2018.11.13
要注意!お手入れしていないメイク道具が肌を傷つけているかも
スキンケア


汚れたままのメイク道具を使っていると、うまく肌にのらないばかりか、ニキビや肌荒れといったトラブルの原因にもなりかねません。ポーチやドレッサーの中のメイク道具をもう一度見直して、定期的なお手入れを心がけましょう!
あなたのスポンジ、コロッケになっていませんか?
毎日メイクしているのに意外と知らないのが、パフやブラシ、ビューラーといったメイク道具のお手入れ方法です。汚れたまま使っていると、メイクアップ化粧品がムラづきしたり、本来の色味通りにうまく発色しなかったりして、美しい仕上がりにはなりにくいもの。メイクにも余計に時間がかかってしまいます。
また、メイク道具には汗や皮脂、ホコリなどが付着しやすく、雑菌も繁殖しやすいので、汚れたまま使っているとニキビや肌荒れといったトラブルの原因にもなります。
つまり、きちんとお手入れをすれば、メイクを手早く美しく仕上げることができ、肌トラブルのリスクも減らせるということ。キレイな人は、道具も大切にしています。肌だけでなくメイク道具も、きちんとお手入れしましょう!
スポンジ、パフの正しいお手入れの仕方
「ぬるま湯+中性洗剤でやさしくもみ洗い」が基本です。洗った後は乾いたタオルで水気を拭き取り、日陰で乾燥させましょう。
身近にある洗剤では、食器洗い用洗剤や衣料用のおしゃれ着洗いの洗剤の多くが中性にあたります。また、スポンジ洗い専用のクリーナーを使うのもおすすめ。各ブランドからも発売されているほか、最近では100円均一ショップなどで購入できる手頃なパフ・スポンジ専用洗剤もありますのでチェックしてみてください。
【お手入れ頻度】
目が詰まるとムラづきの原因になるほか、表面に付着した化粧品の油分が酸化してニキビや肌荒れなどの肌トラブルの原因にもなりかねません。表面の汚れが目立ってきたら早めに洗うように心がけて。
おすすめは、両面使ったら必ず洗う習慣をつけること。1回ファンデーションを塗るのに使うのが片面の半分くらいだと考えると4回で両面が使用済みの状態になるので、3~4日に1回くらいの頻度で洗うと、いつでも清潔な状態をキープできます。忙しくて洗う時間がないという人は洗い替え用にスポンジを2~3個準備しておいて、週末にまとめて洗ってもいいですね。何度か洗って手触りが悪くなってきたら、新しいものと交換を。
スポンジチップの正しいお手入れの仕方
メイクブラシの正しいお手入れの仕方
ブラシに汚れが残ったままだと、すべりが悪くなり、やがて毛先が固まってしまうことも。表面についた軽い汚れはその都度、テーブルに敷いたティッシュペーパーの上で筆の表面をそっとすべらせるようにしてやさしく落としましょう。毛の内部に入り込んだパウダーや汚れは、筆をコームでとくと、かき出すことができます。
汚れが目立ってきたら、専用のブラシクリーナーを使って洗うのが確実で安心。高温のお湯で洗うと劣化の原因になるため、洗う時は必ずぬるま湯で。洗った後は水気を軽く絞るように毛先を整え、タオルなどに寝かせて陰干ししましょう。ブラシの中心部分まで完全に乾くにはかなりの時間がかかるため、3日間ほど乾かします。
【お手入れ頻度】
ティッシュペーパーでのふき取りは毎日の使用後の習慣にしましょう。化粧品の色が混ざり合うのも防げます。コームかけは1週間に1回くらいが目安。水洗いはあまり頻繁に行うとかえって劣化を早める恐れがあるので、汚れがひどくなってきた時に行いましょう。
ビューラーの正しいお手入れの仕方
意外と汚れがつきやすいのがビューラー。ビューラーのゴムが汚れていると、まつ毛をはさんだ時にくっついてキレイにカールができないばかりか、切れ毛、抜け毛の原因になります。ゴムに付着したアイシャドウやアイライナーなどの汚れは、ティッシュペーパーでふき取りましょう。
【お手入れ頻度】
使った後はその都度ふき取るようにすると、キレイな状態を保てます。ビューラーのゴムは、コシが弱くなってきたり、はさんだ跡がついてきたら取り替え時のサイン。ゴムの弾力が復活すれば、カール力もアップします。
最初はお手入れを面倒だと感じるかもしれませんが、いったん習慣にしてしまえば、常にキレイな状態をキープできて気持ち良いですよ。ぜひ実践してみて下さいね。
<執筆>城後紗織
(All About「化粧品・時短美容」ガイド)
(All About「化粧品・時短美容」ガイド)

美容ジャーナリスト。大学在学中より、女性誌編集スタッフとして執筆活動をスタート。独立してキャリアを重ねる一方、出産後の多忙な経験から時間をかけずにキレイになれる美容法を追求。著書『時短メイクbeauty』をはじめ、雑誌やWebを通じて独自の時短美容テクを発信中。
