2023.02.06
ニキビができたら、どうすればいい!? ニキビの対処法
Beauty Column
気をつけていても、知らない間にポツッとできてしまうニキビ。
ニキビができたとき、どうすればよいのでしょうか?
ニキビを潰せば早く治るというウワサもありますが、それは本当でしょうか?
今回はニキビができた時の対処法をご紹介します。
■ニキビを潰すのはNG!
「ニキビができたとき、ニキビをギュッと押し潰して中の膿を出すと治りが早くなる」
そんなウワサを聞いたことはありませんか?
ニキビを潰すのは絶対にやってはいけないこと!
指で押すのはもちろん、針などでつついて潰すのも絶対にいけません。
ニキビの中でも赤いニキビは炎症が起こっている状態です。
そこに刺激を与えてしまうと、炎症はさらに悪化してしまいます。
たとえて言うなら、怪我した部位をさらに傷つけるようなイメージです。
症状が悪化するだけでなく、跡にも残るので絶対にNGです。
■ニキビができたとき、どうすればいい?
ニキビを早く治したいのであれば、皮膚科を受診することがおすすめです。
最近では、保険内診療でも角質の代謝を改善して毛穴のつまりを取り除いたり、炎症を抑えるものなど効果の高い塗り薬を処方してもらうことができます。
大切なことは、お医者さんに「もうお薬は塗らなくてもいいですよ」と言われるまできちんと薬を塗り続けることです。
「薬はできるだけ塗らないほうがよい」と誤解して、症状が治まったら自己判断で辞めてしまう人もいますが、それはNG!
ニキビが繰り返しできる(再発する)原因となります。
ニキビの発端は「ニキビの根っこ」とよばれる微小な毛穴づまりです。
肌表面が多少ザラつく程度で、痛みはもちろん赤みもない状態です。
一見、ニキビが治ったように見えたからといって塗り薬をやめてしまうと、「ニキビの根っこ」は残ったままでしばらくすると再発してしまいます。
「ニキビが同じ場所に繰り返しできる」
というのは、ニキビがきちんと治りきる前にケアをやめてしまって“再発”している状態です。
同じ場所に繰り返しニキビができてしまうと、ニキビ跡も残りやすくなってしまいます。
ニキビは「ニキビの根っこ」を根絶するまで、根気よく徹底的にケアすることが大切です。
→繰り返しできるニキビの対処法について詳しく知りたい方は「大人ニキビが繰り返し同じ場所にできるのはなぜ!? 予防はできる?」をご覧ください。
■ニキビは予防が大切!
・汚れはやさしくきちんと落とす
肌についている汚れやメイクはきちんと落としましょう。
強くこすらなくても、きれいに落とせるものを選びましょう。
きれいに洗おうと刺激の強いスクラブ入り洗顔料を使うこともあるかと思いますが、あまりおすすめできません。
スクラブの刺激が炎症の原因となってしまうことも!
“やさしくきちんと落とす”ことを心がけてクレンジング・洗顔を行いましょう。
・ノンコメドジェニックテスト済み(ニキビのもとになりにくい処方)の化粧品を使う
コメドとはニキビの初期段階のことです。
化粧品の中には、毛穴を刺激してコメドをつくりやすくしてしまったり、ニキビの原因菌であるアクネ菌のエサになってしまうものもあります。
ノンコメドジェニックテスト済み(ニキビのもとになりにくい処方)と記載されている化粧品は、コメドができにくいことが確認されたものです。
ニキビができやすい方はノンコメドジェニックテスト済み(ニキビのもとになりにくい処方)の化粧品をおすすめします。
・バランスの良い食事を心がける
炭水化物、タンパク質、ミネラル、そしてビタミン。これらの栄養素をバランスよく、そして決まった時間に食べることが大切です。
なかでも、ビタミンB2やB6も脂質代謝を整えてくれる働きがあります。
食事を振り返った時に、「今日はビタミンB2やB6が足りていなかったな」と思ったらサプリメントで補うものおすすめです。
→ニキビケアにおすすめのアイテムを知りたい方は「大人のニキビケアにはこれ!おすすめのスキンケアアイテム7選」をご覧ください。
■ライター
関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。
その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。
2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。