梅雨時期は曇りや雨など、ぱっとしないお天気が続きますよね。
そんなときに手薄になりがちなのがUVケア。
天気が悪ければUVケアは不要……、だなんて考えていませんか?
6月は意外とたくさんの紫外線が降り注いでいるのです。
それもそのはず。
曇りだと快晴の日と比べて約60~80%、雨の日でも約30%の紫外線が地上に降り注いでいます。
天気が悪くても、紫外線対策は必須です!
また、梅雨時期は湿度が高くなることで、保湿ケアの意識が低下しがちになりますが、これも注意が必要です。
というのも、梅雨時期は気温も上がってくることでエアコンが使われ始める時期でもあり、知らず知らずのうちに肌の乾燥が進んでしまうことが多いのです。
肌表面がべたついているからといってきちんと保湿ケアをしないと、肌の内部のうるおいが不足したインナードライ状態になってしまいます。
インナードライ状態だと、そうでない状態よりも紫外線の影響を強く受けてしまうため、肌の保湿にもきちんと意識をおくようにしましょう。
梅雨時期に勘違いしがちな「紫外線の強さ」と「お肌の乾燥」。
気をつけてケアしてくださいね!
梅雨時期は何といっても曇りがちで、屋内も屋外も薄暗いイメージですよね。
薄暗い状態では、顔に光が当たる量が少なく、顔色がくすんで見えがちに。
「色」は光源からの光が物体にあたって反射し、その反射光を目で受けとめ、視細胞から脳へと伝達されることで認識されます。
顔に当たる光の量が少ないと反射する光の量も少なくなってしまうため、目に入る刺激が少なくなり色を認識しにくくなるため「くすんでいる」と認識されてしまいます。
たとえば、明るい部屋でメイクをした後に、暗い部屋で鏡を見たときに「肌がくすんでいる!」と感じたことはないでしょうか?
それが、顔に当たる光の量による色の見え方の違いです。
逆に、暗い部屋でメイクをして、明るい場所へ移動したときに「化粧が濃い!」と感じるのも同じ原理です。
暗い部屋という少ない光の量の条件に合わせたメイクをすると、明るく光の量が多い場所へ移動した時には過剰に塗り重ねてしまっている、ということになります。
では、光の量がもともと少ない梅雨時期のメイクはどうすればよいでしょうか?
意識するべきは「光コントロール」です。
例えば
●光沢感の高いパール系の化粧下地を使う
●ハイライトを入れて明るさを取り入れる(→ハイライトの入れ方は
こちら!)
●ツヤタイプのフェイスパウダーで仕上げる
など。
また、洋服も顔周りができるだけ明るく映える明るいカラーを選ぶのもポイントです。
ぜひ、気分も印象も暗くなってしまいがちな梅雨時期こそ「光コントロール」でメイクを楽しんでくださいね。
- 小林未佳
- 関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。
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