2015.05.26
今まで間違っていたかも…。プロに聞いた“正しいメイク落とし”とは?
スキンケア


連日激しい気温差が続いたり、強風や花粉などの刺激が多くなったりすると、「いつもよりも肌がピリピリしている気がする......」など、肌の不調を感じてしまう方が多いようです。その原因は、実は"落とすケア"がきちんとできていないからかもしれません。落とすケアには、クレンジングと洗顔がありますが、皆さんは正しくできていますか?今回は、スキンケアのプロであるコーセープロビジョンの米肌 ビューティープロデューサー・宇都宮己良子さんに、正しいクレンジング選びや、クレンジング方法を伺います。
クレンジングの注意点=摩擦を起こさないこと
規定量より少ない量しかつけないとどのようなことが起きるのでしょうか?
それは、クレンジングのたびに、肌に摩擦が起きてしまいます。規定量を守ることは、摩擦を起こさせないための大前提ですね。
また、クレンジング時に摩擦をしている間は、汚れとなじみません。正しい量を肌に伸ばして指をくるくると動かしてなじませることで、汚れを巻き込むことができるのです。"やさしく、丁寧に汚れを落とす"ことを意識してください。
焦りは禁物! クレンジングこそ、順を追って丁寧に
小鼻の黒ずみの部分など、ご自身で気になるところは、少し力を入れるとより取れるのは事実です。"押している"という感覚があればそれは力の入れすぎですので、注意してくださいね。
また、アイメイクからなじませてしまうと、周りが見えないという状況もあり、ほかの部分のクレンジングが雑になってしまうことが多いようです。そこで、アイメイクは最後に落とすようにすると、まんべんなくクレンジング剤をなじませることができます。
クレンジング終了のサイン=乳化とは?
ミルクやクリームタイプのクレンジング剤は、手が軽くなる瞬間があるのが一般的で、オイルタイプは重くなることもあります。一概にどのように変わるかは決まっていませんが、汚れを巻き込んで"変わる"瞬間は、どのクレンジング剤にもあります。
また、"ぬれた手では使えない"タイプは、水とクレンジング剤が混ざるとテクスチャーが大きく変化することがあります。すると、クレンジングの終了目安が判断しづらくなるので、使用上の注意は守ってお使いくださいね。
自分にとって最高のクレンジング剤を選ぶコツ

しかし、ウォータータイプは、洗浄力こそ低いものの、落とすときにコットンでふき取るという作業をするため、肌をこする刺激が心配です。
そこで、普段はオイルタイプ、乾燥が気になる季節はクリームタイプ、軽めのメイクのときにはミルクやジェルタイプ、時短ケアをしたいときに時々ふきとりのローションタイプを使うなど、T.P.Oに合わせた選び方をするのがおすすめです。
さらに、まつ毛エクステンションをしている方は基本的にはオイルタイプのクレンジング剤が使用できないのですが、最近はまつ毛エクステンションのグルー(糊)を溶かさない成分で作られたオイルクレンジングも人気となっています。
まつエクもOK!
米肌 澄肌クレンジングオイル
落ちにくいメイクや酸化皮脂にもすぐになじみ、毛穴の汚れをスッキリさせてくれます。また、米胚芽油などの厳選された美容成分により、しっとりお肌に。ぬれた手でも使えるので便利です。
ひと手間でOK! 美肌に近づくメイク落としテクニック
おすすめのクレンジング方法は、手や顔を温めてからクレンジングすること。肌へのなじみがより良くなります。
また、メイクをしたままホットタオルを顔にのせて数分置いた後、毛穴が開いて肌がやわらかくなった状態でクレンジングをすると汚れが格段に落ちやすくなりますし、肌への負担を減らすことができますよ。
米肌 ビューティープロデューサー・宇都宮己良子
1995年、伊勢丹 新宿店のコーセー ショップマネージャーに就任するとともに、新宿地区の百貨店のフィールドチーフも兼任。 その後コーセー本社 美容教育グループ コスメデコルテ担当を経て、国際部へ異動。インターナショナルビューティーエキスパートとして、国内外で美容責任者の教育に携わる。 台湾、香港をはじめとするアジア8ヵ国とイタリアを担当し、様々な季節や環境に合わせた美容提案を行い、またサロンやイベントでも活躍してきた。 現在は米肌のビューティープロデューサーとして、使用方法の提案やコールセンターのスタッフ教育に尽力している。
