2020.10.13
解決! 美容の素朴な疑問
Beauty Column
スキンケアをしているとき、ふと気になる美容に関する素朴な疑問。
誰かに聞くほどでもないけどちょっと気になる……、という美容に関する素朴な疑問にお答えします!
Q1.ニキビがあごや額、鼻にできやすいのはなぜ?
顔の中で皮脂がいちばん多く分泌されるのが「あご」。
次いで「鼻」、そして「額」です。
ニキビの主な原因は「過剰な皮脂分泌」「毛穴の出口が閉じてしまうこと」「ニキビの原因菌の増殖」の3つ。
そのため、皮脂分泌の多い「あご」・「鼻」・「額」はニキビができやすくなってしまいます。
皮脂分泌が多いゾーンは特に丁寧に洗顔しましょう。
Q2.お肌の「くすみ」ってなに?
「肌の赤みが減少して黄みが増し、また肌のツヤや透明感が減少したり、皮膚表面の凹凸などによる影によって明度が低下して暗く見える状態」
です。
一般的には肌のハリやツヤがなく、暗く見える状態のことをいいます。
くすみの原因としては、血行不良や紫外線によるメラニン色素ができること、また肌が乾燥してキメが乱れてしまうことなどがあります。
くすみを改善するには、紫外線対策をきちんとし、保湿・美白ケアを入念に行うことが重要です。
また、睡眠を十分にとり、毎日湯船で入浴をするなど生活習慣を見直すことも重要です。
→くすみについて詳しくみてみる
Q3.日焼けした後、赤くなるのはなぜ?
赤くなっているのは、実はやけどのような状態となってしまっているのです。
同じように日焼けした人でも、赤くなりやすい人と赤くならない人がいるのは紫外線に対する抵抗性が異なるから。
日焼けをすると肌が赤くなりやすい方は、紫外線B波を防ぐ効果を示すSPFが高い日焼け止めを選びましょう。
→紫外線について詳しくみてみる
Q4.乾燥小ジワはなぜできる?
角層の水分量が低下すると、肌表面の柔軟性が失われて表面に細かい溝が生じてしまいます。
これが乾燥小ジワです。
特に、皮膚が薄くて皮脂の分泌量が少ない目もとや口もとにできやすいといわれています。
乾燥小ジワが気になる方は、「乾燥小ジワを目立たなくする」と記載されたスキンケアアイテムでお手入れするのがおすすめです。
→小ジワについて詳しくみてみる
Q5.寒いと顔は赤くなる「赤ら顔」になるのはなぜ?
バリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすくなり炎症を起こしやすく、肌の赤味が目立つといわれています。
また、急激な温度変化は皮膚の毛細血管の血液循環が悪くなることも赤ら顔の原因といわれています。
日頃から、バリア機能を建て直すことを意識したスキンケアが重要です。
また、赤ら顔になりやすい方は、ベースメイクの下に赤の補色であるグリーンのコントロールカラーを仕込んでおくと、赤ら顔を目立たなくする効果があります。
→バリア機能について詳しくみてみる
■ライター
関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。
その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。
2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。