2021.12.15
美人の教科書 52話 肌印象「あこがれ!透明肌」
肌


美人の教科書は、絶対知っていると得をする美容情報をお伝えするコーナー。 ちょっと視点を変えたアイデアで、あなたのキレイを応援します!
透明感あふれる肌は、永遠の目標!
中世ヨーロッパでは肌は白ければ白いほど美しく、か弱く不健康な青白い顔が上品とされた時代があったようです。足や腕を透きと通るような肌に見せるために、血管を青い絵の具でなぞって描いたという説もあるほどです。
新垣結衣さんにお会いした時、なんて瞳がきれいなのだろうと驚いた記憶があります。後で撮影後の画像を見て、瞳はもちろんですが、白目の青白さにあらためて驚き。これぞまさに透明感!
さて、私たちがよく口にする「透明感」ですが、どのような状態だと「透明感がある」と感じるのでしょうか。
日本化粧品工業連合会では、「肌透明感」とは“皮膚がくもりなく透き通ったように見える状態”と定義されています。コーセーでは2019年に、不明瞭だった肌透明感に関わる因子は「彩度」「色相角度」「等方性」であることを特定しました。肌の透明感を高めるには、肌が明るく、色ムラがなく肌色が均一で、肌表面のきめが整いなめらかであることが重要です。
では、透明感のある肌を再現してみましょう。
まずは肌にたっぷりとうるおいを与えます。お風呂上がりの、うるおいを十分に抱えた肌が美しいのと同じ原理です。メイク前のローションマスクなどが手軽でおすすめ。
そして肌の表面をなめらかに整えましょう。毛穴の凹凸が気になる部分は、化粧下地を小さならせんを描くようにすり込みながらなじませます。
そしてできればファンデーションでなく、くすみをコントロールする効果のある化粧下地やBBクリーム、メイククリームなどを薄くのばしましょう。肌の黄みの補色である淡いパープルがおすすめ。ファンデーションを使う場合は、ピンク味の明るめの色でごく薄く仕上げて。

マスクで顔の大半が隠れる今だからこそ、薄いベースメイクで透明肌を体感してみましょう。そして素肌自体が透明感あふれる肌に近づけるよう、日頃からスキンケアを欠かさずに。
