知って、美しいツヤ髪を目指しましょう!


■髪の毛の構造


 

髪の太さは約0.08_o(日本人女性の平均)といわれています。

こんなにも細い髪の毛ですが、実は3層構造でできています。

髪の毛の中心に存在するのがメデュラで、髪の毛の「芯」ともいえる部分です。
 

一般的に、太い髪ほどメデュラが多く、うぶ毛や赤ちゃんの毛などの細い毛には存在しません

髪の太さや硬さなどの性質を決めるのがコルテックスで、髪の毛の85~90%を占めています。

ケラチンと呼ばれる繊維状のたんぱく質が集まってできています。

また、この部分にはメラニン色素が存在し、その種類や量によって金髪や赤髪、また黒髪など髪の毛の色が決まります

髪の毛の表面を覆っているのがキューティクルで、透明の細胞です。

髪の根本から毛先に向かってウロコ状に重なっています。

1枚1枚は非常に薄く、数枚重なった形で層を形成し、髪内部を保護しています


■美しいツヤ髪を目指すために


 

「天使の輪」とも称される美しい髪のツヤ。

髪表面にあたった光がキューティクルの表面で反射することにより、輝いて見えるのです。

美しいツヤ髪は、キューティクルの表面が整っていて、髪の流れがそろっていることが条件。

また、ヘアカラーやパーマを繰り返していると、キューティクルだけでなく髪内部のコルテックスやメデュラもダメージを受け内部が空洞化し、ツヤに低下やパサつきの原因に。

髪のダメージを回避し、美しいツヤ髪のために大切な5つのポイントをチェック!

  • シャンプーやブラッシングのときは優しく丁寧に!

    キューティクルは物理的刺激に弱く、ふとしたことではがれ落ちてしまいます。

    キューティクルの損傷は、ツヤが失われてパサつきが目立ったり、枝毛や切れ毛の原因となったりします。

    一度、枝毛や切れ毛になった毛は元には戻らないといわれています。

    1本1本をいたわるように、優しく扱いましょう。

  • 髪が濡れたまま寝ない!

    髪は寝ている間が最も痛みやすい多といわれます。

    それは、髪に摩擦がかかり、キューティクルがはがれやすくなるため。

    特に、濡れたままの状態は傷みやすい状態なので要注意!

    寝る前は、きちんと髪を乾かしましょう。

    摩擦が気になる人はナイトキャップを使ってみるのもいいですね。

  • 紫外線から髪を守る!

    紫外線にはキューティクルが重なり合っている力を弱めて、浮かせてしまう働きが。

    キューティクルが浮く=非常に傷みやすい状態になるということ!

    UVスプレーや帽子などで、髪を紫外線から守ることが重要です。

  • 逆毛の立てすぎに注意!

    髪の毛を毛先から根元に向かってブラシで梳かし、髪のボリュームを与えるヘアアレンジテクニックのひとつ。

    ただ、この逆毛はキューティクルのはがれも原因となることも。

    無理な力をいれず、一定方向に動かす(上下にごしごしとこすらない)ようにして、少しでもダメージを軽減しましょう。

  • ヘアアイロンの使い過ぎに注意!

    ヘアアイロンの高温を長時間髪にあててしまうとキューティクルが溶けるという報告も。

    毎日の使用はできるだけ避け、また使うときは同じ場所を長時間あてすぎなようにしましょう。

-参考-
化粧品事典(丸善株式会社:日本化粧品技術者会 編)


ライター

 
小林未佳
関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。
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